2016年3月31日木曜日

出力抑制の実態

出力抑制によりソーラー停止となったのは、これまでは種子島でしかないです。抑制になったのは昨年5月と今年の2月です。今年の2月の検証レポートが発表されています。出力抑制は正しい判断だったということになっています。
いますぐではないですが、今後、再エネ発電所が増えるに従って、いたるところで抑制が入ってくるかと思います。抑制がどのような条件となった場合に、発令されるのか、メカニズムを知っておいてもいいのではないでしょうか?
https://www.occto.or.jp/oshirase/hoka/files/tenpu_saisei_yokusei_kenshou_kekka.pdf
抑制も最大だと年間の発電量の30%に及ぶというシミュレーションが出ています。こうなると、かなりきついです。

2016年3月30日水曜日

社長の椅子が待っている。

4月から、会社員生活が始まるという人、すでに、研修が始まったという人も多いのではないでしょうか?入社式で、社長から激励を受けると思います。ゆくゆくは社長になりたいという希望を持って入社する人も多いと思います。
日本には、法人とか個人事業主などが500から600万くらいあります。世界のトヨタのような社員8万人位の会社もあれば、当社のような中小零細の会社があります。
働いている人は6000万人くらいいます。ということは、10人にひとりは社長ということになります。格にこだわらなければ、案外ハードルが低いなあという妙な安心感です。俺ですら社長になったという、自己満足もあるのではないでしょうか?もちろん、元社長とならないように頑張らないといけません。
私が20年以上前に、起業家制度で応募した時の記念品、テレフォンカードです。そこから、社長になるまで、苦節18年かかってしまいました。

2016年3月29日火曜日

PPS通知の電子化

今までのお知らせは、紙ベースでもっと早く届いていたのですが、突然、WEB閲覧できるようなサービス開始のお知らせが、月末に届きました。
最近、日本ロジテックの破産ということもあり、通知が遅れたのは不安感を与えているのに気がついて欲しいと思います。サービス開始は来月からでもいいので、余裕を持ってお知らせが欲しかったです。
それに伴って、今月から売電したお知らせがWEB上で見れるようになりました。一見便利なようで不便なところもあり、不満あります。
WEB上では、ブラウザーで直接見れなくて、PDF出力をしてPDF閲覧ソフトで見るという不便な仕様になっています。この点を問い合わせると、個々のパソコンソフトの仕様については、関知しないという残念な回答でした。
創業して、もうじき5年ですが、もっとユーザーへの配慮、気遣いが出来る企業になって欲しいと思いました。今後の改善に期待を込めて、辛めの評価です。

2016年3月28日月曜日

パネル金具の点検

台風等でパネルが飛ぶという事故が起きています。設置者は、管理に責任を持たないといけなくなってきています。メーカーからは、半年に一度点検するように指示が出ています。低圧だと、1000個位の金具で締結されています。これを全数点検するというのは、なかなかです。とはいえ、このことを理由に点検しないというのは理由になりません。
スプリングワッシャーが入っているので、緩み止めになっています。はじめにしっかり閉まっていれば、簡単には緩んではきません。とはいえ、経年による緩みが発生することもあるので絶対ではありません。
確認方法はレンチで締め付けて、緩んでいないか確認するという作業になります。目視だと、見落としもあると思います。
今回、台風が来る前にパネル金具の上に乗って確かめました。体重をかけてみると、固定が不十分だったりすると、外れるので判断ができます。パネル角度が10度なら簡単ですが、30度となると厳しいです。
こういったことを何回か行えば、点検の見落としもカバーできるのではないかと思います。

