2013年7月28日日曜日

農業は儲からない データから検証すると

農水省が出している農家の所得データです。農家なので家ぐるみでの所得になります。農家の平均は2人位なので一人当たりだと半分になります。専業農家のデータといってもいいと思います。最新のデータだと、サラリーマン一人の平均409万円です。共働きの世帯年収になるともっと多くなります。
所得というのは収入から経費を引いた実際の手取りになります。サラリーマンの場合、経費が無いので収入=所得になるのとは大違いです。ですので、農家で年収1000万であってもサラリーマンで年収500万の方が上ということも有りです。
10a(1反)の利益は約10万程度。副業的農業というのは兼業でごそごそやっているようなレベルで、販売というよりも自家消費の色合いが濃いです。(家庭菜園並み?)農家といっても販売せず自家消費だけという所も多いです。それだけ、小規模零細の農家が多く存在するということになります。そういう農地のことを生産性の低いといった表現をする場合があります。その生産性の低い農地は転用可能な所もあります。
私の場合でいえば、生産性が低いです。遠距離通勤のため、経費が掛かりすぎているためです。ソラポン研究所のような感じといってもいいと思います。
外国は日本と比べると経営面積が2桁くらい違いますので、ちょっと効率上げたくらいでは全然太刀打ち出来ません。アベノミクスで農業所得倍増を打ち出していますが、実現は厳しいと思います。静岡県の農家の所得目標は1000万円です。(浜松市は控えめで750万円です)どうすれば実現出来るかということまでは踏み込んでない所が無責任です。事業の多角化、6次産業化などと立派なことを言う人もいますが、現実は厳しいです。どうしたら実現できるのか?このブログで何回も何回も書いているのであえて書きません。

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