2014年9月30日火曜日

初めての決算 来期に向けて

9月末で、会社設立して初めての決算になります。系統連係も今期内に無事に終わったので、一安心です。これで決算も一件落着です。これから、申告に進みます。
決算の内容は、投資減税適用のため即時償却を選ぶので、結果は大幅な赤字になってしまいます。このことを自称投資家の方に話すと、経営能力がないだとか倒産するだとか、さんざんネガティブなことを言われます。当社の株主にならないかと水を向けても、全く取り合ってもらえません。自称投資家の人に聞くと、決算書は読んだことも読み方も知らない。株価の値動きを見て、えいやで売買をしているということでした。世の中には当社のようなお宝銘柄(?)は埋もれていますが、発掘されないのは残念に思います。
決算赤字で大丈夫なのか?というと、これは会計上のテクニカルな問題であるということになります。黒字決算の方がいいに決まっています。なのにどうして赤字にするかというと、税金対策ということになります。赤字会社であってもつぶれずないばかりか、オーナー社長がリッチな生活をしているのは不思議なことですが、よくあります。
納税する現金があれば、借金返済に回した方が負担軽減できます。消費税の還付は申告してから1−2ヶ月程度でありますので、早速繰り上げ返済を行い、金利負担を軽減します。会社経営したことがないと、そういったことには気が回りません。
来期は、売電申し込み問題の余波として、売電に関する抑制をお願いされる可能性もあります。日陰よりも政治の影の影響が出る可能性があります。ソーラー設置の減少にともなう代理店収入の減少が予想されます。ソーラー設置市場は真冬状態です。その一方で、設置したソーラーの消費税の還付、売電収入が寄与するのと電力の売先をPPSにすることで、これらを補うことが出来ると見ております。マイナス要因として固定資産税などの負担がかかってきます。トータルでは減収増益となり、黒字を確保出来る見通しです。繰り越し赤字のため最終的には赤字となります。赤字であっても、キャッシュフローは改善しますので、借金の返済には支障はないです。
新設法人の場合、5年以内に倒産する確率は90%位となっております。それくらい、事業というのは難しいです。ソーラーの場合、収入の見通しが立つので経営計画を立てるのが楽です。他の事業だと売り上げの予測はえいやという所も多く、外れることも多いです。20年間の見通しが立つというのは非常にありがたいです。ソーラー事業の場合、よほどのことがない限り経営は安泰だと思います。リスクをどこまで織り込むかということになります。リスクと聞くと、すぐに手を出すのを辞めるというのでは、成長はあり得ないと思います。
明日から事業の2期目に入ります。来期もソーラー設置を予定しております。昨今の情勢からすると、ソーラー業界逆風の中で、当社にとっては最後の設置機会になるかも知れません。

2014年9月29日月曜日

ソーラーって何のためにやるの?

勿論、儲けるためにやりますが、生々しいので老後のためにと答えています。
老後というといつからなのか?最近では、70歳からという回答が多くなってきているそうです。私は60か65という考えでしたが、世間との乖離を感じます。
65歳からが老人年齢とされていますが、65歳ではまだまだということかもしれません。私は50代半ばなので、まだまだ洟垂れ小僧という年齢です。20年後に売電終了してしまうと、老後の資金が枯渇する可能性があります。ましてや長生きをしてしまった日にはどうなるのでしょうか?
そうならないためにも、ポストソーラーのことを考えていかないといけません。
今後はソーラー新設が難しくなります。となると、既存の設備にはプレミアムがついてきます。発電の継続か売却かを決断する時が来るかもしれません。その時、正しい経営判断が出来るかどうか?正しい経営判断が出来ない時は、潔い出処進退をしたいと思います。
私は、世界のTといわれている会社を辞めて、残りの人生をソーラーに賭けました。タイミングが良かったため、資質に関係なく、たまたまうまく波に乗れたと考えております。こういった人は、数多く出ました。
運を使い果たしてしまったということが無いように愚直に貪欲に頑張っていきたいと思います。連係開始から天候に恵まれております。これまでの苦労に対してのご褒美かもしれません。

