2015年7月31日金曜日

ソーラーパネル発電量の定格

ソーラーパネルには定格があります。それによると、温度25度でパネルに1KW/㎡のエネルギーを照射した時の発電量というふうになっています。
PV JAPAN 2015で両面発電するというパネルが発表されました。架台や配線、ボックスがあるので丸々発電しませんが、それでも裏面の発電としては20−25%発電するようです。パネル下にも光がいくような工夫が必要と思います。
CISパネルだと、光にさらされると発電量が10%位増加するという特性があります。
普通のシリコンパネルでもパネルの公差をマイナス公差なしのプラス公差のみというものも出てきています。
公式的には同じ定格パネルを設置しても、実発電量には違いが出てきます。こういう特性を無視してよく発電するので高性能とか主張を目にすることもあります。目くらまし効果によって採用してしまうこともあろうかと思いますが、こういうカラクリを知った上で何を選ぶのかは必要と思います。
実際には、コストパフォーマンスとか設置面積なども考慮すべきと思います。

2015年7月30日木曜日

真夏の発電

梅雨明け後、天気が良くて発電も好調です。暑いので屋外での作業を控えるような警告を目にします。そういう時でも、ソーラーは発電してくれますので有難いです。
だいたい1度上がると0.5%発電が落ちるので、40度くらい上がると20%落ちるということになります。
今年最高だった5月21日と7月28日を比べてみると過積載55%だと約94%の発電をしています。6%落ちでしかありません。一方、過積載率20%のものでみると約86%で14%落ちになっています。温度上昇で落ちても、発電量としてはそこそこ補っていると思います。
一般的には春に発電量が多くて、夏は伸び悩むという感じになろうかと思いますが、過積載にすると1年を通して発電量が確保できるという感じでしょうか?過積載によるピークカットの影響は軽微というのは本当だと思います。いつまで発電量が確保できるのか推移を見ていきたいと思います。

2015年7月29日水曜日

PV JAPAN 2015

本日から東京ビッグサイトで開催されます。PVと銘打っているのでソーラーが主ですが、再エネ関連の展示会です。ソーラー逆風下で、以前と比べると下火になってきているようにも感じます。
ループ社に至っても、以前はゴールドスポンサーだったのに、今回はシルバースポンサー。名だたる企業であっても、スポンサーになってないところもありますが。
こういった展示会は年に何回か開催されています。色々な情報収集でいかれる方も多いのではないでしょうか?
どのようなものが出品されるのか要注目です。

2015年7月28日火曜日

ソーラーの保険掛け金は適正?

ソーラーに限らず、保険料を高いと感じている人が多いのではないでしょうか?そもそも、どれくらいの確率で事故が起こるかどうかなんてはっきりわかりません。
掛け金マイナス保険金支払いが保険会社の儲けになるわけです。こちらを見ると保険会社の給与水準が高いということがわかります。やはり、保険料は過大であるという証拠だと思います。
http://toyokeizai.net/articles/-/51713?page=3
宝くじファンの方も多いと思います。返戻率は50%です。ギャンブルの方が高くて75%になります。これだけの確率なら儲かると思って100万円を賭ける人はほとんどいないと思います。
保険もこれに似たような返戻率なのにもかかわらず、多額の金額を負担している方が多いと思います。
融資の条件が保険加入となっていると、否応なしなので仕方がありません。群馬県の風による被害でも、設備は全損ではなく40%くらいは残っていました。保険の金額設定によっては保険金額を減らすことができます。ただし、全損になった場合は困ったことになりますので、そこは、どう折り合いをつけるかということになります。
万一に備えて保険加入していますが、使わないことを祈ります。でも、使わないのに多額の保険料を払うのは面白くありません。生命保険のような返戻金などはないのでしょうか?
保険業界のサラリーが高いのは、保険金と掛け金との利ざやが多いことを意味しております。ということは、想定されている事故率というのは高く見積もられているということになります。つまり、実際には稀にしか事故は起こらない=安心ということだと思います。

