2013年2月23日土曜日

1年前 その4 架台組み立て1

パイプが入った翌日2.27に設置作業開始です。墨出しがいい加減だったのでラインがずれていて修正するのに苦労しました。
3月に東京でPV EXPが開催されるということでループから設置状況の写真を欲しいとのことで提供しました。(画像下)
その写真を元に作成されたパネルを管直人前総理に説明しました。
パネルには今春(2012.GWころ)開所見込みと出ています。再エネ法施行が7/1なのでそれを目指していました。完成見込みはGW頃目標が、実際には6月までずれ込んでしまいました。送電開始は7/1目指していましたが、8/24になってしまいました。架台も簡単に組み上がり、完成すると思っていたのですが。
この時は、第2発電所等は全く考えておりませんでした。地主の了解が得られなかったので、無理と思っていました。
ループはまだまだ小さな会社でしたが、あっという間に大きくなりました。




1年前 その3 パイプ搬入

穴あけが終わるとパイプの組付けになります。パイプは単管パイプ48.6ミリの製品になります。
コメリで、6m=200本、5m=100本、4m=100本、2m=200本を買いました。総額約100万円です。今にして思うと高くても違う材質のものを買えばよかったと反省しています。パイプの配送はコメリの店までで、現地へは納入してくれません。金を払うからといっても断られました。他の店でも同様でした。
仕方が無いので、運送屋を捜してユニック車を手配しました。(運賃21000円でした)
2012.2.26、当日は7時に店集合だったのですが、運転手が勘違いして8時に遅れてきました。
さらにこの日は雨でした。現地へ運送が終わり帰ろうかという時になって、ユニック車が泥にはまり出られなくなるというトラブル。
これからの工事の難航を予感させる出来事でした。この先、実際トラブルが出てきました。


1年前 その2 穴あけ

2012.2.5から穴あけを開始しました。2.4からやりたかったのですが、自宅のエコキュート故障の修理立ち合いのため工事が1日遅れて開始になってしまいました。2.3は雪が降り寒かったのを覚えています。デコポンも袋に入って収穫を待っています。この袋掛けも大変な作業です。一つ一つかぶせて収穫後取り外し、来年も使うのでたたんでおかないといけません。これは果皮障害を防止するためです。ソーラーシェアリングでこの作業を廃止出来たのはうれしいです。
穴あけは、アースドリル オーガーというものを使いました。畑には直径60ミリ深さは約1mで穴をあけました。石が有るとどうしようも有りません。掘り出して石を取り除いてから穴をあけました。デコポンの木が有ったので避けたりしなければならず大変でした。柱の数約80個、延べ3日かかりました。墨出しという作業をいいかげんにやったので後で大変な目にはいました。柱の位置が狂って来たのです。土地が四角でない変形地なのでどういう風に柱を持って行けばいいのか悩みました。イマージネーションが乏しいのでこのことでも苦しみました。
工事用に発電機を買ったものの、電気を引きましたので使うことが有りませんでした。
エンジン式のオーガーは便利です。しかし、騒音がうるさいのでイヤープロテクターを着けました。力も強いのでそれなりに構えないと持って行かれてしまいます。私の購入したのは安い機種なので、逆転出来ず食い込むと抜けなくなってしまいました。しかたがないので、架台を作りウインチで引っこ抜きました。
これらの機器類は1度しか使わないので無駄になってしまいます。なんでも揃えるというのはもったいないです。





