2014年2月3日月曜日

電力自由化で売電価格が上がる?41円、42円で売って下さい。

電力の自由化がいわれていますが、どうなるのでしょうか?買う場合は安く、売る場合は高くなるかもしれません。最近の報道では、オリックスやソフトバンク、パナソニックが市場参入を表明しています。発電事業者は電力会社に40円とか36円で売電していますが、オリックスやパナソニックはこれ以上の値段で買い上げるというものです。そして、その電力を販売するということです。ソーラーに取っては久しぶりの良いニュースです。
しかし、一般家庭の電気だと25円くらいです。産業用だと15円位になります。こんなことしたら大赤字でとてもビジネスになりません。一体どうしたことなのでしょうか?
電力会社に40円で売った電気は実際には上記金額で販売されていますが、電力会社はそれで損失を出してはいません。実際には利益が出ているのです。電気料金にはからくりがあって、電気料金の検針票には賦課金ということが記載されています。1KW10円くらいです。これだけで、40円で買った電気は30円になりました。記載はされていませんが、電力会社が実際に発電に掛かる費用、調整金が引かれます。すると、原価は10円位になります。それを市場価格で販売すると1KWで5円とか利益が出てきます。
今後、電力自由化で送電網を使って自由に販売出来るとなると電力再販売会社にも利益が出るような仕組みになります。つまり、電力をかき集めて販売すると利益が出るということになります。しかし、同価格だと集まりませんので、プレミアムを付けることで集めようというのがビジネスモデルです。もちろん、経費が掛かるので丸まるが利益にはなりません。文字通り塵も積もれば山となるを地でいくような話です。こういう仕組みを思いつく人がいるというのには脱帽いたします。世の中、何もせず、ぼーっとしているだけではダメで、こういったことをビジネスチャンスとして活かせる機転が必要です。
パナソニックが参入ということは、パナソニックのパネルであれば、さらに高額で買い上げるということで、ソーラー機器の販売につなげるということも考えられます。
40円でも高いですが、41円、42円、43円となれば高い方に売りたくなります。高い国産パネルを設置しても、元が取れるということであれば、中国製パネルよりもパナソニックパネルを選択するということになるかもしれません。
50KWだと1円の違いで20年で100万円違ってきます。

0 件のコメント:

コメントを投稿