2014年2月28日金曜日

ループのソラシェア

ループのソーラーシェアリング対応製品ソラシェアが発表された。昨年秋に発表され、その後改良が進められておりました。改めて発表されました。
角度可変なので、発電効率もあがります。夏の高温障害、冬の霜対策に効果を発揮します。
前回は価格335万円でしたが、今回は348万円。前回はモニタ価格ということで295万円でしたので、前回即決していた人は得をしたことになります。
・農地を活かした太陽光発電(ソーラーシェアリング)をお考えの方
・コストを抑えた太陽光発電諸設備にご興味のある方
ということですが、正直高過ぎると思います。売電だけの目的だけではなく、農作物の保護などのことを考えている人向けと言うか、農業をまじめに考えている人向けの商品です。20年以内では元が取れると思います。無料で設備設置ができるという感覚と思います。決して売電で儲けようなどと考えないで下さい。
今後は、補助金などが出るようになれば普及すると思います。ただ、売電も補助金なので、2重取りとなると批判も出ると思います。

2014年2月27日木曜日

風力発電

かねてから表明していましたが、ループがPV EXPOで風力発電参入を正式に発表しました。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1402/26/news010.html
風力発電は、ソーラーの発電単価が先細りの状況の中で二つの強みが有ります。
まず、単価が55円/KWということ。ほとんど導入実績がないので暫くは売電価格が下がりそうに有りません。
次に、設備利用率が30%越えであること。ソーラーが13%なので2倍以上です。
その反面、風が吹かない地域では厳しいこと。KW単価が100万以上でソーラーの4倍近い金額です。
それなりの地域なら7から8年で回収が可能です。ただ、メンテがどうなるのか分かりません。風車なので、稼動部が有ります。
詳細は今後明らかになろうが、チャンスがあれば自社所有地に、ハイブリッド発電をやってみたいと思います。
こんなこと書くと、すぐ欲が深過ぎるなどと叩かれますが、出来るか出来ないかではなく、やるかやらないかということになります。私は気にしませんが、言った人は後になって後悔するのではないでしょうか?最近でも浅田真央のことをどうこういったことで波紋が広がっております。

2014年2月25日火曜日

ソラポンをプレゼントいたします

ソーラーシェアリングの認知度あがってきておりますが、設置はまだまだ少ないのが現状です。ソーラーシェアリングで栽培された農作物を食べたことがある人はほとんどいないのではないでしょうか?
ループの中村社長は食べました。その中村社長が自信を持ってお勧めしていただけるソラポンをプレゼントいたします。
明日からPV EXPO開催されます。ループのブースにて抽選で当たった方にプレゼントさせていただきますので、ふるってチャレンジして下さい。色々な新製品も展示されていますのでぜひお寄りください。
もしかしたらソラポンの詰め合わせの中に、露地栽培のものを入れておいて、差が分かるかどうか?というふうなイタズラを仕掛けるかもしれません。
その違いが分かるでしょうか?見て触れて確かめていただきたいと思います。発送は4月頃から順次行います。お楽しみに。

2014年2月24日月曜日

ソーラーシェアリングシンポジウム開催

農業施設学会主催でソーラーシェアリングシンポジウムが開催されます。つきましては、是非、多くの農業関係者の皆様あてご案内いたします。
いまや市民権を得たソーラーシェアリングです。かつては農業委員会から拒絶されていたのを思うと時代の変化を感じます。
先日の大雪で、山梨県のぶどうなどのハウスは大きな被害を受けたと報道されております。今回パネラーとして参加される方もぶどう農家とのことなのでその辺の話も聞けるかもしれません。
内容は変更になる場合がございます。
題名  農業と発電のハイブリッド化「ソーラーシェアリング」 食料の担い手から“食糧とエネルギーの担い手”へ
開催趣旨
農地にソーラーパネルを設置して、農作物を栽培しながら発電も行う。太陽の恵を最大限に活用した農業と発電のハイブリッド「ソーラーシェアリング」が注目を集めています。植物にはそれ以上の強さの光を照射しても光合成に利用されない「光飽和点」が存在します。ソーラーシェアリングでは農地頭上にソーラーパネルを設置して、植物が利用できない余剰太陽光を発電に利用します。
 2013年4月には農水省から「支柱を立てて営農を継続する太陽光発電設備等についての農地転用許可制度上の取扱いについて」のガイドラインが公表され、ソーラーパネル架台支柱に係る一時転用許可等の許可条件を満たせばソーラーシェアリングが認められることとなりました。これを受けて全国各地でソーラーシェアリングへの取り組みが広がりつつあります。FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)の利用による安定収入の確保、経済性向上による後継者・耕作放棄地問題の解消等、ソーラーシェアリングに期待される役割は大きい反面、初期投資額、施設耐久性、栽培に適した作物品種等、導入を検討する上での情報はまだまだ少ない状況にあります。
 そこで、ソーラーシェアリングの最新動向について、先行事例のご紹介や、行政・研究サイドからの情報提供を交えて、多角的に読み解いていきます。
開催日時   2014年3月17日
開催場所   つくば国際会議場
施設見学会(午前)つくば市西高野地内ソーラーカルチャー㈱ソーラーシェアリング施設
講演(午後から)
1. ソーラーシェアリング制度について
2.
3. 栽培に適した農作物について(千葉大学)
4.農業経営から見たソーラーシェアリング(宮崎大学霧村先生)
5.農業生産の知見を活かした発電パネルの活用法の実践例(実践農家・栽培家)
①須坂市 スマートアグリソーラー研究会 (雨よけ、日よけ効果を活用した高級ブドウの生産への応用)