2013年2月22日金曜日

ウェッジ3月号に掲載されました。

インターネット上では事実上のJR東海の機関誌と紹介されています。
P66−68に掲載されております。記事に誤りがあり気になりました。台風でずれたのはパネルではなく、防虫ネットです。(下記画像)
ろくでもない男なのに自分で書くのもなんですが、武末氏の筆のさえのせいでいい奴という風に錯覚をしてしまいそうです。何年か前に10年後の自分は何をしているかということで寄せ書きをする機会がありました。他の人は**へ旅行するとか趣味したいというような身近なことを書いていましたが、私は社長になると書きました。それを見た人はホラや冗談という受け止め方でした。男のロマンもへったくれも有りません。武末氏も指摘していましたが、私の会社の雰囲気が、定年まで勤めるという終身雇用というレールの上に乗っている人ばかりだとのことです。色々な生き方も有るので、人それぞれと思います。私はそういう風には考えていないというだけです。とはいえ、私も臆病な男なので、起業しても食っていけるようにソーラー設置しました。
現在ソラポンも糖度16%を超えるものも有ります。デコポンとは糖度13.5%、酸が1%未満のものを言います。それ以下は何なの?ということになりますが、答えは不知火ということになります。酸味を計るためにクエン酸計を買ったのですが、このクエン酸計だと、純粋なクエン酸のみでしか計測が出来ず、他の酸や糖などが入っているとそれもカウントしてしまって計測出来ないのです。せっかく購入したクエン酸計が全く使えません。損をしました。
日経記者の来た時は色付いていましたが、味は時期尚早でした。武末氏が来た2013.1.12でもまだまだでした。先週食べてみるとソラポンもかなりいい感じになってきました。濃厚な味わい、十分な甘み、ジューシーさ、香り、さわやかさです。出荷間近なのですが、どこに販売するのか決まっていません。普通の露地物だと、出荷価格で1kg=300円です。店頭だともっと高くなります。傷が有ったり規格外だと1kg=150円くらいと思います。人気のある2Lサイズ(直径80-88mm)で250gなので1kgだと4個ということになります。高級品だと、靴下のようなキャプをかぶってシールがついています。
お世話になった方々へ一部配ろうと思っています。待ちきれないという人にも一部配りましたが、評判は上々です。こんなこと書いてあるけど怪しいと思われる方、インチキだとか育つ訳がないといった方ほど食べていただきたいと思います。私のことをさんざんバカにした同級生のS子や会社の後輩などの態度の豹変ぶりには笑いが抑えられません。S子は午後の紅茶を差し入れてご機嫌を取ってきます。私は夜明けのコーヒーでないと駄目だと冷たく言いました。50過ぎのおばさんになると昔のかわいらしさはどこに行ってしまったのか?みんな上沼恵美子に思えてしまう。
3/17頃にSBS TVがソラポンの検証番組のため取材に来ます。結果は番組でということになります。お楽しみに。

ご参考
http://solapom.blogspot.jp/2013/02/blog-post_6480.html

2013年2月20日水曜日

今時分の日射量

結晶系の太陽電池の特性として、夏になると温度が上がると発電効率が落ちる。配線や変換効率のためさらに落ちて夏はパネルの70%位と説明されていた。
パネルの性能表示にも温度25度AM1.5の時という表示が有る。AMとはエアーマスといって空気の層の厚さのことで、赤道だとAM1.0になる。朝日や夕日の日射が低いのは空気の層が厚いためだ。パネル1m2に1KWの日射量というのは太陽高度43度くらいの時で、これは2月中旬/10月中旬の正午ころに相当する。だから、今頃の日射の強さが相当する。一日の日射量の平均が今の時期くらいにも相当する。今後は強くなっていくのでそれなりに期待出来る。
上記の計算でいえば、第2の場合ならパネル12.15KWなら12.15KWでてもいいのだが、角度20度、配線等のロスで11.2KWくらいまで発電する。これがパワコンに入り、変換されると10.6KWになる。パワコン10KWなのにどうしてということになるのだが、パワコンは出力制限を電流でしている。系統電圧以上に電圧を上げないと送電出来ない。出力が高くなると必然的に送電圧が上がってくる。電力は電圧と電流を掛けたものになるので10KWを超えてしまうのだ。第2の場合はこのまま電力メーターにいくが、第1は絶縁トランスを通っていくので、ここでロスが出ているのでパネル容量と比例しないということも考えられる。
ともかく、中国製のパネルであってもよく発電する。第0の国産パネルの方が見劣りするくらいだ。

