孫子の兵法というと、古臭くてカビの生えたような存在かもしれません。ヒビの入った骨董品かもしれません。でも、歴史は繰り返します。それは、人間の本質が変わらないからだと思います。実践できるかどうかは別としても、なかなか味のあることが詰まっていると思います。
兵法というと、攻めの一手という感覚ですが、むしろ逃げの一手という方がしっくりきます。
宮本武蔵は剣豪として知られていますが、結構逃げるということもしています。やはり、三十六計逃げるに如かずです。勝負で負ければ死んでしまっておしまいだから、勝算がない限り、手を出してはいけないということを示唆しています。
剣豪ですらこうなので、一般の私たちが常にアグレッシブだと大失敗をした場合、致命傷を負うことになります。勝たないまでも、負けない方が重要になってきます。体力を温存しておいて、ここぞというときに全力をもって臨むのが、勝つ秘訣ではないかと思います。
これからも、いろいろなチャンスは巡ってくると思いますので、その時に、機動的に対処できるように準備を怠らないというのが大切だと思います。じれったいとは思いますが、そうすれば、チャンスを目の前にして、手を出せないという機会損失は避けられるのではないかと思います。
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