2016年3月27日日曜日

監視システムが落ちる 対策案

監視システムが落ちると再起動を試みるのですが、それでもうまくいかないと落ちたままになってしまいます。これに対して、一旦電源を落として再起動してくれというのがメーカー指示です。
電源の入り切りでも、再発することがあるということで、ソフトウェアアップデートを実施しました。現状では、再発はしていません。
入り切りを手動で行う場合、遠隔地だとすぐに駆けつけることはできません。そういうこともあり、対策を検討してみました。
電源の入り切りをした場合、再起動はしますので、24Hタイマーを使って、深夜に入り切りするようにすれば、対策になると思います。DIYでできるよう準備はしておきます。
そもそもこういうことが起こるというのが問題です。とはいえ、今後、頻発した場合を想定しておかないといけないと思います。

2016年3月26日土曜日

薄晴れの発電量

昨日の晴天は、今年最高の発電量でした。
天気では、晴れマークになっていても、発電量はイマイチ感というときがままあります。春は結構もやっとした天気が多いように感じます。
薄晴れで200W/m2くらいの照度だと、影もあまりはっきりしません。120W/m2以上あれば晴れという定義なので、違和感を感じます。
これぐらいの照度だと、最高発電量の半分くらいしか発電していないのがわかります。500W以上あればピークカットが出現します。



2016年3月25日金曜日

土地公示価格上昇

都市部を中心に土地の価格が上がっているようです。ソーラー用地は、田舎の辺鄙な土地が多いです。こういった土地でも価格が上がってくるのでしょうか?
土地は評価が上がっても、売れないところもあります。収益性が低いと、保有コストの方が大きくなってしまいます。そういうことを嫌って、相続放棄する例が増えてきているようです。
現在は収益を上げていますが、将来の出口戦略を考えるとどうなるのでしょうか?今すぐというわけではないですが、今後どうなっていくのか気になります。

2016年3月24日木曜日

電力余り

最近は、日照条件がいいのでかなり発電をします。気候的にも暖かくなり、しばらくは電気を使わなくてもいいような感じです。冷暖房に電気を使わなくてもいいので、需給がゆるくなってきます。こういったことを反映してか、電力のスポット市場は、弱含みとなっています。
https://www.rim-intelligence.co.jp/news/select/category/summary/article/601165
以前は、15円くらいをつけていたのですが、半値近くまで下がっています。ソーラーの場合、40円の電気だと、30円くらいは賦課金などが支払われるので、原価としては10円になります。これを売り切れればいいですが、売れ残った場合、スポット市場で売ると2円の損になってしまいます。以前なら、5円の儲けとなったので、転売益が出てけしからんということだったのですが。
こういう逆鞘状態が続くとなれば、転売益の問題もなくなるので、プレミアム買取は5年の時限だったのが、継続されるのではないかと期待してしまいます。
どうなっていくのでしょうか?

2016年3月23日水曜日

ソーラー 自主点検などを強化へ

産業構造審議会(経産相の諮問機関)の電力安全小委員会で、ソーラーや風力などの再エネ発電所に対する安全規制が強化されることになりそうです。
http://www.meti.go.jp/committee/sankoushin/hoan/denryoku_anzen/pdf/012_01_00.pdf

自然災害で被害が出ていて、問題視されています。ソーラーはメンテナンスフリーだなんて、都市伝説もいいところです。
かねてから言われていた、大小合わせて120万カ所に設置されたソーラーにも車検制度導入です。太陽光設備は不適切な設計や施工による故障を減らすため、事業者による自主点検などを強化するよう求め、事故の報告対象も拡大される見込みです。
実際にはどういう風なアクションになるかはわかりませんが、遠隔モニター等での監視が推奨されています。
今国会に提出している再エネ特措法(FIT法)改正法案では、電気事業法等の他 法令違反が判明し、事業を適切に実施していない場合に改善命令や認定取消しを可 能とする制度としています。
事業者にとって、認定取り消しが一番怖いので、これが抑止力になっていくと思います。