2013年2月17日日曜日

影の影響

新しい発電所群だが、一番前のものは一日中影の影響がないといえる。敷地の関係上、間隔が1.5m/2.0mとなったので、後ろのアレイは影になる部分が出てくる。もうこうなると発電しなくて終わりだなんて悲観したくなるが、実際はどうなのか?
2月1日から15日までのデータで検証をする。最適な条件はほぼ1日、日が当たる。他のものは前のアレイの影や、電柱の影の影響が有るものである。これでみると、最適が日当り156KW/日に対して最悪が154KW/日でその差は1%に過ぎ無い。影になると全く発電をしなくなる訳ではないのだ。
2月16日において朝から11時30分までの発電量は最適121KW、最悪118KWでほぼ同じような数値になっている。この差は、ちりが積もればで考えると年間2.5万円、20年で50万円になってくる。ただし、この差は冬期の数字であって、夏場になると太陽は高くなるので、差は縮むと予想される。しかし、それだけのために、広大な土地を犠牲にする必要が有るのかどうか?影にならないようにパネルを設置した場合と多少犠牲にした場合だと土地の収益性が違ってくる。土地もリソースなのだ。
例えば、3000m2なら250KWは標準的な配置となる。間隔を狭めると285-300KWまで何とかいけるのではないか。285KWと仮定して、仮に2%の影の影響が出るとすると総収入は11%上がることになる。影の影響といっても、冬のようなあまり期待出来ない季節に影響は顕著で、春以降条件が良くなっていく時では影響が少なくなっていく。
これまで影の影響におびえていたが、実際に計測してみるとそれほどではなかった。これからも計測を続けていきたいと思う。
画像:上は、ほぼ影の影響がない最適状態。
下は、アレイやポール、電柱の影の影響を受ける。アレイの影響は朝夕などに顕著となるが、幸いなことにこの時は日射が弱いので影響は少ない。日中になると影の影響が無くなっていく。

2013年2月16日土曜日

ウェッジ3月号掲載予定

2月20日発売のウェッジ3月号に掲載されます。

人にやさしい技術 by 武末高裕 
農地に発電所 太陽で果樹と電力を栽培する 
ソーラーシェアリング坪井

http://wedge.ismedia.jp/category/wedge
https://secure.wedge.co.jp/order/teiki_form.php
ぜひ、お買い求めくださいませ。
この雑誌は、一見すると週刊ダイヤモンドのような感じ。恥ずかしながら読んだことは有りませんでした。(週刊ダイヤモンドは読んでいます)
ソーラー設置するアッパーミドル層の人は読んでいただきたいと思います。
買ってまで読みたく無いという人は、新幹線のグリーン車に備え付けてありますのでご覧下さい。
私も武末氏がどういう記事にするのか非常に興味が有ります。私自身が気がつかない視点で捉えてくれるものと期待しております。

ご参考
http://solapom.blogspot.jp/2013/01/blog-post_2188.html

設備認定が取れました。

電子申請にて1月25日申請、そのあと、パネルの説明書と管理体制表を紙で提出をしました。2月14日になって認定されました。以前のものと違って、経済産業大臣の印鑑がなく、なんか安っぽくなってしまった感じ。上が旧で下が新。(プライバシーの関係で画像処理してあります)
同じ頃申請したものが何件か有るので来週に掛けておりていくと思う。
2月22日がリミットという風に表示されているので、後1週間が勝負。これ以上遅れた場合、間に合わない可能性が高くなる。後で廃止届けを出せばいいので、出すだけでも出した方がいいと思う。申請のしやすさなら電子申請の方が簡単。この変更はありがたい。

