2016年3月9日水曜日

S-REIT登場の背景

ソーラーを所有して売電収入を得るか、設備を売って譲渡益を得るかということが考えられます。資金の回転を考えて設備を売ることもあろうかと思います。そこは、オーナーの考え次第になります。
タカラレーベンが、インフラファンドを上場させるのに伴って、32カ所のメガソーラーを売り65億円の売却益を得る見込みです。1基2億円です。100メガくらいなので、1メガ6500万円くらいの利益だと思います。
売電収益を得た方が有利だと思うのですが、売電収益だと、30%くらい税金がかかります。上場ファンドだと、設立から20年は税金がかかりません。ということもあって、売却になりました。連結子会社だと、傘下のファンドの売り上げも計上されますので、売り上げ自体は変わりません。税金の負担が少なくなります。
一つの会社が全てとり仕切るのではなく、別の子会社を設立するのは、人件費やいろいろな諸費用等を低減するという目的があります。
目先の利益だけでなく、いろいろな条件を考えてどうするのかという戦略が必要になります。

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