6.パネルディスカッション
開催概要はこちらからになります。
http://www.sasj.org/event/file2013/solar2013.pdf
http://www.sasj.org/event/index.html

ネット広告

キーワードを元にして広告が掲載されます。内容で判断するわけではなく自動的に表示されます。シャープパネルの不具合とメンテナンス対応について載せても掲載されます。
私がシャープを推奨しているというわけでは有りません。
自宅のシステムは、初期不良で何枚かの交換してもらいました。その後、パワコンが壊れて無償交換してくれました。さらに、パネル変色や出力低下で5KW全てパネルを無償交換してくれました。したがって、システム自体は新しいということになります。ほとんど全てを更新してくれたので、こういった対応には感謝しておりますが、そもそも製品がしっかりしていれば不要なことになります。不具合が出てから対策するまでに時間がかかり、その間の発電補償はないです。トータル的に見れば得していますが、シャープの対応によっては損する場合も出てくると思います。
今回の事例でも、そういった経緯から無償交換してもらえるのかなと期待をしておりました。

2014年2月23日日曜日

変色パネルの性能

パネルの開放電圧は33.6Vである。試験では、光源に対して直角に光があたるという条件で測定しております。今回は、水平においている状態で計測をして見ました。
ブルーシートで覆わない状態=31.16V
ブルーシートで70%覆った状態=27.34V
ブルーシートで100%覆った状態=25.49V
という状態です。パネルに影ができてもそこそこ電圧は出るということです。
しかし、電流が出なければ電力としては出ないということになります。端子をテスターで電圧を計測するだけでは、不良パネルかどうかわからないというのが実態です。
ここにも同じようなことが出ております。画像処理されていてマスクされており、メーカーはA社となっておりますが、画像からするとシャープのものです。
今回よく確認もせず、しっかり発電するものだという思い込みで頂いたパネルがどれくらいの実力なのか分かっておりません。シャープに依頼すると巨額の費用が掛かるといわれております。調べる方法がないわけでは有りませんので、後日報告します。
各メーカーが10年とか25年の出力保証を付けていますが、変色は関係ないみたいです。出力が出ていれば正常という扱いのようです。パソコンモニタのドット抜けのようなものでしょうか?
今回パワコンももらったので、独立電源として使用するか検討しております。最高1.5KWの出力になります。欲しいという人が有ればお譲りいたします。
屋根に乗っているとこういう変色にはなかなか気がつかないと思います。前オーナーも気がついていませんでした。ホコリかなにかで汚れているのかなくらいにしか思っていなかったのかもしれません。小百合ちゃんはCMで、撮影で家を空けることが多いといっています。家にいてよくチェックをしないと不具合が有っても気がつきません。