ご参考
http://solapom.blogspot.jp/2013/01/blog-post_26.html


2013年2月15日金曜日

ソーラー業者のスキル

業者によりレベルの差がある。ユーザーの無知に付け込むことを平気でやっている大手の業者も有る。ユーザーも自衛しないといいかもにされてしまう。インターネットで検索するなど情報などは入手出来る。高齢者になるとインターネットをやっていないということで情報戦で不利になっている。できれば、見積もりなどする前に情報を入手して勉強しておいた方が良い。
例1:設備認定を受けた後、管理業者を替えると認定取り消しとか価格変更になるうわさがあるなど、といった感じで他の業者へ管理業務がいかないように利用者を取り込もうとする。この場合、認定取り消しや売電価格の変更などは関係ない。
例2:監視装置の販売。パネル48KWでパワコンが10KWX4=40KWの場合。20KW刻みなので60KWとして売りつけようと企む。この場合は40KWで良い。とはいえ、監視装置は価格がものすごく高い。エコめがねにしても50万以上掛かってしまう。はやわかりという製品が有る。これだと色々な弱点も有るが1万円ほど。そのうち安い商品が出てくると思われるので焦ることはないと思う。こまめに現場に足を運び、管理するのも有効だ。
例3:中国製のパネルはすぐに壊れると国産の高いパネルを勧めてくる。大規模な設備ほど中国製を採用している。採用したいが、融資の条件に国産でないと駄目という条件をつけられる場合も有ってなかなか中国製パネルの導入が進まない例もある。
また、高額な保証費用を取ってメンテナンス契約をする場合も有る。これも、故障した場合の不安をあおって勧誘するのだ。安川のパワコンだと10年保証で5万円/台の費用。そんなに壊れるものではないのでこの値段。設備の保険も業者によって色々で、東京海上だと設置費用の0.5%が目安。(内容によってもっと安いところもある)
例4:手数料がべらぼうに高い。設備認定申請費用28万円。それ以外にも諸経費といった感じでの請求も有る。よく内容を確かめて出来るのであれば自分でやるという対応も必要だ。私の所は無料でやっている。
名の知れた会社であっても部材の販売で儲けて、工事で儲けて、手数料で儲けるやり方に引っかかると設置費用の回収は遠のくばかりである。何でも業者任せではなく自身でも調べて自衛することが必要だ。客の無知につけ込むやり方がまかり通っているのが歯がゆい。
例5:工事費用がべらぼうに高い。相見積もりをすることで対応するしかない。部材販売は、インターネットで簡単に見つかるが、業者を見つけるのが難儀。ソーラー設置をやったことがない業者だと、相場の2倍3倍は当たり前。ある業者の見積もりは私の所の4倍というものも有った。
今回設置したことで、色々と引き合いも来るようになった。ウナギの養鰻池の跡地利用の話も有る。ここは、農地ではないので農地法の規制はない。埋め立てるとなると自治体の条例に引っかかる場合も有る。面積によっても引っかかるので、スキルの有る業者に頼まないと、確実に遅れます。どこへ申請を出せばいいのか?どんな書類がいるのか?補助金申請はどうしたらいいのか?などなど知識が必要なので、業者も儲かりそうだから事業の多角化として設置業者としてやってみようという感覚だと後々大変なことになります。

2013年2月14日木曜日

ソーラーは融資か自己資金か?

最近の株高にはびっくり。あれよあれよと上がっていく。持っていれば大もうけだ。これからもそうなのか?一過性のものかもしれない。ここで株を買っても下がって損をするかも知れない。今まで株が駄目だったので余り期待してはいけない。永遠に上がり続ける株はないのだ。そこへいくと、ソーラーは安定的に収入を保証してくれる。ありがたい。
さて、ソーラーは融資で設置した方がいいのか?自己資金がいいのか?融資の場合、融資手数料や手間がかかる。そのかわり自己資金無しで設置して売電が出来る。仮に50KW=1500万で設置したとすると年間220万位の収入になる。1500万を15年で借りるとそのいっぽうで返済が年110万になる。固定資産税をならすと年間10万くらい。修繕がないとすれば、100万の純益になる。元手無しで、毎年100万入ってくる。返済終了後はまるまる入って来ることになる。固定資産税や金利は必要経費となるのでその分税金は安くなる。
自己資金でやる場合、資産を売却して捻出という方法は不適当というのが私の考えだ。私は日本政策金融公庫から借りてやった。老後のために貯めたJ-REITという不動産投資信託という不動産を所有している。この分配金は7%にもなる。来年から税率20%になるが、そうなった場合、手元には5.6%の分配金(家賃収入)が入ってくる。政策金融公庫からは1.1%で借りているので逆ざやになる。つまり、4.5%の家賃収入が入り続けるということになる。これに、売電収入が加算されるので、資金効率はぐっと上がる。
例えば1500万のJ-REITを持っていれば、105万円の家賃収入が入ってくる。20%の税金を引かれたと仮定すると84万円の収入となる。一方で1500万円、金利1%、期間15年で借りたとする。年間約108万円の返済になる。24万円の持ち出しとなる。20年の総決算では、REIT売却して自己資金でやった場合の収支4400万円。REIT残して借金でやった場合の収支5960万円(REITは価値が変わらないものと仮定)。これがレバレッジ効果というものだ。何でもかんでも現金払いが万能ではないということだ。
J-REITも借金をして物件を購入することで資金効率を高めている。私も同じようなことをしていることになる。
ここにきて、インフレになるかもしれない状況になって来た。インフレに弱いのは預金だ。借金や株や物はインフレに強いといわれる。正しい選択だったのかどうか?というのは、電力は固定買い取り価格なので、インフレが有った場合収入の目減りということになる。判断出来ない難しい問題だ。20年後果たして私は笑うことが出来るのだろうか?ここでリスクを取るか逃げるか?男なら勝負といきたい。

