2015年9月30日水曜日

瞬間最大風速81.1mの台風21号

非常に強い台風が沖縄方面を通過しました。瞬間最大風速81.1mを記録したそうです。時速にすると292km/hになります。現在の新幹線が285km/hなのでこれよりも速いということになります。今回は歴代4位になるそうで、1位は富士山頂で記録した91.0m/sだそうです。
電柱や街灯は60m/sで倒れるとされています。九州に来た15号では電柱が倒れました。ソーラーも倒壊しましたので、台風21号が来たらひとたまりもありません。
ソーラー逆風で、風当たりは強いです。これくらい強い台風ならば、ソーラーが壊れても仕方がないと納得してもらえるのでしょうか?
日本の場合、偏西風の関係で台風は右へカーブするのですが、カーブしなかったので沖縄経由台湾、中国に行きました。不謹慎ですが、こちらに来なくてホッとしました。

2015年9月29日火曜日

ソーラーの事業リスク

事業を行う上で、当初思ってもいなかったことがリスクとして出ています。今回の台風の水害でも出てきました。
法令などでは問題にならないのだけれど、ソーラーを設置したことで何か起こったなら、無過失責任が生じるということです。
今回の水害では、私有地の堤防を削ったことが、災害の原因になったのではと言われています。他の場所では決壊していますが、その6時間前に越水しています。堤防を削ったこととの因果関係は不明ですが、責任が認定されると賠償責任が発生してしまいます。
保険に加入していれば、保険会社は支払いますが、加害責任があれば保険会社から賠償を求められてしまいます。飲酒運転による加害事故と同じような感じです。
ソーラーはノーリスクでハイリターンと世間的には思われていると思いますが、結構地雷だらけだと実感します。

2015年9月28日月曜日

パネル会社による調達リスク

ソーラーも色々な問題が出ていて、事業をする上でのリスクが噴出しています。
大手パネルメーカーのインリーが不振です。倒産となると、パネルの調達や保証が受けられなくなります。
台湾の会社がこのほどパネル製造から撤退しました。この会社はCIGSという化合物のパネルを製造していました。ソーラーフロンティアのCISと同じようなもので、CISよりも発電効率が良いと言うことでした。この種類のパネルメーカーとして本田も関わっていましたが、すでに撤退をしています。
半年ほど前に、このパネルを使うことで市場参入した会社もあおりを受けて、早速ラインナップから外しています。
シリコンだと、メーカーは違っても同じような規格のパネルを調達するのは容易なのですが、特殊とかマイナーなパネルだと調達ができなくなってしまいます。
パネル会社にあまりにもこだわりとか思い入れが強いと、このようなことことになってしまいます。パネルの調達リスクに関しては、マルチストリングパワコンを採用するというのも対策になると思います。
なお、CISパネルの製造は事実上ソーラーフロンティア1社でしかなく、シェアは10%。シェアはジリ貧になっていくのではないかと思います。現在、黒字であっても市場縮小、コスト競争に巻き込まれると、利益が生み出せなくなり赤字になる可能性を含んでいるのではないかと感じます。

2015年9月27日日曜日

再エネ価格買取制度の改正

今更ですが、再エネの認定制度を改正することが進んでいます。売電価格が下がって、下火になってきている現状ではどうということはないのですが、過去の未着工案件に対しても多少の対策をするようです。
それによると、設備認定は電力との契約後へと後ろ倒しになり、整備とか点検保守の義務化することと未着工案件の認定取消。
値下がりを待って設置するということがいわれますが、20%下がってからやると、売電価格が10%上がるのと同じことになります。
40円案件を2000万かけたものが、1600万円でできたとすると44円と同等になります。最近だと、20万円程度でもできますので、パフォーマンス的には50円/KWhになってしまいます。これでは、早くやったほうが不利になってしまいます。
対策はどこまで有効かはわかりませんが、早めの是正が望まれます。
これ以外の問題として、景観とか光害に対する対策をどうしていくのかが提起されています。台風等による災害破損も、今後出てくると感じます。逆風は未だ収まらずです。
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/kihonseisaku/saisei_kanou/pdf/002_02_00.pdf