2014年2月21日金曜日

小百合ちゃんが泣いている

http://www.sharp.co.jp/sunvista/
長く安心して使えるものだからということである。
小百合ちゃんも10年以上シャープのコマーシャルをやっていて、初めてつけたとのことであるが、私としてはずっとつけて欲しくなかったという思いです。
というのは、知り合いから、シャープのパネル取り替えたので欲しければどうぞということでもらったものだ。もらってびっくりした。よくよく聞いてみると、出力が落ちてきたので交換に踏み切ったとのことである。
もらったパネルの画像を見て欲しい。約17年前のパネルである。中央部が茶色く変色している。4.35KWで136Wパネル32枚全てが同じような症状である。
そこでシャープに問い合わせると保証の対象外である。点検する場合は有料だとのことだ。点検して不良であっても修理費用を請求するという返事であった。非常に不満な対応である。
全てのパネルが同じような症状であり、製造工程での原因であると思われるのだ。にもかかわらず、シャープは責任を取らないという。こんなことで、FIT乗り越えることが出来るのだろうか?
私の自宅のシャープ製ソーラーもパネル変色問題が起きた。
ウェッジにもこんな記事が載っていた。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3608?page=5
高品質であるといわれる国産がこの有様である。しかも、メーカーはシャープとのことである。高い金額出して国産パネルにしてもこういう対応では意味がない。
インターネットにはシャープ製のパネルの事例が出ております。
http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=15436506/
シャープ製のパネルはどうもこういうことが頻繁に起こると思います。
シャープ製のパネルユーザーは良く注意した方が良いと思います。クレームつけてもダメかもしれません。
なお、シャープパネルはこのようなお知らせも出しております。
http://www.sharp.co.jp/support/announce/nt51el9.html
このなかで、NT-E51EL9という型番が対応ですが、本パネルは.....







融資の厚い壁2

最近はそれほどでもないが、FIT始まった頃は、融資の条件として国産パネルを条件にされたこともあった。だから、中国製のパネルのシェアは40%程度であった。今では、70%位まで伸長している。国産という風に指定されると初期コストが膨らむ。
融資が大きくなれば返済も多くなる。当然、懐具合もタイトになる。初期コストをかけても、売り上げは伸びない仕組みになっているので矛盾するのだが、中国製に対する不信感が根強かったということをうかがわせる。色々な設備が導入され、発電実績などからこういった偏見が無くなってきている。
日本は、外国に製品を輸出しているので、貿易の公正さからすると輸入品を差別することは出来無いということになっているが、金融機関による貿易不均衡問題ともいえる。
FIT設備認定は、パネルの国籍は一切問題にしていない。パネルの性能のみを用件としている。

2014年2月20日木曜日

発電モニタは必須

発電モニタは費用が掛かります。50万くらい掛かる場合も有るので、設置を躊躇してしまいます。ソーラー設置した場合、何といっても売電収入を得ることが目的ですので、しっかり動作しているか分からないと目的を達成出来ないということになります。こういったことから、融資の条件で設置を要求される場合が有ります。
ある快晴日における発電状況です。下の画像は昼頃にかけて抑制が起こっています。
同じ日の発電量の画像です。上と下は別々の場所になります。上の画像を100とすると下は85しか発電をしておりません。モニタが無ければ何となく発電少ないなで終ってしまいます。
パワコンによっては、発電抑制は異常ではないので、履歴に残りません。こういう状態は現行犯でないと確認出来ないようになっています。
発電電圧を上げればいいのですが、勝手にやって問題が発生した場合は、最悪発電禁止になる可能性もあります。ですので、電力会社と相談しながら進めるということになりますが、全ての問題が解決するかどうかは確約出来ない状況です。
無責任なようですが、この場合のリスクは設置者が負うことになります。それを100%予測することは出来ません。設置しないことには分かりません。販売店、電力、パワコンメーカーがカバー出来る問題ではないからです。とはいえ、何らかの対策をやる努力は致します。


2014年2月19日水曜日

設備利用率

設備利用率という言葉が出てきています。ソーラーがどれ位発電しているかの目安です。
例えば、100KWのソーラーだと1時間100KW発電を24時間するとすれば、1日240KW発電するということになります。これの12%とか13%が正味の発電ということになります。
これまでは12%というものを想定していましたが、年報のデータ集計した結果からすると13〜13.6%位になったとのことです。
年間12%だとすると1KWで1.0512KWが13%だと1.1388KW発電するということになります。今年は平均的には1.2KWくらい発電した所も多いようです。私の所でも1.3KW程度発電をしました。ただし、天気によって発電量は上下します。そういったことから発電量のシミュレーションなども低めに出しています。
1年365日は8760時間ですが、その半分が昼だとして4380時間。日照時間2190時間だと曇り、雨が半分ということになります。案外晴れていないなあということが分かります。
そういったことから、ソーラーの発電能力が原発8個分いっても実際には原発1個と同じ発電量になります。風力や水力は、年中無休になりますので、トータルは多くなるのですが、ハードルが高いのでなかなか導入が進んでおりません。