2014年9月28日日曜日

ソーラー受付中断 拡大

九州に続いて東北も検討とのことで、じわじわ追いつめられております。この報道を受けて、サニックスの株価はストップ安です。
昨日の報道では、四国電力も検討ということです。これまでに北海道と沖縄が表明しています。中央の電力会社に波及も時間の問題かもしれません。
エコの輪という会社が2016年株式上場を目指すとしています。業種は、サニックスのような販売、施行会社になります。こういう状況では、新規物件の獲得が出来にくくなりますので、お先真っ暗になります。坂でいえば、下り坂ではなく、まさかです。
それに加えて、最近は、円安傾向で、外国製パネルだとコストアップ要因も考えないといけなくなってきております。その他、色々な条件をクリアしないといけません。発電開始するまでが大変で、開始すれば安泰かというとそうでもありません。抑制の問題、管理の問題があります。なかなか楽ではありません。
ソーラーは楽に儲かる的なことがいわれますが、実情はなかなかです。オーナーは経営者としての資質がないと非常に厳しい結果になってしまいます。
今回の当社発電所の設置費用は、約2年前の設置と比べると1割位安く出来ました。ソーラーの値下がりを待って、設置を遅らせることで儲かるといわれていますが、遅らせることで全てを失う可能性が大きくなってきました。
既に設置をしたものは安泰なのでしょうか?気になるニュースがあります。
http://mainichi.jp/select/news/20140927k0000m020147000c.html
これによると、新設を認めるが、既存の設備にも抑制を求めることで。負担を分かち合うということも検討するとでております。となると予定していた売り上げが得られなくなる可能性もあります。新規や先行者に取ってもなかなかつらいことになろうかと思います。
また、地域的な問題ですが、火山噴火です。灰や噴石などどうすることも出来ないです。ソーラーって、こんなにリスクがあるのかと改めて感じました。やるリスクとやらないリスクをどう評価するのか?考えさせられます。

2014年9月27日土曜日

発電初日 田淵パワコンに付いて

9時頃から検査にきましたが、もたつきなどがありまして、昼位から発電開始となりました。天気予報では晴れとなっていましたが、曇時々晴れのような天気で、余り良くなかったです。快調なスタートとはなりませんでした。
システム的には、3相低圧連系で1設備49.5KWパワコン/75KWパネルです。角度は10度にしております。パワコンは田渕の9.9KW、パネルは300W(ループ)になります。
現場で、パワコンのふたを開けて、1台1台チェックするというのも大変なので、今後は発電モニタを設置して状況を把握していきたいと思います。
発電モニタ=みえるーぷ2は、ストリング毎の監視が出来ますので、より細かな管理が出来ます。
今回採用した田淵の3相パワコン9.9KWとこれまで使っていた安川を比較すると、
1:価格が安い。安川60−70万円。田淵40万弱。
2:マルチストリング方式。安川は一括入力方式。マルチストリングだと、影の影響が軽微で済むこと。パネルの枚数を変えることが出来て自由度があがります。
3:価格が安いため、造りも安っぽい。安川は頑丈で扉式ですが、軟弱でフタ式なので、開閉が大変。
4:空気取り入れ口、吸気排気が両サイドについているが、雨水などを取り込んでしまわないのか?田渕に聞いたが、屋外仕様なので、雨が降り込んでもパワコンがショートしないような構造になっているとのこと。大丈夫とのことだが、雨よけカバー等の設置が必要かもという感じがします。
5:その他。表示が見にくい。昔のワンボードマイコンのような表示と操作性。コストダウンの結果。台数が多ければ、マスターボックス導入で、対応可能ですが、1台25万円掛かります。マスターボックスだと、一括管理が出来るようになり、使い勝手が向上します。みえるーぷ2も1台で済むかも知れないとのことなので、トータルコストでは下がる可能性があります。
6:その他。音が大きくてうるさいです。ネット上にも音が大きいと出ていて気になっていましたが、実際に音を聞くとうるさいです。
本日は、朝から自動的に発電するのか確認に行きます。日中は気がつきませんでしたが、夏などは日の出が早くて、パワコンの音が気になるかもしれません。場合によっては、遮蔽板のようなものを取り付け、といった対応が必要になるかもしれません。
晴れている時にどれ位発電するのか見てみたいです。本日は正午頃瞬間的に10KW越えが見られました。楽しみです。