2015年7月27日月曜日

分譲物件の利回り上昇

分譲別件の利回りが上昇しています。ということは値段が下がったということになります。それでも高いです。
売電価格27円と36円だと27円の方が若干利回りが高くなっています。これだけを見て、買い急がなくてよかったと思うのは早とちりです。
利回り的には27円の方がいいですが、36円の方が実売電金額は多くなります。27円の売電金額は200万円くらいになりますが、36円だと250万円くらいで、20年間の差は1000万円以上になってきます。
ひとつ所有しただけでは、それほどの収益でないので複数所有を目指すということになろうかと思います。複数が隣接していればいいですが、飛び地になってしまうというのがままあると思います。移動や管理に手間がかかります。
地震とか天候によるリスクヘッジだなどという人もいますが、何かあった時にすぐに駆けつけることができて、対応ができるというのが理想です。
遠隔地だと、管理を外注ということになるかもしれません。人任せによる歯がゆさを許容できる人でないと厳しいと思います。

2015年7月25日土曜日

2019年からの電気買取価格

FIT初年度の2012年から10年後の2022年に売電金額が仕切り直しになります。FITの前のRPSでは、2009年から10年間家庭用などの余剰電気を48円で買い取るということになりました。それまでは売り買いは同額なので、倍くらいの設定になりました。とはいえ、自家消費分は買い電と同じ金額なので、実質30円後半くらいの価格になろうかと思います。
この契約は10年なので、あと4年くらいで終了となります。元の価格に戻るなら25円くらい。国民負担とか売電金額の抑制という逆風が強いだけに、自家消費分はそのままとしても売電だけ下がるのでしょうか?
この金額が今後FIT終了後の価格を占う上で指標になります。日経等にはFIT終了後は10円台ではという記事も出ています。これから決まるのですが、前例はあるということで気になります。

2015年7月24日金曜日

ソーラーパネルは水に弱い

ソーラーを池などに設置したら、発電量が14%向上したなどというニュースもあります。パネルには、防水加工がしてあるので、水上設置しても問題はありません。
しかし、常時水に浸かっているわけで20年間維持できるのでしょうか?
最近、スネイルトレイルというものが注目されてきています。昔から存在はしていたので、急に出始めたというものではないです。
このスネイルトレイルというのは、セルの微細なひび割れなのですが、水分が侵入することで進むみたいです。セル自体は、シリコンなので経年劣化はないです。メーカーとしては、発電量が確保されていれば、問題なしという立場です。
ただでさえ、パネルの裏側のバックシートやシーリング部から水分が侵入する可能性がありますので、水上設置はどうなのかなという風に思っています。

2015年7月22日水曜日

土地もリソース 有効活用

発電所の土地が若干余っています。FITで最大限の努力ということからも、少しでも収益を向上させたいということで、増設用にパネルを設置しようと考えています。初めに設置する時から増設を見据えていたらよかったのですが、当時は土地に納まらなかったらどうしようと悩んでいたくらいですので。レイアウトに頭を痛めております。
パネルを増設しても、パワコンの増設はできないので発電容量は変わりません。この発電容量が変わらないというのが条件になります。
今でも過積載なので、パネルを増やしてもリニアに増えるわけではないです。ただし、費用的には安くできるので、費用対効果としては優れていると思います。最近は型落ちなどのパネルが安く販売されています。新ルールだと、同一パネル仕様でないとみ読められないので、旧パネル使用者にはありがたいです。増設するならなるべく早くやらないとFIT期間が終了してしまいます。
架台を組むのはこれからなのに、配線の組み直しをどうしようか検討中です。これが結構手間取ります。やっていると何が何だかわからなくなります。目標としては9月末までには完了を目指します。これから暑くなるだけに、厳しいですが頑張ってみたいと思います。

2015年7月21日火曜日

待望の梅雨明け

天気予報ではしばらくは好天が続きそうな感じです。前半が低調だったのでどこまで取り戻せるのか?大いに期待です。
梅雨明け後の強烈な日差しはパネル温度を上げることで発電を阻害します。だから、夏は伸び悩む傾向にあります。それを補うのが過積載で、夏でもフル発電をします。
FIT初期の頃は、過積載に対する認識がなかったので、過積載率も低いようなと設備が多いと思います。そこで、過積載をすることを支援するような事業に乗り出すところも現れております。FITルールでは、発電開始から20年となっていますので、やるなら早くやらないと不利になるようになっています。どうしようかなどと迷っているうちに機会損失をしています。

