サニックスの1Q決算発表されました。予想通りで良くないです。市場も織り込み済みで反応がありません。通期利益40億予想ですが、人員削減による効果が24億なのでリストラした分がほぼ利益というかそんな感じです。
昨年の1Qと比較すると、KW単価は24万円くらいであまり変わっていませんが、昨期が56901KWの販売に対して、今期は33997KWと40%減となっています。
ソーラー市場の縮小の影響をもろに受けて、数量の落ち込みが大きいです。それでも、通期で780億という売り上げを見込んでいます。
1Qは29円でしたが、2Qからは27円になります。これまでの経験則では、売電金額が下がるとそれに比例してシステム価格も下がるということを繰り返しています。単価の下げをカバーするためには、それ以上の売り上げを確保しなくてはならず、現在の逆風下では新規需要が少なくなっています。通期の見通しに変更はないと強調していますが、怪しくなってきます。
売電金額の低下など新規が減っているということと、申請済みのところは、申請したパネルでないと設置できないルールから考えると、他のメーカーの案件を奪い取ることは難しい。こういった状況では、新規案件の掘り起こしには限界があり、通期目標達成は厳しいと考えています。多くの方はこのように考えていますので、今後決算が悪くても株価は反応しないと思います。事業性に難があるところはいっぱい残っているんですけどね。
http://sanix.jp/ir/release/news/pdf/28-8a.pdf
http://sanix.jp/ir/release/news/pdf/28-8b.pdf
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