2016年3月22日火曜日

同一労働同一賃金

仕事が同じなら、同じ賃金を払う。という「同一労働同一賃金」ということを最近よく目にするようになりました。
一見あたりまえのことですが、実際にはそうではないということがままあるのが実情です。
ソーラーの世界では、固定価格での買取となっているので、同一労働同一賃金が実現できています。高くてゴージャスな設備、安くて貧弱な設備であっても同じ価格での買取となっています。それが問題となって、災害時などに壊れるという問題も発生しています。
労働の世界で、同一労働同一賃金ということが実現できた場合、何かしらの問題が新たに発生するのではないかと思います。

2016年3月21日月曜日

再エネ賦課金が上がる

再エネ発電所増加に伴い、負担金である再エネ賦課金が上がります。5月検針分からとのことです。消費税の時も5月検針分からでした。
1KWにつき、2円25銭。昨年が1円58銭だったので、40%の上昇になります。ひと月にすると平均的な家庭で675円(昨年474円)。
このお金で飯を食っていけるのでありがたいのですが、電気料金が上がると、何かと批判の対象になります。
ただ、無限に上がるかというとそうではなく、将来的には2倍くらいで頭打ちとなります。ピークは2030年頃で、その後は下がっていく予想です。FITの期限が来たものは無くなるからです。そうなると、今度は飯が食っていけなくなるかもしれません。
賦課金が上がるのは嫌ですが、それなら、もらう側になろうという発想の転換こそが、勝者と敗者の境になると思います。すぐにできない理由をあげて、ギブアップするのでは、いつまでも勝てません。

2016年3月20日日曜日

みどりクラウド ソフトウェアアップデート

みどりクラウドが不調になった場合、再起動するような仕様になっていますが、再起動に失敗することが起きました。電源の入り切りでの対応をしましたが、再発したということで、対策としてソフトウェアアップデートを行いました。
通信でつながっているような機器の場合、遠隔操作ができるようにしておけば、トラブルにも簡単に対応ができます。ソフトウェアアップデートも遠隔操作で行えるようになります。メーカーが、いちいち現場に来て対応をするのも大変です。それに伴い、オーナーの立ち合いも必要になってきます。
今後は、パワコンも遠隔操作ができるようになります。出力制御の指令を受けて、出力抑制がかかることになっていく流れになっています。メーターもスマートメーターに切り替わるなど遠隔操作が主流になってきます。そうなれば、パワコンも自動アップデートになっていくと思います。

2016年3月18日金曜日

消費増税に暗雲?!

来年4月に増税することになっていますが、疑問を呈する意見が出てきています。景気も悪いので、増税したことでますます景気が悪くなると、税収自体がより落ち込むことも予想されます。
ソーラーの課税業者にとっては、関係ありませんが、簡易課税とか免税業者だと、影響が出てきます。益税になる場合もあるので、延期はいいことではありません。参議院選挙等によっては、再延期も考えないといけないのではないかと考えています。

2016年3月17日木曜日

悪い奴ほど良く眠る

甘利前大臣が、睡眠障害で休養しています。金銭授受の問題で、叩かれて参っているのだと思います。バッシングされれば、普通の人であれば、精神的に参ってしまうと思います。本当の悪人であれば、気にせず、ぐっすり眠れるのでしょうか?
堤防を掘削して昨年9月に水害にあったソーラーですが、復旧工事が進んでいるそうです。地元は猛反発ですが、そういったこともなんのそのです。法律的には許されることですが、道義的にはどうかなというのが大方の見方だと思います。ソーラーの持ち主は、睡眠障害になることなく、ぐっすり眠れているのでしょうか?
こういったことからすると、甘利氏は善人のように感じられてきます。

2016年3月16日水曜日

電柱の影

毎日同じような時間に影がかかります。1日ではなく、午前中が中心です。
発電量は、日射量の減少をもろに反映します。しかし、反射光もあるので、0にはなりません。
1年中全く影にならないようなところならいいですが、影の影響を受けるようなところが、どうしても出てきてしまいます。諦めの境地です。曇りの日は、差がでません。晴れた時に差が出ます。
グラフで見ると結構影響が大きいように見えますが、ストリング1と5では、約20%差が出ます。大きいと見るか、それほどと見るかです。


