9月末で、会社設立して初めての決算になります。系統連係も今期内に無事に終わったので、一安心です。これで決算も一件落着です。これから、申告に進みます。
決算の内容は、投資減税適用のため即時償却を選ぶので、結果は大幅な赤字になってしまいます。このことを自称投資家の方に話すと、経営能力がないだとか倒産するだとか、さんざんネガティブなことを言われます。当社の株主にならないかと水を向けても、全く取り合ってもらえません。自称投資家の人に聞くと、決算書は読んだことも読み方も知らない。株価の値動きを見て、えいやで売買をしているということでした。世の中には当社のようなお宝銘柄(?)は埋もれていますが、発掘されないのは残念に思います。
決算赤字で大丈夫なのか?というと、これは会計上のテクニカルな問題であるということになります。黒字決算の方がいいに決まっています。なのにどうして赤字にするかというと、税金対策ということになります。赤字会社であってもつぶれずないばかりか、オーナー社長がリッチな生活をしているのは不思議なことですが、よくあります。
納税する現金があれば、借金返済に回した方が負担軽減できます。消費税の還付は申告してから1−2ヶ月程度でありますので、早速繰り上げ返済を行い、金利負担を軽減します。会社経営したことがないと、そういったことには気が回りません。
来期は、売電申し込み問題の余波として、売電に関する抑制をお願いされる可能性もあります。日陰よりも政治の影の影響が出る可能性があります。ソーラー設置の減少にともなう代理店収入の減少が予想されます。ソーラー設置市場は真冬状態です。その一方で、設置したソーラーの消費税の還付、売電収入が寄与するのと電力の売先をPPSにすることで、これらを補うことが出来ると見ております。マイナス要因として固定資産税などの負担がかかってきます。トータルでは減収増益となり、黒字を確保出来る見通しです。繰り越し赤字のため最終的には赤字となります。赤字であっても、キャッシュフローは改善しますので、借金の返済には支障はないです。
新設法人の場合、5年以内に倒産する確率は90%位となっております。それくらい、事業というのは難しいです。ソーラーの場合、収入の見通しが立つので経営計画を立てるのが楽です。他の事業だと売り上げの予測はえいやという所も多く、外れることも多いです。20年間の見通しが立つというのは非常にありがたいです。ソーラー事業の場合、よほどのことがない限り経営は安泰だと思います。リスクをどこまで織り込むかということになります。リスクと聞くと、すぐに手を出すのを辞めるというのでは、成長はあり得ないと思います。
明日から事業の2期目に入ります。来期もソーラー設置を予定しております。昨今の情勢からすると、ソーラー業界逆風の中で、当社にとっては最後の設置機会になるかも知れません。
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