2013年5月12日日曜日

ソーラーのメンテ

昨日雨が降り、パネル下が水浸し。地面の中央部がへこんでいるので水たまりが発生。
浜松市の農地転用は自然浸透でもいいので何もしなくても良いが、愛知県だと自然浸透は不可なので排水路を設置する必要が有ります。水はけ悪いがそのうち改善するものと思っていたので対策を先送りしていた。梅雨を控え改善されないのでアクションを起こすことにしました。
電気に水分は良く無いし、架台は鉄製なのでこれまた良く無い。条堀りをして排水対策をした。地面は転圧したせいか固くて、なかなか掘れなかった。排水路ができてしまえば、排水効果もあり画像の通り水が引きました。暑くて日差しが強かったので大いに日に焼けてしまった。まだ何日か掛かりそう。
 今後は防草シートを敷かないといけない。暑くなるので大変だ。来年にしようかと弱気になります。
こういった作業は、自分でやった場合経費節減になるが、費用計上ができません。人に頼み費用を払うと計上出来ます。自分がやると大変で、その上税金を多く納めないといけない。なんか変ではないか?これではうれしさが無い。
税務署の人はソーラーは経費がほとんど掛からないとうれしそうにいうけど、ソーラーもメンテをしっかりやれば経費が掛かります。メンテフリーだと売電収入=所得となりがっぽり納税になります。

どのような費用が掛かるのか出してみました。
内製の場合の人件費は0です。外注の場合は人件費が掛かります。
除草、防草費用:除草剤を散布するか防草シートを敷くか、それとも草を1本1本抜く。
修繕費用:ペンキ塗装や破損箇所の修繕。
各種保険料:火災、盗難に対する保険料。設置費用の0.5%位。
点検費用:交通費は対象。外注だと費用が発生。
監視装置:設置に50万くらい。年間5万円の通信料。
電気代:パワコンの待機電力。年間3000円位/台。
固定資産税:評価額の1.4%。当初3年間は2/3に軽減。初年度12万位。
土地費用:借地の場合地代。所有の場合固定資産税。
金利:融資で設置した場合。元金部分は費用計上不可。
減価償却費:現金支出の無い支出。
青色申告控除65万円。利益が出たときのみ。
個人事業税:事業所得290万円を超えた部分は5%。地方税。
その他:メンテ等で必要なもの。
その他:車両費用。点検する時に移動で自動車が必要な場合など合理性が認められる時。ただし、高級外車は無理と思う。税務署の見解になります。

国などではKW=1万円かかるとか設置費用の1.6%+販管費0.25%かかるという目安を出しています。パワコンが故障した場合の費用は50-100万掛かりますのでそれを見越して修繕積み立てをするということからも上記金額は妥当性があると思います。故障した場合、先送りすれば収入が入ってきません。パワコンも小さなものを複数台にするとリスクの分散化ができます。



2013年5月10日金曜日

モーニングサテライトで放映

テレビ東京系の番組で放映されました。経済のビジネス番組なのでそれなりに反応がありました。視聴者の本気度が違っています。ループ社や私に対して問い合わせがありました。これをビジネスに活かすために出ているのですが、なかなかうまくいかないです。
ページビューを解析すると番組放映後に急増してるのが分かります。
知り合いにも取材を受けて放映されると連絡した所、さんざんバカにされました。本日番組を視聴したら途端に凄いとおだてられました。新聞に載った時もそうでしたが、それまではうさん臭いとか怪しいといった見方をされていました。私が、いかに信用が無いのかを感じさせられました。
私自身は番組見てないのでどんな内容かは把握していません。撮り直しなどが多くてどういう内容になるのか放映されないと分からないです。3時間以上撮影されても映像になるのは3分程度。私自身何を言ったのか忘れています。
後日録画されたものをもらうことになっています。金銭の謝礼はありません。こういう番組に出るともらうものだと思われるみたいです。メーキャップも無しでそのままで出ます。普通の百姓の親父として登場です。
普通の露地物との比較をした映像が流れました。この露地物は、テレビ東京のスタッフが店で買って来たものです。私が用意したものではありません。すり替えちょんぼをしたものではないです。普通に栽培したものと比べて品質的に遜色が無いということです。上にソーラー設置しても下の作物は育つということです。どうも光信仰みたいなものがあります。これが今までの常識なのですが、頑迷固陋な迷信であったということになります。
いままでは、農業に学問は要らないという状態であったかもしれませんが、農業はサイエンスの時代です。これからは、農学博士号を取らないと農家はやっていけない時代が来るかもしれません。