2016年3月15日火曜日

地震から5年

地震から5年経ちました。私の住んでいるところでは、直接的な被害はありませんでした。間接的には、何かと被害は受けました。
その当時は、ソーラーに手を出すなんてことは考えていなくて、5年で大きく変わりました。震災で、再生可能エネルギーに関する取り組みが変わり、それにより巻き込まれてしまったと思います。
震災は災難でしたが、塞翁が馬のように、そこから生まれたチャンスをうまく活かすことができるかどうかだと思います。
今後も、こういったことは起こると思います。ピンチをチャンスと捉えて、チャレンジすることが大事だと思います。やられっぱなしで、泣き寝入りはダメだと思います。

2016年3月14日月曜日

11KW小型風力発電

55円という高額な売電金額の小型風力発電ですが、2転3転していたループ社から、やっと発売されました。
これまでは、3KWだったのですが、11KWで登場です。小型風力は20KW未満なので、2基同時に設置はできないです。
https://looop.co.jp/product/wind_type11kw/
11KWで総工費1600万円くらいなので、80KWのソーラーと同等です。24円になってしまったソーラーの方がリターンは上のような気がします。しかも、ランニングコストなどを考えると、太刀打ちできないようにも感じます。風の強い地方でないと、かなり厳しいような気がします。
風力は、ソーラーと比べると参入ハードルが高いのを感じます。これから、価格はこなれていくのでしょうか?そうなると売電金額は下がっていきます。やっと登場ということで推移を見たいと思います。


2016年3月13日日曜日

ポイントバック改悪 マイナス金利の影響?

リクルートカードプラスを使って、ナナコにチャージして2%ポイントバックを受けています。残念なことに9月15日で終了とのことです。昨年、REXや漢方も改悪したのですが、とうとう、ここも追随です。しかし、リクルートカードの方は継続とのことで、1.2%のポイントバックは継続です。改悪も時間の問題かもしれません。
現状、ポンタポイントもらっても、ローソンで引き換えるくらいしか使い道がないです。わずかな節約で限界があります。
4月からの償却資産税や社会保険料の支払いなどはセーフですが、来年度はもろに影響を受けることになります。
ナナコを通じての支払いが多くなったせいなのか?マイナス金利の影響か?7&Iの業績不振なのか?今後は、こういった改悪が続出かもしれません。生活防衛も限度があります。

2016年3月12日土曜日

ソーラー会社のIPO

3月11日に、IPOを果たしたソーラー住宅会社のフィットですが、公開価格1890円に対して初値1741円、終値1510円となりました。2割も低い価格になってしまいました。初値がつく前の、注文状況を見ても、圧倒的に売り注文が多く、株価はじり下げとなりました。飛びついた投資家にとっては、残念な結果となってしまいました。
フィットの決算書で見ると、住宅の利益率は10%ですが、ソーラーは30%です。いかに、ソーラー事業が儲かるかということになります。他社のソーラー分譲でも、それくらいかそれ以上の利益が出るのではないでしょうか?しかし、サニックスは赤字になっているという状況なので、やり方次第かもしれません。
九州電力管内でも、14000件のソーラー取り下げがあったとのことです。また、滞留案件は30万件以上ありますが、どこまで実現できるかは不明です。今になっても、設置できていないということは、土地だとか資金だとか何らかの問題を抱えている可能性があります。
会社の見込みは、今後も強気です。私としては、稼ぎ頭がこれまで同様には伸びないと思います。株主や投資家からも、先行きは暗いというふうに見られたのではないかと思います。
IPO銘柄で初値は公開価格の何倍にもなるとものもあります。しかし、IPOなら何でも儲かるという時代ではなくなりました。ソーラー関連企業よりも、ソーラー設備という現物の方が安定して安心していられると思いました。