2月の売電収支

2月8日検針の結果。第1は1月10日から2月7日までの29日間。振込は2/28予定。
第1(58.5KW)が売電4115KW=172830円。5960円/日当り。買電110KW=1902円。差引170928円。
第2(48.6KW)については、系統連係と検針日が近いので3月8日に初回検針するとのことです。
期待するほど多く無かったというのが実感。12 月の売電金額が175000円くらいだったので予想通りともいえる。 分析すると、2月までは天候が良かったのですが、2月にはいってからは天候が悪く、まともに晴れたのは2月3日だけ(日照時間9時間24分)でした。2/1-2/7の日照時間は23時間42分でした。1日あたりの日照時間は3時間半くらいです。例年だと1ヶ月日照時間は150時間、日当り5時間となっています。今頃でも快晴だと日照時間10時間を超えます。1週間という短い期間なので参考となります。来月に期待ということになります。これだけを見て年間の収入見込みがどうこうというのは判断出来ません。もっとも、天候によって左右はされます。これ以上に低いといったこともあります。一喜一憂するのではなく、どっしりと構えているのが大切です。心配で夜も寝られないでは堪りません。売電収入が少なくてもやれるような資金計画が必要になってきます。融資受ける場合は、ご利用は計画的にということになります。
これからは、日照時間よりも日射量が上がってきますので、これ以上に収入が上がってくると期待しています。第0発電所においても過去のデータでも冬期は少なく、春から秋にかけて多くなっています。
2月16日のデータになります。天気は快晴でした。10時にはパワコンの出力が10KW超えて出力抑制が掛かりました。ピーク時10.6KWまでいきました。系統電圧は216Vなので単相なら抑制が掛かります。毎日こういう天気なら満足ですが、そういう日ばかりではないです。
1日で見ると、第1が285KW、第2が275KWでした。金額は42円掛ければ出ますが、満足出来る数字です。昨年8月の快晴時は1日330KWくらい発電しました。第1の発電量が少ないのは、パネルが影になるのと角度の影響と思います。角度は緩いので夏に掛けて差が出てくると思います。10月-11月の売電金額は24万円でしたのでそれくらいいくような感じです。
同じ 2月16日における第0発電所は22KW発電しました。実質4.5KWなので01倍率は13になります。同じ比率での発電量ですが、02倍率は10.8であり、第2はこれよりも20%高い発電量をしているのが分かります。

ご参考
自宅の第0発電所:5.18KW 1/1-1/31発電量460KW(但し3KW分は昼から建物の影になるので実質は4.5KW相当)でした。こちらは余剰で単価48円/KWになります。

2013年2月13日水曜日

東京都青梅市農業委員会より照会

東京都青梅市農業委員会から、2012.9.28付け全国農業新聞に掲載されたことから浜松市農業委員会に照会が有り、私に連絡が有りました。茶畑でソーラーシェアリングやりたいのだけれど、どういう物なのか?といったことでした。それ以前に浜松市農業委員会に問い合わせが有り、無断でやっている物ではないというお墨付きを確認してからの連絡でした。このように、ソーラーシェアリングを農業委員会でも認める雰囲気が醸成されて来ているのを感じます。
全国農業新聞とは、農業委員会の上の上の組織が発行している新聞ですので、農業委員であれば読んでいる新聞になります。一般の人には縁の無いものです。
農業を守るためにソーラーシェアリングをやりたいということでした。ソーラー導入は、営農とセットなので売電収入を確保するのであれば、必須になります。ソーラーシェアリングやれば、1反で大体年間250万位の収入が得られます。無しだと、農業のみで10万円です。250万を確保する条件は、農業をやらないといけないので、耕作放棄地になりにくいといったことになります。農業や農地を守るといった面では有効な方法と思います。
農地の上にパネルを設置することで色々な利点が有ることが分かってきました。今年はとにかく寒いです。柑橘などの場合は、果皮障害が発生します。霜により茶色のシミが出来てしまいます。これが発生すると味は同じであっても商品価値は無くなります。美人でないと駄目なんです。パネルが防霜対策に役立っています。夏の場合、太陽光が強いと人間同様日焼けやシミの原因にもなります。遮光することにより軽減出来ます。真夏における高温障害、光阻害、水分の蒸散などが軽減されます。農作業者にとっても同様です。
というぐあいにやってみると色々なことが分かってきました。
私がこういうことをやるにおいて、作物が育つ訳がないとか色々な忠告をしてくれる方がいました。特に、永年農業をやっていた方からです。永年の経験からのアドバイスでしたが、彼らは農業者でありますが、残念なことに勘で判断されていました。私の子供の頃は、農業やるのに学問は要らないといわれましたが、農業はサイエンスです。幸いなことに私は農業は素人でしたので、予断を持っていませんでした。だからこそ、出来たと思います。
何でもそうですが、何か新しいことをしようとすると、やる前からネガティブな事をいう人がいます。意志の弱い人だとそこで挫折してしまいます。変な成功体験は物事に対する見方をゆがめますので、勇気を持って捨て去ることが大切だと思いました。
私がやっていることは、たまたまうまくいっている場合かもしれませんので、検証をされてからやって欲しいと思います。基本的には、不退転の決意で臨めば道は拓けるということになると思います。
質問書が送られてきましたので回答を送りますが、イノベーションの象徴のソラポンもサービスで送ります。味のうまさに驚いて東京から視察に来ますかどうか?

