2014年4月28日月曜日

ソーラー証券投資を考える

利回り10%のソーラー証券投資。初めは凄いなと思ったが、精査してみると余りいいともいえない。
預金のように元本が保証されておらず、減価償却されるので発電所の価値が下がる。分配金などは20%税金で取られるので、10%といっても手取り8%。持ち分が減価(仮に20年とすると)が5%なので、実質手取りは3%ということになる。今の水準ならまあまあともいえるが、期間は20年なので。
100万投資すると20年で160万になるということだ。これでは、ソーラー投資がとても有利とはいえない。1億あっても20年で6000万。1年300万では、贅沢も余り出来無い。
表面利回り10%などと書いてあるものを良く見かけるが、実質がどうなのかということを考えないと目論見と違うということになる。業者はこういった不利になることはいわないと思う。このことを指摘したが、明確に反論出来なかった。
現物であれば、減価償却して価値が無くなった発電設備は残る。売電価格が下がったとしても売電は出来るし、場合によっては土地付きで売ることも可能かも知れない。証券化は手軽にできるが、こういったことが出来にくいので注意が要る。問題化するのは20年先ですが。

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