2016年3月11日金曜日

ソーラー住宅販売企業上場

本日、ソーラー住宅販売会社 フィットが東証マザーズに上場です。時々、じょうばと読む人がいますが、じょうじょうです。しかし、前場(ぜんば)とか後場(ごば)というので、じょうばでもいいように思いますが?
ソーラー関連企業ということで、頑張って欲しいという思いがあります。
会社には、上場を目指すパブリックカンパニーと、当社のように上場を目指さないプライベートカンパニーがあります。日本には会社が、300万社位あって、上場しているのは3000社ほどなので、1000社に1社くらいしか上場出来ないことになります。一般的には、創業してから5年で90%が消えていくので、今から創業して上場までこぎつけるのであれば、10000社の内わずか1社しか、上場出来ないということになります。
東大の定員3000人、1学年が120万人だとすると、10000人いれば、25人入れることになります。
ですので、東大に入るよりも、難易度が高いということになります。上場しても、その後倒産する場合もありますので、常に成長を目指さないといけません。厳しいです。
融資を受ける際など、上場企業に勤務しているかどうかで条件が変わってきます。上場するというのは、それなりのステータスということを感じます。

2016年3月10日木曜日

高浜発電所に見る司法リスク

高浜発電所は、昨年停止の仮処分が出て、12月になって無効となり、再稼動に向けて動き始めていましたが、昨日になって停止の仮処分が出て、停止することになりました。
国の認定基準をクリアして再稼動を目指していたわけですが、地方裁判所が下した判断は行き過ぎという報道もあり、再審では覆るという見方も出ています。
このように、裁判所の判断は揺らぎを見せていますが、こういうような状況だと困るなあと感じました。下手な鉄砲数打てば当たる式で、どんどん訴訟を起こせばいいという人が出てくると思います。現実には、しつこく提訴を繰り返すといったこともされています。
ただ、仮処分の結果が本裁判で覆ると、仮処分期間中の損失は、仮処分原告が賠償責任を負わないといけないです。これを抑止力として、安易な提訴を封じるのも必要かもしれません。
今後、原発が動かないことで、電気料金の高騰が予想されます。再エネ導入量を増やすという政策転換するのでしょうか?
何かあると、政策が簡単に揺らいでもらっては、当初の前提条件が崩れますので、非常に困ったことになります。
最近では、パネル撤去と損害賠償請求が提訴されて、ニュースになっています。ソーラー問題がクローズアップされれば、裁判所にFIT無効の訴えをして、それが認められるとFITが失効するという可能性もあります。ソーラーもこういった司法リスクを、抱えることになるのかもしれません。
国が認めたことを信じて事業をするのですから、変更なしで継続してくれないことには困ります。こういった事業リスクを感じた裁判所の判断でした。


2016年3月9日水曜日

S-REIT登場の背景

ソーラーを所有して売電収入を得るか、設備を売って譲渡益を得るかということが考えられます。資金の回転を考えて設備を売ることもあろうかと思います。そこは、オーナーの考え次第になります。
タカラレーベンが、インフラファンドを上場させるのに伴って、32カ所のメガソーラーを売り65億円の売却益を得る見込みです。1基2億円です。100メガくらいなので、1メガ6500万円くらいの利益だと思います。
売電収益を得た方が有利だと思うのですが、売電収益だと、30%くらい税金がかかります。上場ファンドだと、設立から20年は税金がかかりません。ということもあって、売却になりました。連結子会社だと、傘下のファンドの売り上げも計上されますので、売り上げ自体は変わりません。税金の負担が少なくなります。
一つの会社が全てとり仕切るのではなく、別の子会社を設立するのは、人件費やいろいろな諸費用等を低減するという目的があります。
目先の利益だけでなく、いろいろな条件を考えてどうするのかという戦略が必要になります。