2015年9月26日土曜日

グランドカバープランツ ヒメツルソバ

グランドカバープランツとして、ヒメイワダレソウ、ティフブレア、ヒメツルソバの3種類を植えています。
ヒメイワダレソウとヒメツルソバを植えましたが、繁殖力はヒメイワダレソウの方が圧倒的に速いです。ヒメツルソバは、日陰にも強いようです。
ヒメイワダレソウは、日陰と雑草に弱いです。ティフブレアは、繁殖力は劣りますが、日陰や雑草に強いように思います。雑草に覆われていても、負けていないところがいいと思います。
目的はグランドカバーですが、植物の特性や見栄えで何がいいのか検討の余地があります。
ティフブレアが雑草に比較的強いので手間がかからないように感じています。一旦、ヒメイワダレソウでグランドカバーしてからティフブレアを植えてみて戦わせようと考えています。結果が出るのに時間がかかりますので、歯がゆく感じます。


2015年9月25日金曜日

枯葉対策

今頃から枯葉に悩まされます。パネルの上に落ちるもの、排水路に落ちるもの、やられっぱなしです。だからといって木を根こそぎ切り倒すというわけにもいきません。
枯葉を吹き飛ばして、枯葉を集めたいということで、ブロワーバキュームを検討しています。
エンジン式とバッテリー式のものを比較しました。ちょっと使うのであれば、バッテリーの方が使いたい時に手軽に使えます。エンジン式だとガソリンやオイルの混合などの手間、汚れ。エンジンが一発でかかるかどうか?
バッテリーなので、パワー不足、使用時間は30分からせいぜい60分程度とバッテリーに左右されるというのが欠点でしょうか?現地で充電しながら使用することで時間はある程度カバーできそうです。
中国製の場合、1回限りの使用だといいですが、継続使用となると疑問を感じます。
そういったことから、ブラックデッカーのバッテリー式ブロワーバキュームを導入します。
http://bdkshop.com/products/detail221.html
1つ前の型落ちなので、新型と比べるとバッテリ容量が15Aと3/4と少なめです。その分お値段も安め。バッテリ容量が20Aのものを予備に購入すると、新型と同じ値段になります。旧型プラス予備バッテリーということで、こちらでいきます。
年間を通じて、しょっちゅう使うものではないですが、ホーキとちりとりでは不便ですので、どれくらい使えるものなのか?大いに期待しております。

2015年9月24日木曜日

企業版ふるさと納税

来年度から実施される予定の企業版ふるさと納税の大枠が決まったようで,、細かいことはこれから詰めるようです。
http://www.nikkei.com/article/DGXKASFS21H1N_R20C15A9MM8000/
それによると、税金の2倍が還付されるとのことです。実行税率30%なら60%が戻って来ることになります。仮に、100万円の寄付をすると60万円戻ってきますので、純粋の寄付は40万円になります。
寄付というとよほど大儲けしたりしていないとなかなかできることではありません。もったいないような気がして踏み切れません。個人のふるさと納税が活発になっているのは、戻りがあるからです。
純粋には40万円の寄付で、額面100万円の寄付をしたことになります。地元とかお世話になった自治体への寄付したと大きな顔ができます。自治体の返礼品には税金がかかりますが、損をしないで済むかもしれません。税の使い方を指定できますので、役人に飲み食いされるとかロクでもない事業に使われるということを阻止できると思います。
ただし、黒字の会社でないと税金戻ってきません。当社を含めて中小企業などは70%が赤字なので全ての会社がというわけにはいきません。