2014年2月18日火曜日

(平成26年)第2回調達価格等算定委員会

17日開催されました。ネット配信で視聴ができます。約1時間30分です。
http://www.ustream.tv/channel/tyoutatsukakakuiinnkai
資料はこちらになります。
http://www.meti.go.jp/committee/gizi_0000015.html
資料を見てみると、
ソーラーシェアリングは試料数4件で30.5万円/KWとあります。価格が安いのは、工事をセルフでしたためでは無いかと思います。業者に丸投げの場合、この価格では厳しいです。
10−50KWクラスは価格が下がるスピードが大きいです。この辺は、競争が激しいということを物語っております。設置業者に取っては厳しいということです。
昨年と比べて余り下がっていない要因として、円安による海外パネルの上昇、工事費用の上昇が打ち消し合ったということが上げられます。その反面、ソーラー部材業界は業績上方修正会社続出ということになっています。
設備利用率はこれまで12%を基準としていましたが、今後は13%を基準とするようです。これにより、売電価格を8%下げる要因になります。
運転維持費についても、ほとんど掛かっていない実態が明らかになっています。分譲のように、巨額の管理費を支払うというのは利益を大きく削るということになります。
委員からは、中規模ソーラーを優遇せよという意見も出ていました。メガと比べるとスケールメリットが出にくいです。
これら意見が、どこまで取り入れられるか?事前の報道では、30円前半という観測記事が出ています。本日の日経産業新聞では1割程度下がるという記事も有ります。3月に価格が決まりますというかもう決まっているのかもしれません。

2014年2月17日月曜日

融資の厚い壁

ソーラー設置50KWなら1500万ほどは掛かる。自己資金でできないので、融資に頼ろうということになるのだが。土地さえ確保出来れば融資は後からついてくると安易に考えておりました。
実際に融資に申し込んでみると壁が厚いです。担保があれば問題ありません。自宅は住宅ローンで担保になっているということだと、それ以外で見つけないといけません。保証人を立てるという方法もありますが、非常に困難だと思います。個人よりも法人の方が信用力はあるのですが、新設法人とか本業が不振だと厳しいです。
ソーラー用地は元々評価が低いので、担保価値は期待出来ません。ソーラー設備は動産ということで金融機関によっては難色を示す所もあります。この結果、多くの方が断念、事業縮小に追い込まれております。
今回の経産省の調査でもこういった問題がクリアしてないのに申し込みだけしていた例が多くありました。メガソーラーなら2億から3億くらい掛かります。業績好調な企業であればとっくに設置していると思います。しかし、業績が悪い所だと融資は無理です。半年の猶予期間内では事業化は無理だと思われますので、事業譲渡する位しか道は無いのではないでしょうか?
もしかしたら、そういった40円物件が売りに出されるかもしれません。安く手に入れるチャンスになります。そうはいってもキャッシュリッチだとか、与信能力が有る場合でないと厳しいです。
それに備えて融資を申し込んでみようかということになりますが、金融機関としては計画がしっかり決まってから申し込んで欲しいということなので、予め融資枠を確保して待つというのもできにくいです。

2014年2月16日日曜日

売電金額確定後の落とし穴

設備認定を取り、電力に申込をして受理されれば売電金額は確定します。出力が大きく変わったとか、そういったことが無い限り安泰と思ってはいないでしょうか?
電力会社が一度結んだ契約を改めて結び直すということを要求して来ることが有ります。それは、電気工事業者がかわる場合です。電力の申し込みは、工事業者が申込をすると思いますが、何らかの理由で業者が変わる場合は、申請をし直すということになります。その日付が電力の受付日になります。初めに価格確保のためにとりあえず申請したものの、年度が変わってから申請をし直すことになる場合は、売電金額が変わってきます。
例えば、余り経験の無い業者が仕事を受けたものの、やっぱりやれないといった、電気業者の交代がこれにあたります。実は、私もこのような経験をしたことが有ります。ただし、年度をまたいではなかったので、売電金額が変わることは有りませんでした。
50KWだと、3円違うと20年で300万円は違ってきますので大きいです。今年度も後2ヶ月切りました。年度をまたぐ場合は要注意です。

2014年2月15日土曜日

太陽光事業進めない業者、670件認定取り消しへ2

経済産業省が調査結果について発表をしました。
http://www.meti.go.jp/press/2013/02/20140214005/20140214005-2.pdf
土地、設備を用意出来ていない672件とどちらか片方しか用意出来ていない971件が引っかかりました。今回の調査は、400KW以上の設備4699件を調査したので小規模のものについては現状野放しである。何らかの対策が盛り込まれてくるものと思われます。
なお、17日に第2回目の価格算定委員会が開かれますので、その辺も議論されてくるかもしれません。
また、今年度分の設備認定は2月28日までに申請しないと間に合わない可能性についても出ております。電力の受付も有りますのでぎりぎりです。今からでも滑り込みアウトという場合も考えられます。
http://www.meti.go.jp/press/2013/02/20140214005/20140214005-1.pdf