2016年3月8日火曜日

EXPO2016から見るソーラー市場

ソーラー関連の展示会 PV EXPO2016の来場者は、63423人となりました。昨年が70000人余りなので。昨年比10%減ということになります。EXPOとしては今後も開催をやっていく方針で、今秋関西で、来年東京での開催が既に予定されています。
2015年のパネル出荷量は、前年比マイナス15%とのことです。過去に認定を受けた、40円とか36円ものの需要を食いつぶしての結果なので、これから設置するのは、より低い売電金額のもので、需要を押し下げています。
2016年はもっと縮減が進む見込みとなっています。こういったことから、パネル工場の休止を決めたところもあります。
国内よりも海外に打って出るという会社もありますが、海外市場は、より低価格化が進んでいます。
市場縮減に萎縮することなく、困難に立ち向かうことで、現状を打破しようとする姿勢は評価に値します。
http://www.wsew.jp/RXJP/RXJP_JREW/documents/2016/jp/wsewjp_2016_TAC_0307_03.pdf


2016年3月7日月曜日

日本ロジテック 売電未払い32億円

日本ロジテックの売電未払い金32億円位あると報道されています。ロジテックは、売上というか取扱い高が500億を超えている規模です。12兆円市場のうちからすれば、中小かもしれませんが、それなりの規模になります。
ロジテックは自社発電所を持たず、余剰電力が売買される日本卸電力取引所(東京)からの購入のほか、ごみ焼却場の廃熱による発電など、自治体からの調達にも力を入れていた。とのことです。
最近ある会社が、電気の小売に関して独自の料金設定をしたのですが、それに関して質問したところ、回答として、自社発電所を持たないことで、最適のコストで調達できるので実現できるということでした。
ロジッテックと同じとは思いませんが、同じようなビジネスモデルだと恐ろしさを感じてしまいます。
融資を受けている場合、返済は待った無しですので、それ相応の余裕がないと大変なことになってしまいます。ABLなどで融資を受ける際、PPSへの売電を認めないという流れになってくるかもしれません。
PPSに売電することで、リスクをとるかプレミアムをとるのか悩みは尽きません。

2016年3月6日日曜日

電気自由化 完全従量制

電力の完全自由化が始まりますが、そういった中で、基本料金なしで使った電気代のみを支払えばいいという完全従量制サービスが出てきました。
始めるのは、Looop社で、概要は以下のとおりです。
https://looop.co.jp/info/2016/20160302
詳細はよくわかりませんが、発電所などの電気もこれに対応をしてくれると嬉しいです。パワコンの消費電力は少ないです、電気料金のほとんどの部分が基本料金です。当社発電所の例だと、月600円で、内訳基本料金560円です。3相なので電灯契約単価よりも安いです。もし、適用になると100円くらいで済みます。
ちょっと調べたのですが、3相などの動力契約に関しては対応なしのようです。
https://looop-denki.com/low-v/
普通の家庭用のみなのか、深夜電力はどうなのか?ケースごとにお得度は違ってくると思いますが、詳細を確認してみたいと思います。

2016年3月5日土曜日

リサイクルパネル

今後、使用済みの中古ソーラーパネルが大量に出てきます。現在は、2400トン位ですが、最初期のFIT終了時の15年後は30000トン位出てくる見込みになっています。
私が以前、楽天で購入した中古パネルはネクストエナジーが取り扱ったものです。ネクストエナジーが再生事業に結構力を入れています。
仮に、こういった業者がないと、パネルの廃棄費用がかかってきます。CISパネルのSはセレンです。セレンは毒物になります。売れるのであれば、廃棄費用が不要になってきます。
将来は、現在使っているパネルと同等の製品は、新品で入手は難しくなってきていると思います。こういった中古パネルが出回って、簡単に手に入れることができるようになると思います。
将来のために、パネルを用意するということは、考えなくてもいいのではないかと思います。