2015年9月23日水曜日

スマートメーター化による影響

電力会社は既存のメーターをスマートメーターに更新する予定です。
何がスマートなのかというと、使用量がオンラインで把握できるということ。使用量がオンラインで見られる日も近いと思います。ソーラーの監視装置不要になるかもです。
メーターは遮断機能を持っています。サービスブレーカーが分電盤についていると思いますが、これが不要になります。
ソーラーの場合だと、売電に支障が出る可能性があります。安川パワコンだと、10KWでも10.5KWまで出ます。となると、契約以上に電気が流れているとして遮断されてしまうかもしれません。田淵だと9.9KWでせいぜい10KWしかでないのでどうでしょうか?
過積載システムで容量いっぱいとか少しオーバーするとなると作動する可能性があります。
検針は人がやっている関係で、検針日は月によってバラバラですが、今後は一律になると思います。一方、検針をするおばさんは仕事がなくなることも考えらます。他の仕事が創出されるのでしょうか?

2015年9月22日火曜日

電気の使用量が減少しているというが

電気の使用量が減っているということです。今年の8月の猛暑であっても過去最高ではありませんでした。エアコンを使わずに凌いだのでしょうか?
理由として、節電、工場等の稼働率、ソーラー設置などが挙げられています。
これ以外の理由として、PPSなどの新電力の増加があります。電力の使用量は、既存の電力会社分(東電、中電など)なので、新電力は対象外になっているためです。
新電力は、まだまだ勢力的には少ないですが、来年から電力の全面自由化で勢力がどの程度変わってくるのか要注目です。
新電力の場合、電力料金が5%程度安くなります。再エネをFITよりも高く買い上げることなどで集めています。この仕組みについては、将来的にどうなるのか不透明になっていますので、微妙になっています。
5%安という数字は少ないですが、大口ほど効いてきます。新電力の勢力拡大となれば、プレミアム買取も継続となるので頑張って欲しいと思います。

2015年9月21日月曜日

グランドカバープランツ センチピードグラス

グランドカバープランツはヒメイワダレソウだけではなく、センチピードグラスも植えています。センチピードとはムカデのことでムカデ芝になります。
5月に種まきをしましたが、ヒメイワダレソウと比べると、スピードはイマイチです。1月遅れで、挿し芽したヒメイワダレソウの方が成長しています。成長を信じて来年に期待します。


2015年9月20日日曜日

ソーラーにも車検制度

低圧ソーラーの場合、法定点検がありません。バイクでいうと50cc未満では、車検がないのと同じような制度になっています。
長期安定的に電気を供給してもらうということで、高い買取価格にしたのに管理をせずに電気の供給に支障が出るというのは問題だとしています。
今後、野放し(?)になっている低圧ソーラーにも法規制の網がかかって来て、なんらかの対応が必要になってくると思います。秩序ある方向に向かうのでしょうか?
車でいえば、保険は強制になります。保険掛け金的にはその方が安くなるかもしれません。年に1回の報告が、何回かに多くなるかもしれません。
何もしなくても発電するといわれ、不労所得の代名詞だったソーラーは、実は都市伝説だったということだと思います。

2015年9月19日土曜日

とにかく雨が多い

今年は、降水量が多いので日照時間も少なくなっています。ここ10年を見ると最高水準です。まだ3ヶ月あるのですが、降水量は昨年以上ですし、日照時間も10%減くらいにはなりそうです。
1日あたりの発電量を見ても、9月検針分は、7月同様2月並みで不振でした。検針期間がばらばらなので、1日あたりに換算して考えないと比較ができないと思います。
天気は、好天候が続いた後、悪天候が続くというパターンです。月末までしばらくは、好天候が続きそうです。
融資をフルローンでやった方などは返済がタイトになろうかと思います。今年を基準にして考えれば、いいのかもしれません。最近は、記録的とかいう言葉が多いので、来年はそれ以上に低調かもしれないという備えが必要になると思います。揺らぎが上振れになることを期待しているのですけどなかなか思い通りにはなりません。
事業計画は自分の希望的観測を入れて、立てることが多いのではないでしょうか?1年後、10年後の天気なんて実際にはわかりません。いい加減な場合が多いと思います。だから、あてにしてはいけないと思います。