2015年7月20日月曜日

ソーラーの点検

台風が来るとパネルが飛ばされるのではないかと心配になります。ボルトナットで固定されていますが、経年で緩んでくる可能性があります。私のところだと、間にスプリングワッシャが入っているので緩みにくくはなっています。それと、金具が6点固定になっています。一般的には4箇所固定がほとんどではないでしょうか?なので、安心感が違います。
それでも飛んでしまったというと施工上の問題があったということではないでしょうか?
保証書などには半年に1度点検して増し締めを行って欲しいとあります。実際問題として、かなり難しいと思います。やっている人はほとんどいないのではないでしょうか?
今回、パネル洗浄を行いました。施工時にパネルの固定が甘いところが何箇所かあり、見つけたところは締め直しました。見落としがあるかもしれませんので、随時点検をしていきたいと思います。

2015年7月19日日曜日

パワコンの温度分布

台風通過して、一安心。梅雨明けすると思われます。これからは、夏本番で暑くなります。パワコンの運転で熱くなるのですが、温度分布はどうなっているのでしょうか?
太陽電池入力部が熱くなって、吸気口の温度が低くなっているのがわかります。
ボディ全体で熱を逃がし、背面のヒートシンクをファンで冷却をしています。
当たり前ですが、風通しが良く、直射日光が当たらないところに設置しないと、オーバーヒートで発電抑制がかかります。



2015年7月17日金曜日

田淵パワコンのトラブル

田淵電機のパワコンはトラブルが結構あるようでネットでもいろいろと出ております。私のところでも残念ながら症状が出ておりました。
どういった症状かというとある日ある時、あるストリングだけが発電をしないという症状です。1日だけで次の日になると正常に戻るということで、つかみどころがないような症状です。屋外仕様になっていますが、ファンの配線の方向が悪くて雨が降り込んだりすると、それが原因でファンが動かなくなるということです。今回のように台風が来ると雨の侵入等でトラブルが出てくる可能性もあります。屋外仕様だからと野ざらしではなく、日よけ、雨よけ等があったほうがいいと思います。
対策として、ファームウェアのアップデートとファンの交換になります。私のところのものは、ファンは対策済みということでしたので、アップデートのみをしました。
その後は症状が出ていないようです。こういう症状が出ているかどうかは監視装置がないと把握しようがありません。必要性を感じます。
上記症状が出て、対応をお願いした時には様子を見てくれという対応でした。何台かそういう症状が出たので、しつこく催促したら重い腰を上げてやっと来てくれました。ここまで来るのに2ヶ月3ヶ月かかりました。私の場合、4月に対応が終了しております。
不具合が発生している旨連絡した時は、そんなトラブル聞いたことがないというような反応でしたが、すでに事態を把握していたと思います。しかし、そういった事例が余りに多いのか、遅ればせながらリコールに発展したようでお知らせが出ております。これから申し込む人は、なかなか順番が回ってこないので、待たないといけないかもしれません。

【弊社製パワーコンディショナー無償点検についてのご協力のお願い】
 拝啓、時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
 平素より、弊社製の“パワーコンディショナ”をご利用いただき、
 厚くお礼申し上げます。
 このたび、2013年3月から販売開始させて頂きました弊社パワー
コンディショナのうち、下記対象製品におきまして、設置環境によっては、
外部から不要な電気ノイズがパワーコンディショナ内部に侵入し、
直流入力電圧及び系統交流電圧を制御検出している回路に、誤作動が発生し、
「パワーコンデョショナが作動しない」といた症状と、
昨今頻発する豪雨による外部ファンのリード線に付着した水分が電源部分に
侵入することで「ファンが停止する」といった症状が発生する懸念があること
が判明致しました。
 つきましては、今後ともお客様に安心してご使用いただくために、弊社にて
無償点検を行い、上記懸念への対策としてソフトウェアのバージョンアップ及び
ファンの交換をさせて頂きたく存じます。
お客様には大変ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解とご協力の程宜しく
お願い申し上げます。
〇対象製品「EPU-B-T99P-SA」「EPU-B-T99P-SB」「EPU-B-T99P-SC」「EPU-B-T99P-SD」
※本件に関するお問い合わせは、下記窓口へご連絡ください。田淵電機株式会社 市場対応窓口 フリーダイヤル 0120-951-562 受付時間 9:00-18:00(土日祝を除く)