2014年2月14日金曜日

太陽光事業進めない業者、670件認定取り消しへ

かねてからいわれておりましたが、とうとう認定取り消しということになります。ここから見えて来るのは、土地を確保していること、設備を確保していれば権利は失効しないということになる。
設備を確保とは設備の売買、施工の工事契約を結んでいるということだと思います。余り完成を遅らせることが出来ないような仕組みになっていきます。
今回の調査は400KW以上の4700件位とのことなので、1/3が黒かグレーということになる。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20140213-OYT1T01605.htm?from%3Dylist

太陽光事業進めない業者、670件認定取り消し

 太陽光で発電した電気の固定価格買い取り制度を巡り、経済産業省は、発電の認定を受けたのに事業を進めようとしない約670件の業者の認定を取り消す。

 業者から事情を聞いた上で、3月にも初の取り消し処分に踏み切る。発電用の土地と設備のいずれかしか準備していない約780件についても、8月末までに両方を確保しなければ認定を取り消す方針だ。
 同制度は、事業者が認定時に設定された価格で電力を電力会社に売れる仕組み。制度が始まった2012年度の太陽光の買い取り価格は1キロ・ワット時あたり42円と高めに設定され、電気料金に上乗せされている。
 買い取り価格はその後、低下しているが、認定時点の高い価格で電力を売れるため、多くの企業が参入を表明。しかし、もうけが大きくなるように、太陽光パネルが値下がりするまで事業を始めない業者が続出していた。認定制度には発電開始の期限はないが、経産省は太陽光の普及の妨げになると判断した。

年次報告

農地転用して設置した地上型ソーラーですが、発電開始から1年を迎えました。1年毎に20年間の報告が義務化されております。1年に一度とはいえ、結構負担に感じます。
静岡県浜松市で角度20度方位は真南。パネル48.6KW、パワコン40KW、単結晶です。
発電量は67576KWで売電金額2838192円でした。40円+消費税になります。4月からは消費税分3%上乗せされるので、上ぶれが期待出来るかもです。まずまずの金額でした。何といっても天候が良かったこと。これに尽きると思います。天候次第なので、昨年の実績よりもかなり下がることも予想されます。
そういったことから、金融機関(地方銀行)が見るシミュレーションは、215万円位とかなり低めに算定しております。返済が有るので、渋めに出しています。業者のシミュレーションはこれよりも高いですが、それでも低めに出しております。保証値ではないとしても、発電量が達成出来ないとクレームになりますので。
年報の用紙ですが、初期の頃と比べるとフォームが変わっておりました。来年報告時に変わっているかもしれません。予め20年分印刷しておいて、発電量と報告日を記入すればいいように準備しておくと無駄になるかもしれません。

2014年2月13日木曜日

リチウム電池を使った蓄電池システム

蓄電池に、発電した電気を貯めて使用するという試みが始まっている。現在の電気の価格は、売ると40円、買うと20円なので売る方が圧倒的に有利である。今後、売ると20円買うと40円となった場合、売らずに、自家消費した方が有利になってくる。
蓄電池システム単独で揃えるとかなりの費用(50−100万位)が掛かるので現実的ではない。そこで、電気自動車に搭載されている蓄電池を利用しようというものだ。
蓄電池といってもかなりの容量が有る。日産リーフで24KW、三菱アイミーブで10KWくらいの容量が有る。一般の家庭が1日で使用するのが4KWなので、そこそこ使える。とはいえ、現状では、リーフは補助金もらっても200万円位する。
当社としても、大儲けした時に購入したいと思う。儲かってもいないのにこんなことを考えても仕方が無いが、電気自動車は電欠が怖い。遠出は出来無いので考えてしまう。ルーフに太陽電池を乗せて充電すればどうかな?などと考えてしまう。現実的には、手を出しづらいが、当たり前の時代になるかも知れないので注視していきたい。

2014年2月12日水曜日

雪対策

ソーラーパネルは積雪を想定した強度を持たせています。JISでは2400Paという基準が有ります。これだと積雪1mです。積雪1mということは250kg位の重量ということになります。雪質によっては重量が変わりますので目安です。
ちなみに、耐風圧力というのも有って、2400Paは風速70m/Sに耐える強度です。通常は傾斜がついているのでそれ以上でも耐えられると思います。
多くのパネルはJIS規格以上の強度に耐えるように製造されています。4800Paとか5400Paというのが多いです。5400Paだと2.5mの積雪にも耐える強度です。人が乗っても大丈夫な強度にはなっております。三菱のパネルだとプロテクションバーがパネル背面についています。
積雪で家がつぶれるということもあります。10KWだと積雪1mで15トンの重量が掛かります。架台もそれなりの強度が必要になります。角度を急にするとか、落雪した雪に埋もれないため高所に設置するなどの対策がとられております。
こういったことから雪国では、設置コストや積雪による発電量の減少などが有り、不利とされています。克服するために色々な工夫が必要になります。