2014年9月26日金曜日

いよいよ発電開始 大安吉日 日本晴れ 発電日和

色々とありすぎましたが、天気予報はばっちりで、秋晴れの良い日に何とか開始日を迎えました。
外線工事は完了しているので、いつでも開始出来ますが、中電の検査が終わらないことにはまかりならんとのことなので、待機しております。売電に関わるような試運転もダメとのことで、本番に臨みます。
本日は、ループ社の幹部社員も来るということです。テープ、くす玉、赤い絨毯などを揃えないといけない所ですが、設置で予算使い果たしてしまいましたので、ここまでは。
土地を見つけてから、1年ちょっと掛かりました。電力の申し込みは、昨年12月に行い、負担金が出たのが5月。並行して農地転用を行い、出来るであろうと見切り発車した所もあります。最近の情勢からすると恐ろしいです。
現在の状況だと見切り発車はリスクが高くなっております。負担金額が分からないし、連係時期も不明です。今回の九州電力のような対応となった場合、大変なことになります。
発電所としては、まだ色々と手を入れる所もありますので、暫くはごそごそしていくことになります。
発電状況等に付きましては、後ほど。(この1列で約75KW)

2014年9月25日木曜日

次回予定地 その2

明日に備えて、休養します。
次回予定地、電柱にトランスと配線がなされました。周囲に何もない所だと専用トランスとして見てもらえる場合があるので、発電電圧を上げることが可能となり抑制問題が解決します。工事が完了すると、中電の方から早く設置してくれと催促されます。
この土地の地目は山林でしたが、梅の木が植えてありました。こういうような土地は、農地とされている場合がありますので要注意です。農地では、ソーラー設置できません。
調べてみると、地目山林で課税も山林となっておりました。課税が農地だと地目が山林であっても農地扱いとなります。転用が必要となりますが、辺鄙な場所の農地は転用は無理だと思います。
斜面には排水路が走っております。排水対策をするとそれなりに費用が掛かりますので、これは儲けです。山林でも原生林のような所だと、地価は安くても造成費などに費用が掛かってきますので、トータル的には高いものとなる場合もあります。
ここを購入して、失敗したかなと思ったこともありましたが、案外良い買い物をしたのではないかと思えるようになりました。
傾斜は25度で、隙間なく設置可能ですが、造成や設置費用やメンテなど課題もあります。崩落も心配になってきます。
欲張れば、低圧もう1−2基設置は可能です。今となっては、電力が受け付けてくれないと思います。


2014年9月24日水曜日

メーターが取り付けられはじめました

台風の影響を避けるため、前倒しして設置が始まりました。
メーターが2個付いているのは3相用です。3相の場合、売り買いで各1個ずつ必要になります。単相だと売だけになります。
本日午後から雨、明日は1日雨とのことですが、不安があります。26日は晴れとのことで、どうなのでしょうか?
予定通りだと26日に連係ですが、どうなのでしょうか?
因に、25日は仏滅で、26日は大安です。縁起をかつぐわけではないですが。


2014年9月23日火曜日

今後はソーラー受付不可? また逆風下のソーラー事情

最近話題になっているのは、電力の系統連係に対する対応である。九州電力が、受付をしない方針との報道である。そもそも、九州は非常にソーラーの設置が盛んな地域であり、申込が能力を遥かに上回っているのが実情である。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140920/biz14092009580007-n1.htm
報道では、中断という優しい表現ですが、膨大なバックオーダーを抱えている現状では、事実上の受付中止とも受け取れます。
今回の、九州電力の対応は、今後の他の電力会社にも広がることを示唆している。迷っている場合ではないということになります。今迷っている人は、かなり出遅れていますので、挽回出来るかどうかはスピード勝負です。
新聞記事で特に気になるのは、新たな受付だけではなく、既に受付していても契約に至っていないものも対象となっている所にある。契約というのは本申込であるとすれば、負担金が出て、払い込んだ時点だともいえる。払い込むまでは、いつでもキャンセル出来るからだ。
申込をして技術検討していても足切りに会う可能性が示唆されているので、申込を済ませたから大丈夫という、従来の対応は過去のものになりつつあります。電力をせっつき負担金を確定させ、負担出来るのであれば振込をして、初めて安泰ということになります。
このように状況は流動的なので、いつでも機動的に対処出来る状態にしておかないと対応出来ないと思います。