愛知県豊田市で農地転用許可申請

色々有りましたが2/5に申請出来ました。こちらとしても、わざと関係のないような書類を嫌みとして潜り込ませました。どうせ分からないだろうと思いながら色々と書類を付けました。本当は付けたく有りません。面倒くさいのと、これはどういうことなのかという補足資料を求められると歯止めが利かないからです。ですので、ボリュームとしては結構な量になりました。とはいえ、何回も足を運び相談をしながらの申請です。ところが、2/8になって是正を求められました。12日までに書類の差し替えが必要とのことでした。それなら、申請前に相談を受けている時に言えよと怒りが込み上げてきます。役所は平日なので、何回もいくということは普通のサラリーマンでは到底出来ません。今回は施主様が8回くらい行かれました。悪代官には泣かされました。
書類が受理されたので、許可が降りる見込みということになるのですが、部材の納期が遅いので、発電は夏になってしまいそうです。農地転用に伴う事業が完了して、雑種地に地目変更するまでまだまだ時間がかかりそうです。それまでにまだ何回か農業委員会に足を運ぶということが必要になります。書類は窓口での受付のみで、郵送、メール、電話、FAXは駄目との事ですので。
ソーラーを理由とした農地転用は愛知県としては初めての事例になるようです。静岡県と比べると求められる書類に違いが有り、文章等内容的には細かいのが愛知県のやり方です。担当者は女の人でしたが、こういった嫁さんをもらった場合大変なことになると感じました。
2月25日頃農業委員会の会議が開かれて(公開なので傍聴可能)、ここで認められると3月になってから許可が出る見込みです。静岡県浜松市は政令指定都市なので、許可を浜松市長が出します。愛知県豊田市で申請された案件の許可は愛知県知事が出します。ということで、許可までの期間が長くなります。許可が下りる場合の期間、浜松市1ヶ月、豊田市2ヶ月弱。

ご参考
http://solapom.blogspot.jp/2013/01/blog-post_28.html

ヤマダ電機との比較

ヤマダ電機も野立て用の商品を出しました。1000セット限定とのことです。
48KWのものだと単結晶パネル250W=192枚(中国製)、パワコン新電元3相10KW4台。架台、金具、集電盤、ケーブルがついてなんと840万弱。ところが、工事費用は約600万。その他色々な物を追加するので合計するとお得感がない。自分で工事する人にはメリットが有る。ただし、ヤマダ電機のサポートを受ける場合、施行もヤマダ電機でないといけない。ここのビジネスモデルは、施行で儲けるやり方になる。ちょうどループとは対照的な方法だ。本当にスムーズに施行出来るのか未知数の所が有る。
他に気がついた点として、販売することによりメーカーなどから販売奨励金をもらっている所に有る。携帯電話でも0円で販売しても儲かる仕組みと似ている。
架台は鉄製で、パネルは4点固定。6KWアレイで、足が8本。パネルは横置きで、縦4列、横6列という構成。
ちなみにループはパネルは6点固定。6KWアレイで、足が12本。パネルは横置きで、縦3列、横8列という構成。