2013年5月8日水曜日

角度可変による効率の向上

ソーラーパネルは太陽光と直角になるように設置するのが発電効率が上がります。こういったことから角度可変の試みが行われています。
例えば、冬45度、春、秋30度、夏15度と変えた場合の年間の発電量の増加は3.5%です。一方、毎月最適角度にした場合では5%の増加になります。
太陽光追尾型の装置にすると1.5倍くらいになります。ただし、費用が2倍以上かかります。
といった具合で、費用や手間をかけてもそれほど発電量が増えないという事になっています。
ソーラーシェアリングでもパネル可変をうたっているものも有りますが、私は否定的な考えです。理由は、高所にあるので作業が危険であること。頻繁に変えることでネジの締め忘れなどが発生してパネルの脱落が発生する恐れが有ること。パネルや配線にストレスがかかり不具合が発生する可能性があること。などからです。20-30年稼働するものなので負荷を与えないことが重要と思います。
固定する場合,最適な角度は緯度と同じ位といわれています。最近のトレンドでは、角度は低くするというのが主流です。理由は、その方がパネルを多く設置出来るのと台風など風の影響を抑えるためです。多少影になったり効率が悪くなろうともトータルで考えるとその方が有利ということになります。メガソーラーも今後は土地の問題からどんどん設置されていく方向ではなく、ミドルクラスに移行していくと見られます。
日経にも農地でプチソーラーという記事が出ていました。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD300HQ_R00C13A5000000/

企業がメガソーラーを田舎に設置するという話はよく有ります。これだと、金持ちはより金持ちになるだけで、地方は恩恵を受けることが無い。ソーラーシェアリングだと、農家も恩恵を受けることが出来る。静岡県では、農家の所得1000万、浜松市は750万を目標とするとしていますが、現実にこれだけ儲けることが出来るのはほんの一部に過ぎません。ほとんどの農家は100万のレベルです。実際にはこれよりも低いです。土地の集約化や規模拡大といった今までのやり方で農家の所得を上げることができるかどうか?

パネルとパワコンのバランス


パネルとパワコンのバランス。ソーラーの発電量はいつも100%出る訳ではない。朝、夕、冬期、曇天時などは出力はかなり低いものになる。一般的にはパネルとパワコンは1:1で設置される場合が多い。経済性からどれくらいの比率がいいのか考えてみました。
当方の発電所はパネル12.15KW:パワコン10KWという構成になっています。ループの商品では14.4KW:10KWというものもあります。パネルがオーバースペックになり無駄になるのでは?と思われるかもしれません。
その辺を検証してみるとパネル12.15KWで発電11.1KWの場合、パワコン側での出力は10.5KWでした。ほぼ無駄無く発電です。春から秋に掛けての快晴時で11時から13時くらいまでは10KW以上は出力カットが起こります。
快晴日とは日当りの平均雲量が15%未満の日をいい、静岡県の場合年間41日程度有ります。
天気でも晴れとか曇とか有りますが、晴れとは雲量が8割までをいい、雲が空一面にあっても(薄曇り)地面に影が映るようだと晴れということだそうです。ですので、日照時間が長いというだけでは発電量には比例しません。日射量、日射の強さが重要になってきます。
14.4KW:10KW構成の場合、朝、夕や冬期などは日射量が少なくなるので、無駄無く発電(出力抑制なし)出来ます。10時頃から15時頃は出力カットになってきます。1日あたり発電しきれない電力は約7%程度です。これを1年間で見ると実際にはもっと低い数値となります。冬、曇の日、薄曇りの日などがあるので、実際には3%程度になります。。パワコンの有効利用を考え、コストパフォーマンスを考えてみるとこのバランスが落としどころになって来るのかもしれません。たとえば、14.4KWを4セットにした場合、57.6KW:パワコンは4台で済みます。従来なら5台設置していました。パワコン減らすことにより付属設備や工事費80万円程度費用が削減出来ます。しかも、20年で見るとパワコンの更新費用を勘案しないといけなくなります。合わせて約150万円。一方期待される電気代は20年で150万円です。150万得るために150万の出費が掛かるとしたら、投資する意味は有るのでしょうか?有ると思われた方は社会貢献事業に向いておられます。
14.4:10というバランスは、ソーラーのリターンが3倍弱なので合理的なバランスだと思われます。
発電しきれない損を取ることでパフォーマンスという得を取りトータルで勝つ。こういったことで発電の経済をプラスに持っていくことが必要と思います。しかるに欲が深いだけでは駄目で、限られた土地、資金、頭脳を有効に使う読みの深さが必要になってきます。

2013年5月2日木曜日

報告 シンポジウム  農業と太陽光発電の両立に向けて

4/15に開催された、かずさDNA研究所と京都大学 SACIが共催のシンポジウム。
京都大学 SACIのIはイノベーションです。ソーラーシェアリングはイノベーションです。
シンポジウムには予定以上の人が集まり盛況とのことでした。
参加者の半数以上は太陽電池を開発している企業でしたが、ソーラーシェアリングに興味をもった農業関係者、および、ソーラーシェアリングを事業化したい企業の方などが参加されました。
セミナーの様子は、京都大学のホームページに掲載されています。
(かずさDNA研究所 センター長 東北大学客員教授でもある柴田大輔先生の発表風景)
http://www.saci.kyoto-u.ac.jp/?p=3012