2014年9月22日月曜日

設備の区分け

今年の4月1日申込分から、低圧に限らず、複数連係が認められなくなりました。当社の場合は、これ以前に申し込んでいたので要件に引っかかりませんでした。
今となっては、余り関係なくなってしまいましたが、2つの設備までなら区切りは1つでいいことになっております。低圧5設備なら、5つに区切らないといけないのでは?と思われる方が多いと思います。電力会社の説明によれば、1需給1契約が原則で、これを超える場合、フェンス、塀、柵などの仕切りを入れるなどして敷地を区切らないといけないと説明を受けると思います。しかし、特例として、再エネ設備は2つまで区切りが不要となっております。つまり5設備であれば、2/2/1という3区分けでいけることになります。
区切りは高さがどうだとか細かい規定はないので、区切っても大した手間にはならないと思います。


2014年9月21日日曜日

フェンスネット設置

設備の仕切りのためフェンスネット(ビニール)を設置している。
支柱を立てるのだが、重機などで踏み固められた所などは地面が堅くて、オーガーでは刃がたたないところがあって苦戦している。そこで、電動ハンマ(削岩機)で掘削をするのだが、ガンガンやると今度は抜けなくなるのでこれまた苦労している。
というか、楽しんでいます。こういう楽しみがないと、ソーラーは苦しいだけということになってしまいます。こういったことを楽しめるようになれば、ソーラーブルーともオサラバです。
除草などの管理に知恵を絞り、運営に直接携わるのも楽しみのひとつです。売電収入を得るだけで、管理は人任せというのは楽ですが、現地現物で向き合うことで、良さや悪さが見えてくると思います。
さて、これらの機械は、前回の設置で使用したもので、また使うことになろうとは思っていませんでした。DIYは工事費用が安くなりますが、工具などを揃えても1回しか使用しないと高くつく場合もあります。エンジン系のものだと、エンジンがかからなくなってしまう場合があるので、電気系の方がいいです。電源確保しないといけないですが、パワコンから引っ張ればなんとか出来ると思います。
ネットフェンスは、設置が非常に簡単であり、しかもコストが非常に安い。m当たり200円くらいである。
アニマルフェンスは、金属製のフェンスだが、外枠がないのでぐにゃぐにゃした感じで、見栄えが悪いし、作業性も悪いし、使用を躊躇してしまいます。人目につかないような場所での使用はどうかなという気がしないでもないです。かといって、m=1万円のフェンスはあり得ないと考えております。

2014年9月20日土曜日

来週系統連係出来るかどうか? 黄信号

来週、系統連係を控えているのだが、微妙な感じになってきました。
台風接近で、工事に影響が出る可能性が出てきました。
雨が降ろうが風がふこうがやれとは内心で思っていても、口に出せませんので。
ひたすら、できることをお祈りしたいと思います。
10月にずれ込んだ場合、消費税還付や納税が大幅に狂うことになります。私に取っては大きなマイナスとなります。
消費税の扱いは、2年前の売り上げで判断されますので、新設法人などは2年間は消費税を払わなくても済みます。免税、課税を選択出来ますので、還付を念頭にして課税を選択しました。
最後の最後でつまずくことの無いように、ひたすらお祈りをします。

2014年9月19日金曜日

PPS 申込へ

ループがPPS事業へ進出ということで、申込をいたします。実際に売電収入が入って来るまでラグがあります。
PPS事業者各社あり、どこでも選ぶことが出来ます。企業毎に特色があり、契約期間やプレミアムなど諸条件は同一ではないです。
その時々で一番条件のよい所を選べばいいということになります。携帯電話会社のように乗り換えが優遇されたりするかもしれません、
電力料金が安ければ、ユーザーはそちらへ流れます。となるとPPS業者は仕入れをしないといけません。今以上のプレミアムを付けることで調達することになると思います。となれば、プレミアムは上がるというのが私の見方です。
仮に+1.5円で100KWのソーラーなら年間15−20万円の増収も可能です。まだ始まったばかりのことなので、紆余曲折をへていい方向へいくのでは無いかと思います。