2015年7月16日木曜日

風による風評被害

台風が上陸しそうです。これからは台風が襲来する季節になります。先月、大風により群馬県の発電所が倒壊したということがありました。こういったことがあると不安に感じます。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20150617/423600/?ref=RL3&n_cid=nbptec_tec00001
誰が言ったのか、意図的に流されたデマなのかよくわかりませんが、ループ社の製品ではないかという噂が出ているようです。
私のところもループ社の製品なので心配になりますが、倒壊した設備はホームセンターで売っているような単管パイプで作られています。組み方も全然違います。見る人が見れば、そうではないのがわかります。ループ社の業績に対するやっかみなのかもしれません。
これを受けてループ社がリリースを出しております。
https://looop.co.jp/info/2015/20150715
この災害事例については、経産省の資料のP42にも載っております。
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shoene_shinene/shin_ene/pdf/012_02_00.pdf
この事故を調査した会社の名前が出ています。それからすると、群馬県のソーラー施工会社のO社が施工したのではないでしょうか?
不必要に怯えることはないと思います。そのために高い保険料を負担していますので。

2015年7月15日水曜日

FIT終了後を経産省が検討開始

固定買取期間終了後ですが、設備を廃棄するのではなく使用し続けるような体制作りを目指すとの報道です。買取金額は10数円になりそうとのことです。これはいい話だと思います。金額的には1/3位になってしまいますが、何とか継続していけそうです。以前にも書いた通りの展開になりそうです。
土地は賃貸という人も多いと思います。更地返しは費用がかかりますので、終了後は無償譲渡ということで、地主が横取りということになるかもしれません。
20年後、収入が減ってしまう中で地代はそのままであれば、負担が大きくなります。固定資産税の負担が無いとはいえ収益を悪化させる原因になると思います。
当社の発電所は、すべて購入していますのでこういった問題は回避できたことになります。所有権に勝るものは無いと感じております。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS13H3W_T10C15A7EE8000/
太陽光発電、長期利用促す、保守管理義務づけへ、経産省検討、国民負担を軽減。2015/07/14 日本経済新聞 朝刊 5ページ 1041文字

2015年7月14日火曜日

発がん性だけではない太陽光

ソーラーやっている人は毎日が発電日和をと願っていると思います。太陽光には発がん性があるとされています。
太陽光で有害なのは紫外線です。かつては、日焼けは健康的なんて言われたのですが、現在では否定されています。日焼けは、シミなどの老化にもなります。
紫外線は、目にも悪影響を与えます。アフリカの人は目がいいと言われていますが、実は子供の頃だけの話で、大人になると日本人の方が良くなるとのことです。それは、紫外線の影響です。アフリカ人の肌が黒いのは、日本と比べると40倍くらい紫外線量が多いので、体を守るためです。その紫外線が目を痛めるとのことです。
江戸時代末期に来日したシーボルトが、日本人には眼病を患う人が多かったと記録しているのは、案外毎日外に出て紫外線にさらされた農作業に携わる百姓を見ていたのではないかと思います
紫外線の量が多いというのは、太陽光が強いということなので、ソーラーにとっては有利なのですが、健康にとってはむしろマイナスということなので、夏はできる限り発電所に行かないで済むような体制作りが必要だと思います。

2015年7月13日月曜日

プレミアム商品券

私の住んでいるところでも、1万円で12000円分のプレミアム商品券が発行されることになりました。一人上限は5万円ということなので、1万円分のプレミアムになります。私が住んでいる愛知県豊田市は、世界でも有数の自動車会社があります。自動車業界は絶好調で我が世の春を謳歌しています。私のような中小零細と違って生活も豊かだと思います。
そういう豊かな人たちは時間や手間をかけなくても十分稼げると思うのですが、プレミアムを求めて長い長い行列をなしていました。読売新聞の発言小町に富裕層の方が、プレミアム商品券を申し込んだら、生活に余裕のある人は遠慮すべきというふうなことを言われたという書き込みがありました。
ソーラー事業者は申し込んではいけないのでしょうか?もっとも、私は中小零細で富裕層ではないので、並ぶ権利はあると思っております。私も暑い中を行列に並び苦労してゲットしましたが、1万円を稼ぐということがどれほど大変なのかを再認識をしました。
1万円という金額は低圧ソーラーの1日分に相当します。ソーラーやっていると20年で5000万とか6000万という金額になり1万円という金額がややもすると軽くあしらわれるような気がしないでもないです。
それゆえ、FITで最大限の努力をして収益を上げるということがソーラー事業者の務めとうことになろうかと思います。