2014年2月11日火曜日

ソーラーの満足度

設置までに色々なことが有ります。設置中のトラブルについてはなるべくフォローをして不安感を和らげたいと思います。設置した人の満足度は90%越えです。設置してから良さを実感するということになります。
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20140210/CK2014021002000011.html
しかし、設置後もトラブルが無いわけでは有りません。故障なども有りますので、チェックは必要だと思います。異常に気がつかないケースもあります。上記は住宅用なので、国産パネルが多いと思います。
トラブルの中で、雪害というものも有ります。雪害というのは、パネルに積もった雪が雪崩を起こして落下して被害が出るということだと思います。氷の固まりが落下して人や自動車などに当たると被害が出ると思います。先日の大雪でもこういったことが有ったのではないでしょうか?

2014年2月10日月曜日

大雪で

大雪が降りました。余り雪が積もらない地域なので珍しいです。子供なら大喜びです。当然発電量も激減しました。豪雪地方では雪が降るのは当たり前ですが、非常に困惑をしました。こういったことは、20年の内に何回かはあると思います。
天気が回復してくれば、雪が積もっていても発電はします。そして、雪が落ちてきますので、軒下を通るのは注意しないと危ないです。
雪国ソーラーは、雪対策として、角度を急にしたり、高い所に設置するなどの対策をしています。発電している時に、パネルが熱を出すのでその熱で融雪させるために、両面発電パネルを採用するということもあります。幸いなことに、当地は雪対策をしなくてもいい地域なのでこういった対策をしなくてもいいです。
まだ2月初旬ですが、今後雪が降るかもしれません。桜田門外の変が起きた、安政7年3月3日は大雪が降っていました。新暦だと3月24日なので、季節外れの大雪がまだ有るかもしれません。

2014年2月8日土曜日

活況なソーラー業界でも倒産する企業が

ソーラーは活況となっているが、すべて業績好調というわけではない。
東大発のベンチャー企業で、太陽光発電システムの製造・開発を手掛けるスマートソーラーインターナショナル株式会社が倒産しました。新技術とソーラーシェアリングのようなことを手がけており、注目を浴びていました。倒産の原因は売り上げが伸びなかったということです。新しくて画期的なシステムであっても、受け入れられなかったということです。結構大きな目標を立てておりましたが、経営基盤の強化をする時間と金がなかったということになります。どこかの企業が事業継続するかどうかが注目されます。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110523/220069/
理論は立派であっても、実学の世界では通用しなかったということになります。機構などはシンプルな方が、後のメンテを考えるといいと思います。独占技術の場合、このように倒産すると後々のメンテで困ってしまう事態になります。売ったら売りっぱなしで終わりということになります。ソーラー業界も新規参入が多く、価格なども叩き合いになっていて繁忙であっても儲からないという状況です。暫くは受注で食っていけると思いますが、その後はどうなのでしょうか?
ソーラー業で生き残るには、設置や販売だけでなく、自社発電所などから収入を得ることを確保するなどしないと事業継続は厳しいと思います。変に凝ったことをするのではなく、ハイテクでなくてもローテクの方が強いです。当社におきましても自社発電所を今期計画しております。もちろんローテクです。

2014年2月7日金曜日

ソーラーパネルは中国製が当たり前

個人レベルでは、中国製はどうもという人がいるかも知れないが、産業用になると中国製が当たり前になってきている。日本全体で見ると2013年で6GW(600万KW)の内の4GWが中国製になったということだ。3Qでも約70%が中国製のパネルとなっている。こういったことは、日本だけでなく欧米でも同じ傾向で価格重視になっています。
中国製ということで安かろう悪かろうということで敬遠されてきたが、国産と遜色が無いということで市民権を得たのかも知れない。ソーラーもリターンで考える時代なので、国産にする必要が無い。国産にしたらコストは上がっても、発電量が上がるということにはならない。ソーラーにはこだわりよりも割り切りが必要と思います。
中国製のパネルは欧州ではダンピングということで閉め出されているので、日本市場に矛先が向かうことになる。そうなると、価格も下がるかも知れない。
中国製のパネルにより、経営破綻に追い込まれるパネルメーカーが出てくるかも知れない。Qセルズやソリンドラなど有名であっても敗れ去っている。
PV  EXPO 2014で中国製のお買い得パネルが多数でてくると思いますので、これをチャンスと思う方は商談される機会だと思います。