2015年9月18日金曜日

台風被害による保険金

この前の台風18号の被害はものすごいと感じていたが、その前に来た強い台風15号の方が被害的には大きかったようです。
大手損害保険3グループの保険金の支払い額は、台風15号で700億、18号で300億になりそうとのことです。被害が明らかになれば上振れもありです。
14年に起きた首都圏の大雪では保険金支払額が、3000億ということなので、こういう表現は不適切ですが、今回の水害はそんなに大したことではなかったのかなという気がします。その原因は、特定の地域内でおさまったということだと思います。
保険金の支払いが多くなれば、次年度以降の保険料にも影響が出てきます。被害がなかったところとしては、モヤモヤとした感情が残ります。
少なくとも、被害にあったところへは速やかに支払ってあげてほしいと思います。私のところに関しても、未だに支払いありません。
なお、自然災害で被害を受けた場合、居住用の家に対しては国などから見舞い金などがでますが、ソーラーには出ないようです。

2015年9月17日木曜日

パネルに灰が

阿蘇山、桜島など噴火により色々と影響が出ていると思います。私のところにもソーラーパネルに灰が着いています。
隣地地主がゴミを焼いています。風向きによっては、こちらに飛んできます。
火山灰なら仕方がないで諦めがつきますが、人為的なものだと複雑な気持ちになります。文句を言うと角が立つので、黙っています。

2015年9月16日水曜日

ソーラーの設置工法

ソーラーは台風、地滑り、火山噴火などに加えネガティブキャンペーンで、いろいろと叩かれています。受難の時代になってきました。ネット情報も錯綜していてデマに振り回されています。
ソーラーの工法で、コンクリート基礎がいいのか杭打ち込みがいいのか?実際はどうでしょうか?コスト的には杭打ちの方が安くてシンプルでできます。
当社の場合、杭の打ち込みでやっています。よく足場で使われている48.6ミリではなく、60.5ミリの単管パイプを使用しています。強度的には48.6ミリの物よりも2倍の強度があります。
先の台風15号などでは、杭打ち込みのソーラーが倒壊した画像が出て、コンクリート基礎でないとまずいというようなことがいろいろと出ていました。
今回の台風18号による水害で見ると、コンクリート基礎は流されています。コンクリート基礎といっても、置き基礎なので地面にコンクリブロックが置いてあるのと変わらない場合もあると思います。風にも洪水にも耐えるようなコンクリートの塊を据えないとビクともしないというわけにはいかないと思います。
一方、隣接している杭打ち込みの方は残っているものもあります。
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/091300309/
残った方は泥を洗い流せば比較的簡単に復旧できるかもしれませんが、こういった災害が起きてしまうと法的にはともかく、道義的には継続するとなるとかなり面の皮が厚くないと厳しいと思います。TV取材では、復旧して売電は続けると言っていました。
堤防を削ってソーラー設置した会社のソーラーが残ったという皮肉な結果になっています。当初は、堤防を削ったのはこの会社ではと名指しされていましたが、否定しています。
http://www.solar-energy-i.co.jp/pdf/info150912.pdf

2015年9月15日火曜日

同級生M君の斜面ソーラー

同級生のM君が斜面にソーラーを設置しました。遠くから見ると大きな壁が出現したかのような印象を受けます。設置は2基目で、1基目同様、ソーラーフロンティアを採用しています。
この土地は、元は断崖絶壁のようなところで、所々崩落もあり、崖全体が崩落する危険がありました。崖が崩落しそうであっても、民有地だと行政は何もやってくれません。道路に流れ出た土砂を撤去してくれるくらいです。
先祖代々の土地といっても、それが負担になることもあります。税金の負担、草刈りなどの土地管理、負動産です。
崖を造成して斜面にして、そこにソーラー設置したもので、かなり費用がかかっているものと思われます。画像でも分かりますが、角度的にはかなり急で、東側を向いています。
この結果、崖を造成することで崩落を防止して安全性の確保。下の平面土地を有効利用。これまでやっていた草刈り作業をしなくてもいいようにした。道路に面したところには、コンクリートによる土留めを設置しているので、万一崩落してもはみ出すことはないと思います。
これだけのことをすると巨額の費用がかかります。この厄介な土地対策をするために、FITを利用してソーラーを設置することで、造成費用を売電でチャラにしようというのがポイント。少し前に流行った家を建てて、そこに大きなソーラーを設置して、ローンを浮かせようということと同じ方法なので、売電で大儲けしてやろうということとは趣が違います。なかなかうまいやり方だと思いました。