事業者用ソーラー補助金の審査

静岡県の事業者向け太陽光発電の補助金の交付が決定している。計画通りちゃんと設置されたのか調査員が見に来ました。
パネルの枚数やレイアウトなど、申請書類と違いはないかしっかりチェックをしていきました。申請時と完成時はパネルのレイアウトが少し変わりましたので、指摘を受けました。敷地の関係で、少し変えたのですが見破られました。正しい区割り図を求められました。補助金は元を正すと税金なので調査はいい加減ではなくしっかりやります。違反が有った場合是正で済めばいいです。状況によって不支給になる場合も有ります。
この審査が通れば支給になります。なにもインチキをしている訳ではないので堂々としていればいいです。今回の是正は、メール送信でもいいとのことなので助かります。場合によっては郵送でないといけないとか窓口持参でないといけないとか色々有ります。県の補助金担当とも何回もやり取りしましたが、もうじき縁が切れてしまいます。何となく寂しいような気もします。
今後の流れは、補助金額の決定を待って、請求書を送り口座振り込みとなります。2月中になるかどうか?
市の別の補助金をもらった時(2回)も、調査に来ました。いいかげんな申告をすると後で困ります。融資を受けた金融機関も現地調査に来るとのことでした。こういったチェックは厳しいと感じます。

2013年来年度の事業者用太陽光発電補助金の予定について聞きましたが、決まっていないので分からないとの回答でした。お客様で補助金を狙っている人もいるので、対策を練っています。


2013年2月7日木曜日

ソーラーシェアリング 公式の場で言及

ソーラーシェアリングもとうとう公式の場所で言及された。
調達価格等算定委員会2013.1.21の会議で議論された。
委員(誰なのか特定出来ず)からの意見でソーラーシェアリングを優遇したらどうか?との意見に対して事務局は難しいとの立場だ。
農水省も現在検討している所。矢倉の基礎部分は転用が要ると言及している。しかし、転用が必要というのは無秩序に乱立するのを避ける狙いが有るのではないかと思う。条件次第では認めるとも取れる内容だ。今後の行方に要注目だ。
http://www.meti.go.jp/committee/chotatsu_kakaku/008_giji.html

ソーラー設置に掛かった消費税還付されました。

1/21にeTaxで申告しました。2/7に還付が有りました。昨年ソーラー設置したおりに納めた消費税と所得税。消費税は金額的には約70万円。金額が大きいので、すぐには還付されないのではと思っていました。今年もソーラー設置したので来年の確定申告で還付請求します。金額は100万越えになります。
私は消費税納税業者になりますので、電力料金にかかる消費税は納税義務が有ります。その一方でソーラー設置などで支払った消費税と相殺して還付請求が出来ます。
ただし、消費税の還付は雑所得とか事業所得になりますので、丸々懐に入る訳では有りません。
今後は、所得税もしっかり払っていくことになります。

1年前 その1スタートにあたって

1年前は畑であり、田んぼであった場所が今は発電所になっている。今にして思うとこんなに変わるのかびっくりだ。第1発電所の設置工事についてブログで書いて行きたいと思う。これらの画像はbefor である。畑中央に有った電柱を端に移設した。



