2013年8月28日水曜日

ソーラーの立地

ソーラーの条件は何といっても日当りだ。しかし、土地コストを考えた場合どうなのだろうか?
設置費用が多少高くても土地の費用が安ければどうなのだろうか?土地1000m2に50KWを設置するとして、坪2万円の土地を買った場合、ざっとKW40万円だ。このばあい、回収が3年遅れます。土地コストを考えなければKW28万円だ。それをベースにどんどん積上っていくので、土地費用が安ければ安いほど有利になる。
下記の土地は15000m2の農地なのだが、面積が広すぎて窪地とか条件が悪いといっても競売物件で400万だったものだ。普通の農地ですらこの辺では、坪2−3万円くらいで出ている。安いのだと坪3000円くらい。普通の売買だと農地といえどもそんなに安くはない。しかも、ここは転用出来る農地だ。だから破格の安値である。裁判所の競売物件は要注目だ。
現在造成されて、設置が進んでいる。場所は南北が山に挟まれた窪地で夏はご覧のように日当りは良い。規模は450KW。これなら年間2000万位は収入があるのではと想像される。
ところが、秋から冬にかけては航空写真で見ると見事に日影になっている。この期間は発電量も多くないので春から秋に掛けて稼ぐという考え方と思うが、どうなのだろうか?実発電利回りは大いに気になる所だ。
日当りが悪いとして発電10%減と見込んでも土地費用が安いので有利ともいえる。土地を新たに購入して設置するとKW単価はかなり跳ね上がる。価格算定委員会のKW28万は無理だ。こういう金額で出来るという人は先祖伝来の土地を持っていて、そこが平坦だったという場合と思う。そういう人は運が強いです。


0 件のコメント:

コメントを投稿