2015年9月14日月曜日

経済格差

人間は平等とはいいますが、個人の能力や経済力など実際には差があります。富裕層と非富裕層の差は広がることはあっても縮まることはないと思います。その理由は、レバレッジを利用した経済行為の結果になります。考えてみると、企業でも同じことをやっています。今はやりのROEです。日経になるほどと思うことが出ていました。
http://www.nikkei.com/money/features/41.aspx?g=DGXMZO8909188009072015000000&df=2
金利以上に儲けることができるのであれば、借金しても十分に成り立ちます。ソーラーがこれに該当します。キャッシュを銀行に預けているだけではダメで、積極的に運用することが大切だと感じました。
これまでは、繰上げ返済を積極的にやろうかと考えていましたが、方向転換です。苦労して融資を受けた資金を、簡単に返すだけが能ではないと認識を改めました。災害時に対応できることも大切だと思います。流動性が高くて、利回りもそこそこで、安定していること。こういった物に投資をしようと思います。そんなものってあるのでしょうか?

2015年9月13日日曜日

ソーラー地滑り

今回の台風で、宮城県内に設置したソーラーが地滑りの被害に遭っています。
http://livedoor.blogimg.jp/geek_sokuho/imgs/4/c/4c48caa4.jpg
http://www.47news.jp/movie/general_national/post_12799/
ソーラー設置したところだけが地滑りしているのがわかります。斜面ゆえ、アレイとアレイの間隔なしで一体型に設置していたようです。
当社発電設備も斜面に設置しています。なんだか不安になります。斜面角度が25度で、設置は15度となっています。斜面一体ではないのと排水路が設置してあります。
一応前面は道路ではないので、崩れても被害を与えることはないと思います。
斜面は設置が難しくて、費用もかかります。メンテも大変です。今後設置する場合は、できれば避けたほうがいいと思います。

2015年9月12日土曜日

水没したソーラーへの対応

今回の大雨洪水などにより、水没等の被害を受けたソーラーも多いと思います。ソーラーパネルの厄介なところは、日が当たると発電することにあります。
水没したことにより、パワコンが機能しなくても入力部までは電気が来ています。水は電気を通しますので、感電する危険があります。
http://www.jpea.gr.jp/pdf/t150911.pdf
また、水没等の被害を受けていない場合、周辺が停電しているのにパワコンが誤認識して発電を続けているという事例もあります。こうなると、停電復旧作業者が感電します。
これを防ぐ方法として、パワコンをマスター スレーブによって接続する並列運転にすることで防げる場合があります。電力会社からも並列運転をお願いされると思いますが、中には全台マスターにして接続しているものもあるのではないでしょうか?パワコンによっては、停電が認識できなくて発電しっぱなしになってしまいます。
並列運転にする煩わしさを飛ばすと、後々大きなしっぺ返しを受けるかもしれません。

2015年9月11日金曜日

水害の原因はソーラー?

