2013年9月29日日曜日

ソーラーの事業者は誰がやればいいのか?

個人がソーラー設置する場合、誰が事業者をやれば有利なのか?
法人だと法人税は一定なので悩む必要はありませんが、個人の場合累進課税なので、家族の中で所得の低い人がやればいいのですが、どうなのでしょうか?
サラリーマンの妻(無収入)が設置と想定します。塩漬けの土地があり固定資産税を年間20万円払っている。ここに、50KWで全額融資を受けて設置をすることで、売電収入220万円を得て、塩漬け土地の有効利用を図りたい。条件は、金利1%で1400万借り入れ、10年返済。メンテナンス費用は0と想定。
この場合だと、世帯年収が220万増えます。いままで負担していた土地固定資産税20万円はそのままです。その一方で20年でならすと、新たに負担するものとして設備固定資産税5万円、金利3万円、元金返済70万円。所得税、地方税が10万円。配偶者控除はずれることによる家族手当減額分24万円、税金アップ6万円、扶養から外れる事で、国民健康保険が12万円、国民年金保険が18万円新たに負担。などが考えられます。+220-148=72万円となり、塩漬け土地対策になります。全額借り入れなので、一銭も自己資金を使わず収入が増えるので検討の余地はあると思います。
奥さんがパートで働いて沢山収入を得ているのと同じ状況だ。せっかく収入が増えるのにうれしさが少ない。奥さんではなく主人名義でやると家族手当と国民年金保険料、健康保険料の負担が無くなります。ただし、所得税は累進課税なので税金が高くなります。公務員等副業に該当するとされる場合がありますので、事業者の選定は慎重に行いましょう。自営業者の妻であれば結果も違ってきます。
雑所得なので青色控除が適用されないし、給与所得控除も適用されないので若干不利になります。妻が事業者なら中小企業共済とか確定拠出年金(401K)に加入することで所得税の軽減になりますが、キャッシュフローが減ってしまいます。融資金の返済もあり、勘定合って銭足らずということで黒字倒産にならないようにしないといけません。顧問税理士にご相談をお願いいたします。
事業者の交代は後からでも出来ますが、色々と面倒なことが起こりそうなので、よく検討する必要があると思います。

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