2015年8月8日土曜日

ブレーカーが落ちる

最近の猛暑で、ブレーカーが落ちてしまったということをネト上でも散見します。
ソーラーの場合、分電盤を開けるとブレーカーが並んでいると思います。ブレーカーは2種類使っていると思います。普通のブレーカーと漏電ブレーカーです。形は似ていますが別物です。
電気が流れると抵抗で熱が発生します。発熱量によってブレーカーを遮断する仕組みになっています。気温が高かったりすると、電気は流れていなくても電気が流れているのと同じ状態になります。温度が高くなると容量を超えていなくてもブレーカーが作動してしまいます。単相の場合と3相では流れる電流が違います。3相の方が少ないので熱の影響を受けにくくなっています。パワコンも3相の方が電圧の範囲が広いので有利になっています。
落ちてしまうのであれば、冷却するとか色々な対策が必要になってきます。
もう一つの漏電ブレーカーというのは、入り口の電流と出口の電流を見ていて、差があると漏電しているということで作動します。設定値をある程度決めることができます。設定値を大きくすると作動しにくくなるので感電事故が起きる可能性が出てきます。電気柵事故の場合、漏電ブレーカーをつけていなかったので被害が大きくなってしまいました。
ブレーカーが落ちたかどうかは、監視装置でもつけていないとわかりません。同じようなソーラーを設置しているのであれば、検針票の比較でわかりますが、一つだとわからないと思います。現地に頻繁に行かないのであれば必須なのではないかと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