今回の大雨で、鬼怒川が決壊して大きな被害が出ています。その原因の一つがソーラーではと言われています。
50年に一度という災害に対して何でもかんでも、責任を押し付けるのはどうかと思います。今回の甚大な被害に対しての八つ当たり的な対応とも感じます。ただ、全く問題がなかったかというと、そうでもないように感じます。何かあったときに、叩かれないようにしておかないといけないと思います。
http://www.huffingtonpost.jp/2015/09/10/kinugawa-solar_n_8115002.html?utm_hp_ref=japan
決壊地点よりも5Km上流地点の堤防を、2m削ってソーラーが設置されていたことで、それが被害が出た原因だともネット上で叩かれています。
ソーラー設置したところでは越水して、水没しています。
http://i.imgur.com/WJwaG5F.jpg
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20150910-00000037-jnn-soci

台風の爪痕

当社発電所は、台風18号が近くを通過ということで、どうなっているのか気になっていました。勢力はそれほど強くはないとはいえ、雨がすごい。ミエループで確認すると、発電をしているので、水没とか土砂崩れはなかったと思います。9月初旬だけで500ミリを超える雨が降りました。ここは、土を削ったり盛ったりはしていなくて、地形をそのまま利用して設置しています。いままで、ここでは土砂崩れはなかったと地元の方が言っていました。
斜面に設置したソーラーに土砂崩れがあったのかどうか?現地入りしてみました。
着くまでが不安でしたが、異常はなかったので安心しました。排水路が綺麗になっていました。地上のゴミも流されて綺麗になっています。
本日は晴れていい天気でした。台風が直撃しなかった関東地区が大雨、大洪水で甚大な被害が出ています。設置する場所は自然災害リスクを考えて、検討する必要性を感じます。高台にするとか、崖地は避ける、軟弱地盤のところは避けるなど。そうはいっても、50年に一度という災害ともなると、なんらかの被害は被ってしまうのかもしれません。
以前、民主党がスーパー堤防なんて不要だと切り捨てています。こういった災害が起こると、確率だけで考えるのは実態にそぐわなくなると思います。

2015年9月10日木曜日

現地現物による発電所の確認

災害時における人だけでなく、発電所はどうなのか?という心配ですが、監視装置をつけていると、状況が多少ともわかります。近隣にあればいいですが、遠隔地だと状況確認に時間がかかります。
発電出力が確認できれば、一応発電してるのは確認できます。出力が0で機器の確認ができないということだと、断線とか水没した可能性が把握できます。台風などがあるたびにやきもきしますが、こういった不安解消にもなります。
発電モニタは万能ではないので、現地現物で確認することが大切だと思います。雑草の状況、防草シート、パネルの破損、地盤などを確認してきたいと思います。現地に行かずにいて放置したままの発電所もちらほらですが、これでは管理しているということにはなりません。

2015年9月9日水曜日

台風上陸

台風2つが日本に向かって進行中。小さい方の台風が上陸見込みです。一過後もスカッとは晴れないようです。大きい方は上陸はしないようなのでちょっと安心です。
とはいえ、小さいといっても台風だし、これまでかなりの雨が降っているので土砂崩れ、洪水など心配の種は尽きません。
台風がほぼ直撃する和歌山では、土砂崩れが起こるかもしれない危険な斜面にソーラーを設置したとのことで、問題になっています。ソーラー設置するような土地は、適地にはすでに設置されていて、残っているのは難のあるようなところしか残っていなくなっています。
http://www.taiyoukouhatudendedai2nonenkin.jp/
台風や突風などで飛ばされたり、こういった場所に設置するような報道が出て来るたびにソーラーに対する風当たりは強くなります。
土地を購入するなど事業を進めてきたのに、設置ができなくて困っている事業者もそれなりにいると思います。
それに追い打ちをかけるように、今年は天候が良くありません。大変ですねという同情論は出てこないのではないでしょうか?

2015年9月8日火曜日

架台の補強

天候が悪くて嘆いていてもどうにもなりませんので、小規模増設を行いました。増設をすることで、天候不順の挽回を図りたいと思います。といっても、微々たるものです。
残っていた架台の補強作業(ブレス、筋交い)をしました。建築ではよく見るトラス工法になります。これで、増設に関わる作業は終了だと思います。
今週末に台風が来そうですので、間に合ったのではないかと思います。しかし、台風よく来ます。10月になっても来るので。後いくつかは覚悟しないといけないと思います。


