3月11日に、IPOを果たしたソーラー住宅会社のフィットですが、公開価格1890円に対して初値1741円、終値1510円となりました。2割も低い価格になってしまいました。初値がつく前の、注文状況を見ても、圧倒的に売り注文が多く、株価はじり下げとなりました。飛びついた投資家にとっては、残念な結果となってしまいました。
フィットの決算書で見ると、住宅の利益率は10%ですが、ソーラーは30%です。いかに、ソーラー事業が儲かるかということになります。他社のソーラー分譲でも、それくらいかそれ以上の利益が出るのではないでしょうか?しかし、サニックスは赤字になっているという状況なので、やり方次第かもしれません。
九州電力管内でも、14000件のソーラー取り下げがあったとのことです。また、滞留案件は30万件以上ありますが、どこまで実現できるかは不明です。今になっても、設置できていないということは、土地だとか資金だとか何らかの問題を抱えている可能性があります。
会社の見込みは、今後も強気です。私としては、稼ぎ頭がこれまで同様には伸びないと思います。株主や投資家からも、先行きは暗いというふうに見られたのではないかと思います。
IPO銘柄で初値は公開価格の何倍にもなるとものもあります。しかし、IPOなら何でも儲かるという時代ではなくなりました。ソーラー関連企業よりも、ソーラー設備という現物の方が安定して安心していられると思いました。
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