ソーラーは温度が熱くなると発電効率が落ちるという特性があります。日射は夏の方が強いのだが、温度が高いので春の方が発電量が多くなる。こういったことから、水を使って冷却することで発電効率を上げようという製品が出てきました。
テックコーポレーションのテックミストシステムという製品である。夏場において使用すると最大20%位効率がアップするという。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820140127ceag.html
http://www.techcorporation.co.jp/product/panelmist/post_16.html
20秒分噴射して15分止まるということを繰り返すサイクルで1日500リットル。月10−15t、水道代2000円くらいかなというか実際には基本料金の方が高くなりそう。50KWだと、部材費などで130万位掛かるとのこと。
パワコン10KWにパネル12KWだと、発電は10KWくらいまで出るので、このとき冷却しても発電には寄与しない。発電が8KWなら2KW分増加する。なので、パネルの積載状況も影響してくる。
夏の晴天日の9時から15時までの6時間だとすると、1日の内70%の発電量に相当する。この時間20%アップしたとしても1日で見ると15%アップとなる。しかし、正午頃になると発電量も多く、20%アップすると発電能力を超えるのでピークカットされてしまう。1ヶ月で見れば朝夕や曇や雨の日を考えると10%位がいい所かな?春、秋、冬となるとどこまで効果があるのか?年間だと数%という所に落ち着くのかもしれません。元を取るのに10年位になりそうですが、残り10年は儲けですのでチャレンジする価値はあると思います。→検証が正しいと仮定なので、前提条件が違えば、結果も違ってきます。
送付された資料では、任意の一瞬の時間での結果しかでていないので分かりませんでした。ただ、パネルを冷却すると効率が上がるということは昔から知られていることで効果があると思います。にもかかわらず水による冷却が余り実施されていないというのが答えになろうかと思う。水面上に設置するシステムもあるが、発電効率は10%アップとのことなので、期待するほどの効果は無いということが結論かも知れない。
いやそうでは無いという人もいるかも知れません。ぜひともチャレンジして結果を教えていただきたいと思います。
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