2015年9月7日月曜日

ソーラー市場失速

いまさらどうこうということではないですが、ソーラー市場が失速しています。
2013年度が前年度比2.2倍になりました。2014年度は14%と伸びに急ブレーキがかかり、2015年度1Qが前年度比マイナス14%になりました。九州を地盤にしているサニックスの業績は前年同期比で40%マイナスとなっています。
http://www.jpea.gr.jp/pdf/statistics/japan_co_pv_forward_h271q.pdf
http://www.jpea.gr.jp/pdf/statistics/summary_h26.pdf
昨年度2014年のデータからすると、種類別その他というのは、ソーラーフロンティアなのですが、先細りになっています。生産増を見込んで設備増強したのが、仇となりそう。しばらく前までは、減価償却の重みで赤字が続いていて、黒字転換を果たしたのですが雲行きは危うい。CISという独自のパネルはほぼ独占だが、市場が縮小する中では拡大が難しいです。
低価格に走れば収益が減るので、量でカバーということに走って経営危機が表面化しているインリー。市場が伸びていれば成り立つが、市場が縮小となると利益が出なくなる。こういったことから、シャープやパナソニックなどは数量重視から収益重視へ移行し始めています。
戦略の誤りからパネルメーカーが立ち行かなくなる、自分のパネルメーカーは大丈夫なのか?25年保証といっても、メーカーが無くなってしまえば関係ありません。認定量からするとバックオーダーはあるが、設置がままならない状況では先行きは暗いです。


2015年9月6日日曜日

ヒメイワダレソウが豹変

病害虫に強いとでていますが、実際にはそうではありません。
2、3日前まで葉が青々としていたのに、豹変して見苦しくなってしまいました。びっくり。芋虫によって食い散らかされています。隣の里芋畑の葉はすでに食われてしまってありません。そこから転進してきているみたいです。ちょっと繁殖しすぎかなと思っていたので、調整ということだと助かりますが。再生するのでしょうか?



日陰になると成長が芳しくありません。雑草が覆ってたので、雑草を取り除くと葉がなくなって茎だけしかありません。見栄え的にかなり劣ります。普段からの手入れが大切です。


2015年9月5日土曜日

貧困 下流老人

貧困とか下流老人という言葉をよく見かけるようになりました。日本は物が溢れている豊かな国ではないのでしょうか?
貧困という定義は、一人当たりの可処分所得の平均以下しかないことをいうそうで、日本では、122万円がボーダーラインだそうです。富裕層という定義は、純金融資産が1億円以上あるとされています。この定義だと、資産があって富裕層であっても、収入が少ないと貧困になってしまうという不思議なことになっています。
貧困は高齢者の5人に一人、600万人が該当するとのことで、今後、年金が少なくなっていく世の中では、より多くなることが予想されます。だからといって、国が救済するとなると国民負担が多くなりますので、難しい問題になります。
生活保護は162万世帯、216万人が受給していて、単身高齢世帯が多くなっているそうです。3兆円を超えています。現在の再エネ国民負担の2倍になります。ソーラー等で国民負担増はけしからんと叩かれますが、それ以上の金額になります。
ソーラーをそこそこ持っていれば、貧困者にもならずに生活保護に頼ることもないと思います。そういうことでは、国に負担をかけない事業だと思います。
中には、けしからんというソーラー事業者がいるので、今後どうするのか委員会を立ち上げて、年末までには結論を出すらしいです。初会合は9月11日。
http://www.meti.go.jp/press/2015/09/20150904001/20150904001.pdf