2014年2月6日木曜日

寒い日の発電

非常に寒い日が続きます。でも、ソーラーパネルの特性だと、低温の方が良く発電します。パネルが250Wというのは、25度Cの時の状態です。1度上がったり下がったりするとすると出力も変化するということです。パネルにより特性値は違うので、それぞれということになります。
高温に強いパネルというのは、温度による出力の幅が少ないです。そういうパネルは低温になってもそれほど出力は出ないということになります。とはいえ、冬の日照が弱い時なので、出力はそれほど多くなるわけでは有りません。
ただ、こういう状態の時は電圧も上がりますので、パワコンの入力電圧に注意する必要が有ります。パワコンの方で入力電圧以上ということではじくとは思いますが、止まってしまえば発電はしません。

2014年2月5日水曜日

PV EXPO 2014 東京ビックサイトで開催

2月26日から28日まで、東京ビックサイトで開催されます。ソーラー市場拡大ということで、前回比20%拡大とのことです。
来年度の売電価格が決まってない中での開催です。新年度を睨んだ新商品など多数が出てくると思います。もちろんソーラーシェアリング関連もあります。
Looop社からもソラシェアが展示されるとともに、社長の講演もあります。というか、発表は昨秋だったのに未だリリース出来ていないのが残念な所。その辺も含めて具体的な発表があると思います。
商談のための展示会なので、お買い得な商品も沢山あると思います。ソーラー市場の今後を占うためにも行けるのであればぜひ行っていただきたいと思います。


2014年2月4日火曜日

ソーラー買い取り制規制強化

電力の固定買い取り制度は大成功だったのですが、問題も出てきています。対策案がだんだん具体的になってきました。現在は、400KW以上の場合、土地関係書類を添付する必要が有ります。
発注書とか契約書、資金証明、申請後1年以内とか期限が定められるかもしれません。つまり今後は、計画が固まり確実に設置されるという前提でないと受け付けないという制度になる可能性があります。事務手続きが煩雑になりますので、小規模のものは目こぼしとなる可能性もあります。ただ、現段階では詳細がはっきりしておりませんので、ダメで元々、初めに申請ありきということで対応します。ソーラーは愚直に貪欲にです。

太陽光発電、規制を強化 買い取り制、荒稼ぎ排除へ
2014年2月1日10時01分 朝日新聞 
経済産業省は、太陽光など再生可能エネルギー固定価格買い取り制度について、規制を強化する方針を固めた。発電施設の建設が認められても、太陽光パネルの値下がりを待って事業を始めない業者がいるため、一定期間内に建設を義務づけることを検討する。発電に必要な設備を発注していないなど悪質な業者は認定を取り消す。
 買い取り制度で2013年10月までに建設認定を受けた太陽光発電施設の発電能力は、原発約24基分にあたる2453・2万キロワットにのぼる。ところが、実際に発電が始まった分は4分の1以下の566・6万キロワットにとどまる。
 大きな差があるのは、認定だけを早く受けておいて、発電施設を建設しない業者がいるからだ。買い取り価格は、太陽光パネルの値下がり分などを反映して年々下がっている。大手電力会社に電気を買ってもらう時の価格は、国の認定時の価格が適用されるため、少しでも高い価格で買ってもらおうと考える業者が多いとみられている。
 そこで年度内にも専門家による委員会を立ち上げ、制度見直しに着手する。認定後はいつ発電を始めてもいいことになっているのを改め、一定期間内に発電施設の建設や資材の発注をすることを義務づけることなどを検討する。また、買い取り価格に発電開始時点での価格を適用することも検討課題だ。
 経産省は昨夏から、認定を受けたのに運転を始めていない事業者約5千社を対象に実態を調べており、2月中にも結果をまとめる。それを受けて、発電に必要な設備を発注していないなど、悪質と認められた場合は、その業者の認定取り消しを検討する。
 建設用地を高い価格で転売する業者も少なくないとされ、本当に太陽光発電をしたい業者が建設用地を確保できず普及の妨げになっている。大手電力会社の買い取り費用が電気料金に上乗せされ、利用者が無駄な負担をしていることにもなる。このため、経産省は問題を放置すれば、制度への信頼が保てなくなると判断。制度見直しや悪質業者の処分を急ぐことにした。(鈴木友里子)