2013年2月5日火曜日

ソーラー販売、設置あれこれ

私も販売、設置業者の関係者になるのだが、業者毎それぞれスキルが違う。ソーラーをやってみたいという業者も多い。しかし、やったことがないという業者も同じく多い。ソーラー業界活況で儲かりそうということで参入の機会を狙っている。こういう業者に見積もりを求めると、(やったことがないので)ものすごい金額の見積もりを送って来られてしまう。
一方販売業者の方は売れればいいという感じの所も多くて、細かいフォローがなかなか行き届かないということになる。こういった所を私のような代理店が間に入って面倒を見るということになる。販売業者と直接取引する場合と間に代理店を入れる場合での金額はどちらも同じである。でないと、代理店をやる意味がない。
無料の見積もりというインターネットの申込サイトも有る。私も利用してみたのだが、業者は見つかったがついに連絡が来ることがなかった。現状はなかなか見つからないのが実情だ。パネルなどを自分で中国から安く調達できても設置費用等が高額になり、その結果余り安くならないということもある。
工事の質も大切だ。今回の250KWの発電所だと、パネル900枚、固定金具は3600個。それ以外の金具を入れると5000個以上にもなる。こうなると、締め忘れや締め付け不良の物も出て来る。20年は稼働する物なので、工程管理はしっかりしたい。施主自身も時々現場に足を運びチェックはしたい。
最近、新聞の一面に広告を出している会社。KW=28万工事費込みと出ている。安いと思って飛びつくとなんやかんやと追加されKW=32万位になるらしい。手続きを任せてもどうなっているのか状況がよくわからないといった感じとも聞く。契約取ることは熱心だが、フォローが行き届かない。金額も大きいので、不安になってくる。3/31までに中電と契約しないと来年度は売電価格が下がる。設備認定しても1ヶ月以上かかるとのことなので、今からだと間に合うかどうかといったところだ。
2013年度、静岡県の事業者向けの補助金がどうなるのか?問い合わせたが分からないとの回答だった。今年と同じなら1/10か100万の少ない方が補助される。継続されるということを想定して動いている。担当部署によると、書類に不備あるものが90%なので、一発で通る事例は少ないとのことだ。記入例はあるのだが、何せ分かりにくいのだ。かくいう私も、補正を食らった。そういうことで鍛えられているので、次回は一発で決める自信がある。2012年の最後の募集は、即日枠が埋まり受付終了になった。だから、不備が有ると敗者復活戦はない。募集日に受理された物については、枠以上に応募が有った場合は抽選になる。倍率は2倍と聞いている。募集日に確実に提出するには、高い交通費を出して現地に行った方が確実だ。宅急便は駄目とのことだ。(親書の発送は宅急便、ゆうパック等も駄目との事)

2013年2月4日月曜日

2/3の発電量

この日(2/3)は快晴の1日でした。
午後4時までで、第1発電所(58KW)=223KW。新発電所(48.6KW)=228KWという発電量になりました。1日に換算すると売電額約55000円見込みかと思います。こんな日ばかりではないので、X365にはなりません。本日(2/4)のような雨の日や曇も有ります。ひたすら晴れることも祈る毎日になると思います。これからはどんどん日射条件が良くなってきますので、楽しみです。
発電が多くなると抑制の問題も発生します。今日の場合は、パネル12KW−10KWパワコンで9.5KWhまでいっていました。パワコンのロスも有るので太陽電池の発電は11KWhまでなら無駄無く送電出来ることになります。系統電圧は211Vまで上がっていました。3相だと222Vが上限なので今のところ余裕ということになります。
発電容量は、第1発電所の方が大きいのですが、影などの影響でほぼ同じということになりました。
フェンスも完成して見栄えも良くなりました。前にみかん畑がありますが、農村風景ともマッチングがよく違和感もないと思います。これからの農村はこういう風景が随所に見られると思います。





2013年2月2日土曜日

日経エレクトロニクスに掲載されました。

2/1発売の日経エレクトロニクス2013 2月4日号(42ページ)に掲載されました。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20130131/263594/
https://ec.nikkeibp.co.jp/pages/FG0801010Ini.do?itm=BK_NE11010
是非買ってお読みくださいませ。
ソーラーを導入した新しい農法 木漏れ日農法です。不知火と紹介されていますが、デコポンのことです。特に当農場はソーラー設置して栽培していますので、ソーラーシェアリング プレミアムデコポン愛称ソラポンとして出荷します。出荷を控えて嫁入り先を探しております。どなたか嫁にもらってください。
取材こぼれ話。2012.12.14に取材を受けました。取材に来た記者が財布をなくしてしまいました。取材を終え、駅に向かいました。そこで財布のないことに気がつき引き返してきました。来た時に、駅で降りた時には有ったとのですがどこで無くしたのか分からなくなり、暗い中、農園ををくまなく探しましたがみつかりませんでした。私は既に帰宅途中でどうすることもできず。記者にとっては忘れられない思い出となってしまいました。しかし、そこは記者ということで取材したメモリやデータは無くすことは有りませんでした。
私だと、もう落ち込んで茫然自失なのですが、そこはプロの記者だけ有ってちゃんとした記事になっております。
ソーラーシェアリングを見て触れて確かめていかれた方だけが書ける内容になっております。このイノベーションが普及することで農業を変えてみたいと思います。

 愛知県農政課にソーラーシェアリングの資料として販売されている資料を紹介しました。例えば今回の日経エレクトロニクスなどが該当します。見たのか確認した所、見ていないとのことでしたので、理由を聞くと有料だからとのことでした。有料であろうとも必要であれば見ないといけないと思うのですが、せこいのか職務に対して不熱心なのか?