2015年9月4日金曜日

グランドカバープランツ

発電所をグランドカバープランツで覆いたいということで、昨年から取り組んでいます。ヒメイワダレソウを秋から植えました。あまり増えなかったのでどうなるのかと思ったのですが、春からの繁殖力の旺盛さには目を見張ります。
画像上は、移植から6ヶ月経った今年4月のものです。昨年植えたものは枯れてしまったり低調で、ほとんど成長がないような状態です。ここから半年も経たずに堰堤をカバーしてしまいました。春先までに準備すれば、なんとか間に合うと思います。これで、堰堤の崩落や排水路内への土砂の侵入が防止できるという目標が達成できたかもしれません。
ヒメイワダレソウは、栽培が容易なので私のような素人でも扱えます。それでも時々、雑草を抜いてはいました。堰堤をカバーしたので、このまま放置して雑草対策は完了だといいのです。今後も時々は、雑草を抜く必要があるのでしょうか?
問題点として感じるのは、隣地への侵食を防ぐ必要があります。植えっぱなしはダメです。パネル下に伸びているものもありますが、日陰になるようなところは低調です。伸びすぎてしまったものは、切って他のところへ移植しています。
隣地へ迷惑がかからないように草取りしていますが、そうではないところまでは手が回りませんので、雑草に埋まっているところもあります。こちらも少しずつ対策をしていきます。
繁殖期はすぎましたので、売れ残ったものがお安く販売されていると思います。来年を目指していかがでしょうか?


2015年9月3日木曜日

売電法人 新しい事業形態

売電事業というのは昔からありましたが、FITによって再生エネルギーを使った売電事業という新しい事業が出現しています。子供の頃なりたかった仕事のランキングを時々目にします。子供の頃にはあったのに今は無く、その時はなかったのに今はあるというような時代の流れを感じます。私もこういった事業に関わるとは、夢にも思っていなかったクチです。
売電事業に関していえば、FITにより約6000社の法人が設立されました。多くがソーラー関係で、当社もその一つになります。売電価格が下がるにつれて、設立が鈍化してきています。
資本金は100万円未満が多くて、合同会社の比率が高いのが特徴です。個人事業よりも税制面では優遇されていますので、会社にすることでメリットを享受しようということだと思います。個人事業に毛が生えたというと何ですが、参入ハードルの低さを象徴しています。
消費税免税業者となるために、複数法人を立ち上げたという事例を時々見かけます。税務当局に徴税忌避とみなされると、スキームがご破算になるというリスクを孕んでいます。
http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20150827_01.html

2015年9月2日水曜日

設置価格の下落

売電価格が下がっていき、いろいろな規制などで設置のモチベーション下がっています。
そういったことを受けて、ループから15.6万円/KWという商品が出てきました。本日から開催される関西PV EXEP2015で詳細がはっきりすると思います。工事費込みでも20万円を切るレベルで、FIT初期の頃の半額近いような金額になっています。今から40円案件で設置できれば、新聞等で見かける設備の値下がりを待って設置するということになります。
ソーラー設置に際してはどれ位の自己資金を当ているのでしょうか?
期間15年、金利1%、1300万円だと、年間の返済額は100万円になります。最近の27円でも大儲けは無理としてもなんとかというレベルになります。
規模が小さいと量を確保できません。複数分散になると管理の問題が出てきます。薄利であっても量をという向きには物足りないと思います。低価格化は進行していますので、高価格の時にやった人からすると羨ましくもあります。

2015年9月1日火曜日

秋雨前線

8月は、前半好調で後半失速ということになりました。9月に入っても低調継続です。低落傾向に歯止めがかかってほしいと思います。
秋雨前線とは8月後半頃から9月頃にかけて、北日本から順に寒冷前線が停滞前線に変わり、停滞するようになる。と定義されていますが、停滞する期間は長くて数日間で、あまり長続きはしない。ともあります。長続きしているように思います。秋雨前線ではないのでしょうか?
昨年の夏の日射量は非常に少なくて、観測史上最低とか出ていましたが、今年のは25年に一度というレベルだそうです。そういうようなレベルが毎年出てくるものでしょうか?それこそが異常だと思うのですが、これが続くようだと異常ではなく普通になります。
ソーラーの場合、季節要因に左右されて春夏は良くて冬は低調というふうになっています。稼ぐ時に稼げないとなると、シミュレーションが狂ってきます。フルローンで組んでいる場合、厳しくなってしまいます。こういう時には、別の収入源のあるサラリーマンは有利になるのかもしれません。