2015年7月12日日曜日

パワコン冷却対策 効果確認

パワコンの排気吸気混合の対策をしたのですが、どのようになったのでしょうか?
久しぶりに晴れましたので、確認をしてみました。対策をやったらやりっぱなしではなく、確認をしないといけません。
裏から見た画像になります。左が吸気で右が排気になります。
吸気は34.3度で、排気は53.9度です。画像一番下が遮蔽板で、排気をブロックして混合を防いでいます。これで、夏もガンガンに発電をしてくれると嬉しいです。



2015年7月11日土曜日

ソーラー分譲物件

値下げするなどして、各社あの手この手で分譲物件を売ろうとしています。この手の広告をよく目にするようになりました。売れていないのでしょうか?税制上の優遇が外れたり、融資が厳しくなってきたりで勢いがなくなってきているのでしょうか?
業者としては、建売なので在庫のリスクはないですが、売れないことには固定費がまかなえませんのでフェアーを開催しています。
購入する方としても50KW一つでは、返済したり経費を払うと手取りはこずかい程度。高圧で500KW位のものを狙うというのも手かもしれません。分譲サイト見ると500KWだと2億円くらいです。
自分で手配したりして設置するという方法だと安くできますが、新規はなかなか簡単にはできなくなってきています。1年以上待たされた挙句、条件が悪くて断念というのもあるようです。その間に、ソーラーブルーになったりとなかなか大変です。それなら割り切って分譲購入の方が手間がいらないとも感じます。中古を購入ということもいいのかもしれません。
http://taiyoko-lab.com
廃油バイオマス発電というのも出始めてきています。でも怪しすぎて、第2の安愚楽牧場になるような気がします。初めはそれなりに支払って、獲物がしっかり食いついたのを見計らっておさらばです。買い手の投資側ではなく代理店等の売り手に回れば被害は回避できるかもしれません。売り手としては道義的な責任が生じます。私は手出し無用と考えております。

2015年7月10日金曜日

FIT終了後

PPSは5年の執行猶予。これを受けてプレミアム買取もしぼみつつあります。電力の自由化を掲げながら、自由化を阻害するという相反することをやっています。
FIT後はどうなるのでしょうか?余剰の場合は10年なので、後7年するとはっきりしてきます。以前のRPS時代は、売り買いが同額でしたのでそうなる可能性もあります。
ソーラーのコスト目標を7円/KWにしていると買取価格15円とか10円くらいになってしまうかもしれません。15円というのは、現状の電力市場の取引価格です。この価格は変動するので、固定価格ではなく変動相場制に移行するかもしれません。
安すぎてやめる人が殺到した場合、ベストミックスの比率が崩れますので、そこそこで落ち着くのではと思います。損もしない得もしない価格ってどれくらいなのでしょうか?
減価償却が終わっているので安くてもいいのではという乱暴な意見もあります。減価償却とは現金支出のない支出ですが、キャッシュフローでは関係ありません。
ただ発電所は今後、登録制となり新設や増設は認められなくなりますので、発電する権利がプレミアムとなる可能性があります。
となると二束三文の価値しかない土地とセットで売れば、そこそこの金額になると思いますので、負動産にはならないと考えています。設備を廃棄して更地にして売るということも考えられますが、今まで使い道がなくて困っていたものが20年後になったら新たな使い道があるというのは考えられにくいと思います。土地と発電所がベストミックスだと思います。

2015年7月9日木曜日

日照時間が0に近い

7月に入って雨続き。各地の日照時間を見るとこの5日間で0とか0に近いところが続出。4月も同じような感じで商売上がったりです。
融資に頼っていると返済金額の方が多くなってしまう場合が出てくる。規模が大きく、融資金額が多いほど深刻になる。金融機関がフルローンを嫌い、自己資金を要求したりするのも理解できてくる。
梅雨末期の大雨ということを期待したいです。天気予報も晴れマークが覗いていますので。