2016年3月4日金曜日

ソーラー関連企業のIPO

3月11日に、フィット(1436)という会社が、新規上場されます。フィットという社名通り、FITを目玉にしています。公募価格は1810円。
事業としては、ソーラー付き住宅やソーラーを販売しています。住宅よりも、ソーラー関連の方が売り上げが大きくなっています。足元の業績は、増収増益となっていますが、今後のソーラー市場は、色々と見通しは明るくないということで、どうなのかなあという気がします。
いい加減な審査で上場して、投資家の信頼を裏切ったという反省から、審査が厳しくなっていますので、そこそこ信頼性はあるのかもしれません。
全国には、新規上場を目指している会社ありますが、上場ゴールとなる可能性もあり、飛びつくのは怖いと感じています。市場はどういうふうに評価するのでしょうか?

2016年3月3日木曜日

PPSの代金支払い大丈夫?!

電力自由化EXPO開催中です。原油安で、電力のスポット市場は通常よりも40%やすい状況です。これだと、余剰電力を売って大儲けするというのも難しいのではと思います。計画よりも多くの電気を調達しなければいけない場合も、安く調達できることになります。
日本ロジテックの破綻により、PPSに対する信頼性が揺らぎました。審査する国もいい加減なので怖いです。今後、競争で脱落するところ続出という気がします。2月29日は、PPSからの振込日。いつもの時間に、着金していなくて慌てました。
PPSという事業ですが、安く電気を買って高く売るというのが基本です。代金の決済は,売り先から先に回収することで、買取代金を確保するというのが肝だと思います。こういう仕組みであれば、安心できると思います。PPSが代金を立替払いしているとなると、何らかの事情でショートする可能性が出てきます。
PPSにおたくは大丈夫ですか?と聞いても大丈夫ですと言うと思います。資金の回転はどうなっていますか?資金の動きはどうですか?などとに聞いて、ちゃんと答えられるのならいいですが、いろいろなパターンがあるとか曖昧で的外れな答えをするようでは失格だと思います。
不安だから聞いているのに、不安を払拭できていません。逆に電気買ってくれませんかなどと、場違いな営業を受けたりします。
怯えるくらいなら電力会社へ売るのが一番です。肝っ玉が小さいくせに、欲が深いという人には向いていないと思います。

2016年3月2日水曜日

2つのEXPO

3月2日から4日まで、東京ビッグサイトで、PV EXPOと電力自由化EXPOが開かれます。いろいろな商品が展示されます。こういったところで知った商品を導入する機会となります。
ループ社も新商品を展示します。売電金額下がることを反映して、旧ラインナップの商品も10%位値下げしています。過去に認定を受けていると、以前よりも安く設置できるので羨ましく感じます。こういった不公平感なんとかならないでしょうか?
今回のEXPOでは、業績不振のシャープやインリーも出展します。業績悪いから経費節減で出展取りやめ、その影響で、さらに業績悪化という負のスパイラルになるのを防ぐためだと思います。
業績悪くても出展をやめない企業がある反面、出展取りやめるところも続出していて、ソーラー市場が縮減しているのを感じます。

2016年3月1日火曜日

2月のボーナス日

うるう年なので、2月は29日あります。このボーナス日の天気は雨がらみということで、ちょっと残念な日になってしまいました。
昨年と比べると、日数分増えているので、3.5%増でイーブンになります。今年は4.2%増となり、なんとか上回ることができました。
ファーストフードなどの月次決算でも、営業日が多かったとか天候が良かったとかで変わってきます。それと同じような感じです。来年はどうなるのでしょうか?
今年の2月の発電量は、昨年9月の発電量とほぼ同じでした。昨年9月は記録的に雨が多かったのですが、冬は晴れても発電量自体は大したことがないということを示しています。パネルに影がかからないようにと、アレイ間の間隔を最大に確保しても、効果は大したことがないことを意味しています。どこにターゲットを置くかで、無駄になるリソースが発生することになります。