2014年2月3日月曜日

電力自由化で売電価格が上がる?41円、42円で売って下さい。

電力の自由化がいわれていますが、どうなるのでしょうか?買う場合は安く、売る場合は高くなるかもしれません。最近の報道では、オリックスやソフトバンク、パナソニックが市場参入を表明しています。発電事業者は電力会社に40円とか36円で売電していますが、オリックスやパナソニックはこれ以上の値段で買い上げるというものです。そして、その電力を販売するということです。ソーラーに取っては久しぶりの良いニュースです。
しかし、一般家庭の電気だと25円くらいです。産業用だと15円位になります。こんなことしたら大赤字でとてもビジネスになりません。一体どうしたことなのでしょうか?
電力会社に40円で売った電気は実際には上記金額で販売されていますが、電力会社はそれで損失を出してはいません。実際には利益が出ているのです。電気料金にはからくりがあって、電気料金の検針票には賦課金ということが記載されています。1KW10円くらいです。これだけで、40円で買った電気は30円になりました。記載はされていませんが、電力会社が実際に発電に掛かる費用、調整金が引かれます。すると、原価は10円位になります。それを市場価格で販売すると1KWで5円とか利益が出てきます。
今後、電力自由化で送電網を使って自由に販売出来るとなると電力再販売会社にも利益が出るような仕組みになります。つまり、電力をかき集めて販売すると利益が出るということになります。しかし、同価格だと集まりませんので、プレミアムを付けることで集めようというのがビジネスモデルです。もちろん、経費が掛かるので丸まるが利益にはなりません。文字通り塵も積もれば山となるを地でいくような話です。こういう仕組みを思いつく人がいるというのには脱帽いたします。世の中、何もせず、ぼーっとしているだけではダメで、こういったことをビジネスチャンスとして活かせる機転が必要です。
パナソニックが参入ということは、パナソニックのパネルであれば、さらに高額で買い上げるということで、ソーラー機器の販売につなげるということも考えられます。
40円でも高いですが、41円、42円、43円となれば高い方に売りたくなります。高い国産パネルを設置しても、元が取れるということであれば、中国製パネルよりもパナソニックパネルを選択するということになるかもしれません。
50KWだと1円の違いで20年で100万円違ってきます。

2014年2月2日日曜日

ソーラー設置して消費税を取り戻す2

確定申告真っ盛りで、これからどうしようかと考えている人も多いかと思います。私の場合、1月中旬に申告をして既に還付されました。早いです。消費税の課税は、課税売り上げ1000万超えない200KWくらいまでは免税でいけます。でも、ソーラー設置にかかった消費税還付を受けたいのであれば、消費税課税事業者の届け出をすればできてしまいます。その後(設置した年を含めて3年間後)免税事業者に戻ることは可能です。3年間の売電収入に掛かる消費税納税を考えても還付の方が多くなるからです。ただし、還付された消費税は付随する雑収入となりますので、確定申告が必要になります。
この辺は良く知られていることですが、話はここからです。
ソーラー設置してから、金回りも良くなってきたので業務用車として高級外車を買おうかな?税務署ににらまれるといやなので、国産にしておこうかなということで、200万の車両を購入した場合どうなるでしょうか?
消費税課税事業者を選択している期間内だとまずいことになります。というのは、車両などの調整対象固定資産(税抜き100万円以上)を購入した場合は、そこから3年間納税義務という縛りが発生します。詳しくはここ↓
http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/shohi/h22kaitei.pdf
ソーラー設置から3年目に200万の車を買ったとすると、はじめにソーラーを設置してからだと合計5年間消費税課税事業者になることになります。車を買ったことによる消費税20万円(消費税率10%だと)の還付が受けられますが、200KWの売電収入の消費税は80万なので差引60万円の納税になります。その次の年は80万円の納税になります。ということは、200万の車を買うと140万円の消費税を余分に納税しないといけないことになります。スーパーカーでも買わないことには割に合わないということになります。
ですので、もし買うのであればソーラーを設置した年に買うのか免税業者になってから買うのが良いということになります。あるいは、100万未満の車。ソーラーも毎年設置するのではなく、その年に集中して設置するということが税負担も少なくなります。
という具合に税制は複雑です。お金を払って税理士に相談するよりも税務署に相談した方が無料だしいいと思います。税理士といっても、何でもかんでも知っているわけではありません。税制も毎年変わります。そういった環境についていけない税理士も多々おります。

2014年2月1日土曜日

ソーラー設置して消費税を取り戻す

確定申告シーズンとなりました。ソーラー設置した場合の消費税ですが、還付されます。
http://diamond.jp/articles/-/47995
http://diamond.jp/articles/-/47276
消費税の仕組みを知れば、増税になってもそれなりの対応ができます。
全ての人にメリットがあるかどうかはわかりません。シミュレートしてチャレンジしてみて下さい。消費増税を控えているので還付が不利になる場合も出て来る可能性があります。