2015年7月8日水曜日

グランドカバープランツ移植

最近は、除草ばかりやっています。そして、ヒメイワダレソウの移植をやっています。今くらいにやらないと、今後は暑さ、日射で大変です。発電に関しては不満ですが、梅雨の曇り空がありがたいです。
ヒメイワダレソウは、繁殖のスピードが速いといわれる通り、何日かぶりに見てみると目に見えてわかります。嬉しいです。
増えた物を間引きして、挿し芽しています。しかし、乾燥してダメになってしまう物もあります。最終的には、発電所全体を覆いたいと思っていますが、今年は無理だと思います。できる限り移植を進めていきます。あまり早く終わってしまうと楽しみがなくなってしまうかもしれません。
ヒメイワダレソウの花の甘い香りに誘われてミツバチが来ています。先に咲いた花が枯れてしまって、少し汚らしく感じます。
ソーラーの管理をやっているというと、驚かれることがあります。ソーラーは何もしなくても大丈夫という、都市伝説がまかり通っているからです。確かに何もしなくても発電はします。雑草だらけになり、不具合が発生してもわからないというだけです。


2015年7月7日火曜日

パワコン排気対策

パワコンは、直流を交流に変換するときに熱を出します。そのままだと熱くなりすぎるので、ファンで冷却をします。ヘアードライヤーが強で1200W位、弱くらいの熱量です。
パワコンの仕様を見ると動作範囲としては周囲温度40度Cとなっております。運転中に熱くなりすぎる場合は、まず発電抑制します。それでも温度が下がらないと運転停止です。冷却ファンがないパワコンもありますが、大丈夫なのでしょうか?発電抑制したり運転停止することで機器の保護をしていますとは、説明がありません。
当社発電所の場合、パワコンを集中配置にしました。パワコンが隣り合っていて、排気がそのまま吸気されています。これではよくないということで、重い腰を上げて対策をしました。
対策といっても排気と吸気をパーティションで区切っただけです。。材質はプラダンです。コスト的には、250円/台になります。梅雨で発電低調なので経費節減のため、チープシックにいきました。大いなる期待と少ない効果でしょうか?

2015年7月6日月曜日

パワコンは温風機

野立てソーラーで、パワコンが野ざらしになっているのを見かけることがあります。屋外仕様だからといっても日差しや雨が直接当たるというのは支障があると思います。多くは、パネルなどの下になるように設置されています。
パワコンは運転に伴い熱を発しています。ファンがパワコンを強制冷却しています。パワコンのインとアウトの温度差を計測すると、15度くらいあります。この温度差が冷却効果ということになります。それでも、パワコンは50度以上にまで温度が上がってきます。真夏ではもっと熱くなると思います。
ファンレスのパワコンは自然冷却ですが大丈夫でしょうか?私は疑問に思っています。
規定温度以上になれば発電抑制するので大丈夫なのでしょうか?
熱を何かに利用できればいいのですが?家庭なら給湯や冬なら温風機ということも考えられます。排気口のところに飲み物や弁当を置いておけば使えるかもしれません。
太陽熱を使った調理器ソーラークッカーというものがあります。こういったものを利用することで、発電と共生できるのであればいいと思います。ソーラークッカーのホームページには、湯を沸かす費用はガス代で4円くらい。本体が4万円なので、元を取るのは厳しいとあります。でもなんとなくやってみたくなります。


2015年7月5日日曜日

みえるーぷがこっそりマイナーバージョンアップ

ソーラー監視装置のみえるーぷは、2世代目になります。マイナーバージョンアップをしました。仕様が公表されていないのでわかりませんが、新型機種が搭載されおり性能や信頼性が向上したのでしょうか?みえるーぷはiPadと同じようなもので、通話のできないパソコンという感じです。
みえるーぷは以前のものと比べると、シムの装着位置に変更があります。以前のものは上側で抜き差ししていましたが、今回は、右側で抜き差しです。右側にはスペースがないので、抜き差しが非常にやりにくくなっています。同時にアンテナもタイプが変更されております。
3G回線を使用しているので、今後は監視カメラを接続できるようになると思います。現状では発電データのみですが、監視カメラとの一体化を見据えてのバージョンアップだったのかもしれません。多くの発電モニタは単機能ですが、今後は、データと映像を扱えるような多機能型に移行していくと思いますというか、それがなかったのが不思議という気がしないでもないです。
カメラを追加するとデータ量が増えますが、それに対応をするためなのか7月初旬にサーバーを増設しております。
USBポートが空いているので、そこに接続することでカメラとの接続が可能になるのでしょうか?PVJAPAN 2015で詳細が発表予定されています。
https://looop.co.jp/info/2015/20150703
配線が間違っているとDATAが赤ランプとなります。今回、配線ミスをしていたのですが、結線確認ツールにもなります。パワコン側の設定ミスも把握できます。
配線ミスをした原因というのが、通信ケーブルに問題があると思います。配線は4本あり、色は青、白、黄色、白になります。そrぞれは独立しています。みえるーぷでは、データ用に青と白を使いアースに黄色と白を使います。白と白を間違えて使っていました。注意力がないから間違えたということもありますが、白2本ではなく白と黒にするなどケーブル全てを色違いにして欲しいと感じました。