当日の発表資料もここからダウンロードしていただけます。
何やら難しい資料です。百姓の親父が関わる場合、難しい理屈は知らなくても簡単に導入出来るようなものでないと困ります。研究者や技術者の課題になってくると思います。
ソーラーシェアリングの可能性、課題などいろいろな問題が提起されました。
今後、新しい製品が開発されていくことと思います。バイオ技術を使って光を必要としない品種改良もされていくと思います。
こちらのP16に出ている関西電力の発電コスト、石油の場合だと太陽光発電に匹敵する位コストが掛かります。その結果、電力会社は大幅な赤字に陥り、電気料金の値上げを申請しています。各国の趨勢でも、コスト高の石油火力発電の比率は低いです。最近、石炭火力発電を新設するとのニュースが出ていました。
ソーラーシェアリングはまだまだ完成したものでは有りませんので、普及する過程においていろいろな形になっていくと思います。普及学の観点からすると異文化間屈折ということになります。


日経CNBCモーニングサテライトで放映予定

日経新聞社系のテレビ局であるテレビ東京が5/1に取材に来ました。5/10 日経CNBCモーニングサテライトで放映予定です。愛知県の場合、系列TV局のテレビ愛知でも放映となります。
見逃してしまったとか視聴出来ないエリアという場合、インターネットでストリーミングでの視聴が出来ます。ただし、ダウンロードは出来ないようです。見るだけです。(1回見れば充分?)
番組の内容は、ソーラーシェアリングはどういうものなのか?ということになります。番組では、農水省、ループ社の取材、今後設置される案件(高知県ブルーベリー農家の取り組み)も織り込まれることになります。TVで放映されるかは分かりませんが、パネル下で取れた作物と普通の露地物との比較もいたしました。お土産としてお渡ししましたので、今頃テレビ東京のラボで調査、分析をされているかもしれません。
日本の農業規模はGDPで8兆円。TPPで半減するともいわれています。生産者は農産物の価格を下げないと売れなくなります。こうなると今でも少ない農家の利益はありません。むしろ赤字になる可能性有りです。こうなった場合、ソーラーシェアリングとセットに考えると営農が可能になります。赤字の農業部門を支える仕組みが成り立ってきます。
これまで農水省は食料安保論を出したり、自給率向上を出したりしてきましたが、もはやこれまでの様な気がします。カロリーベースで39%の自給率、日本では食料が全然足りないのか?毎日出る膨大な廃棄食料は何なのか?ゴミ箱は食べ残しの食料であふれています。
私の所を視察に来た東京大学の川島准教授は農産物は作り過ぎで、その結果価格が上がらないと主張されています。必要な時に必要なだけ生産するというトヨタのジャストインタイムという考え方でやらないと成り立たないということになります。本来の市場経済なら成り立たないのを補助金などをつぎ込むことで無理に延命していることになります。
TPPで農業半減→これまで以上の補助金投入→財源は税金→増税。このサイクルを変えるのはソーラーシェアリング。ソーラーシェアリングが大規模に普及すれば、農業規模8兆円は20兆円にもなる可能性を秘めています。そうなれば、補助金、増税無しでもやれるのではないかとTVカメラに向かって話しましたが、放映されるかどうか?
ソーラー導入するとすぐに売電で大儲けといった感じで見られますが、こういった先入観が導入のモチベーションになってくると思います。住宅用に屋根に設置する人も多いですが、地球温暖化防止とか環境保全などということをいう人はほとんどいません。どれくらい売電で儲かるかということばかりが全面に出てきます。こういった人間の欲をうまく利用することで農地への導入を促進していきたいと考えています。

農地で栽培した電気は農作物か?この件で浜松市農業委員会と意見交換。
金に色はついてないけど、どういう風な扱いになるのか?農業委員会では、電気は農作物ではないとの見解。
しかし、私は、農地で生み出されるのであれば農作物だと思っています。ここでもう意見が噛み合なくなっています。農地での再エネが農業=農作物という私の主張。これがイノベーションであり、象徴がソラポンと位置づけています。

分譲による太陽光発電所

ソーラーも分譲物件が登場し始めた。50KW未満の低圧連係物件で、20年間の定期借地権付、メンテナンス、保証付きで2544万円。収入は年間210万円を見込む。表面利回りは8.27%。自前で発電所を所有する場合に比べて利回りは低くなるが自分で土地などの手配をする場合と比べて手間がかからない。
上記を金利1%10年で融資を受けて購入する場合、融資資金を返済しても20年で純益約1500万円の収入が得られる計算になる。ここから各種税等の負担を考えると丸々懐に入る訳でないが、1円の金がなくても利益が得られるのである。
今後は土地がない、自己資金がなくても新しい投資の形として広がっていくのではないかと思う。
上記の場合、売電価格は昨年の40円。今後の物件は若干設備費が下がり、メンテナンス費用はそのままだと思われるので、今年度のものだと表面利回り8.1%位になるのではないか?現在計画中のソーラーシェアリングの案件がこのような形態になるかも知れないので参考になってくる。こういった価格帯なら投資側としても乗れるのでしょうか?
税務署の見解は、こういった投資案件は雑所得の扱いになるようです。なるようですというのは、取り扱いがはっきりしていないからです。今後はっきりしてくると思います。雑所得の場合、損益通算と損失の繰り越しなどが出来ません。