2015年7月4日土曜日

ヒメイワダレソウと雑草の共生

グランドカバープランツとして植えたヒメイワダレソウが、順調に成長をしております。雑草を圧倒して排除できるという期待を持っていました。しかし、期待通りには行かずに雑草も生えています。
放置ではなく、雑草を抜くなどの手入れも必要なのかもしれません。初年度ヒメイワダレソウが定着して領域を確保すれば、次年度以降は抑制されるのでしょうか?そうであることを期待したいと思います。
法面を覆ってきました。あと少しです。
クローバーや雑草とは仲良くやっているようです。
 夏草も出てきています。雑草の抑制効果はイマイチです。

2015年7月3日金曜日

崖の竹やぶ

当発電所ならびに当社は、オン ザ エッジ(崖っぷち)です。発電所の淵は崖になっています。高低差は10m位あります。元々は谷だったところを埋め立てたところです。地目は山林になっています。
今の時期、竹が出てきています。竹が土留めになっている面もありますので、これを全て切り倒すと崩落するかもしれません。影にならなければ放置ですが、パネル下に出てくるようだと問題が出てきます。近くに出てくるようなら伐採です。
竹は木ではなく草だそうです。発電所の管理はこのように、雑草対策がほとんどだと感じます。
草刈機、噴霧器、除草剤、その他いろいろなものの準備が必要になってきます。費用も手間もかかります。これをガーデニングとして認識すれば、楽しみとなります。ソーラーをある程度以上設置ができてくると気の持ち方が前向きになれると思います。しかし、いくつ作っても満足できないということになると、除草対策は苦痛でしかないと思います。

2015年7月2日木曜日

ギリシャに学ぶソーラーローン返済

ギリシャが実質的に債務不履行になりました。ギリシャは、返せないような金額を貸す方が悪いと貸し手責任があると主張しています。借りた金を返すのが当たり前というのが普通の考え方なのですが、返せないものは返せないと開き直りです。
普通の人だと、住宅ローンに何千万か借金があるという人も多いと思います。ちょっとしたソーラーを設置するとなると、1億とかそれ以上の借金があるという人もあると思います。個人として巨額な借金を考えると将来が不安になるという人も多いのではないかと思います。20年間のうちには金利上昇、天候不順、抑制、システムの低下などの環境変化で思うような収入が得られないということが起きるかもしれません。
ソーラー自体には借金分に相当する担保がないという場合も多いと思います。事業的には健全だと思いますが、なんらかの理由で債務不履行状態になった場合、今回のギリシャの対応を思い出して、銀行側と交渉をする必要があると思います。こちらを潰せば、銀行側にも損害が出るということで、相手にペコペコするのではなく、むしろこちらの方が有利だという対応です。
借金が多すぎるが故に簡単に潰せなかった会社も多いので、それが教訓になります。ですので、借金返済できなかったならどうしようとビクビクするのではなく、開き直って堂々と対応することが大切だと思います。
借金返済を最大限努力をするということが大前提で、借金を踏み倒せと言っているのではありません。

2015年7月1日水曜日

グランドカバープランツ クローバー

グランドカバープランツも色々あり、そのなかでクローバーを検討している人もいるのではないかと思います。クローバーの場合、種が安いし撒けばいいので簡単にできそうです。
しかし、画像にあるように他の雑草も生えてきますので、何もしないというのは厳しいと思います。枯れてくると茶色が目立ってきますので、汚らしく感じます。
何もせずに放置というようなものはなかなかないと思います。発電所と直接向き合うような対応をしていくことが必要だと感じます。