2014年9月18日木曜日

架台設置方法

架台設置方法ですが、コンクリート基礎に架台組み付けという方法が良く見られます。これだとレベルや寸法がしっかりと出ていないと組み付けられませんし、整地もしっかりとしていないとだめです。要は、手間と費用が掛かるということです。
ループの架台は地面に直接パイプを打ち込みますので、そういった手間が無いです。多少の高低さやデコボコでも施行が出来ます。後で追加して伸ばしたいとか、急遽場所を変えたいという時など臨機応変に出来ます。多少おおざっぱに設計しても対応が出来るので、私のような人間には合っていると思っております。撤去費用も安くて済みます。
高低差のある斜面に設置した例になります。

2014年9月17日水曜日

次回予定地 懲りない男です。

次回の予定ですが、秋に着工、年内連係予定です。敷地の隅に電柱が建ちました。
ソーラー設置でトラブルに遭遇しましたが、解決するやいなや忘れてしまいます。学習効果で繰り返さなければいいのですが。ソーラーは愚直に貪欲にです。
今回できた所が難航している時は、この土地を権利付きで売却しようかとも思いましたが、設置をすすめることにしました。
当初は、斜面一面にびっしり設置する計画でしたが、設置を半分に縮小しての設置です。無駄に広い土地となってしまいました。設備認定だけは沢山取りましたが。
ここの土地は、山林で斜面有りの土地です。木も生い茂っていました。売りに出されていて、ソーラーをやりたいという人が多数検討をしていましたが、土地を見て止めていった方が殆どという場所です。私は出来るという判断をして無謀にも(?)買ってしまいました。意欲気力体力は必要ですが、度胸も必要だと思います。メンタルが強くないと、あとあと苦労します。
山の上の方にある土地なので、小型風力も検討をしております。出来るかな???

2014年9月16日火曜日

ソーラー業界の業績予想

日本全国津々浦々までソーラー設置されております。バックオーダーはたっぷりありますので、今暫くは安泰だと思います。
しかし、売電価格の低下は避けられないので新規受注が厳しいです。それ以外に大きな問題は、電力の対応です。系統連係に時間がかかるので、工事着工遅れております。サニックスなどはモロに影響を受け、業績を下方修正しております。
膨大なバックオーダーですが、申込には金が掛からないので、実現出来るかどうかは別として、権利取りのために申請しているものもあるので、実現性からするとかなり低いのではないかと思います。この権利取りが問題化しております。
その内、権利に期限や制限が厳しくなって、ドボンになる可能性も排除出来ないと思います。業界も投資家も奈落の底へとなりそうです。
条件のいい所は既にソーラーが出来ていて、条件の悪い所はやめるという所が、続出するような感触を持っています。
当社は9月決算ですが、来期は上記の影響を受けて減収になる見込みですが、売電収入が寄与するので、増益となる見込みです。
決算等に付きましては、日を改めさせていただきます。

2014年9月15日月曜日

電気の新しい品質新基準 FRT

電力に関する様々な英語(新語)がでてきます。RPS、FIT、PPSなどですが、FRTという言葉もこれからは耳にすると思います。

このFRTは2014年10月から電力に申請する案件から適用となるもので、電気の品質確保を目的とした対応です。大きなものでは、電気が瞬停(瞬間停止)した時など、電気の品質確保するための対策となります。
現状では、高圧やみなし高圧では瞬停でパワコンが停止した場合は、手動復帰しないといけないことになっております。したがって、何らかの原因で瞬停となった場合は、発電が止まってしまい電気の供給状況や品質が不安定となると予想されます。このことを防ぐため、ある程度の瞬停なら自動復帰出来るようにするというものになります。
これに対応したパワコンが今後出て来ることになります。
それなら、この新パワコンを採用したいと思われるかもしれません。しかし、いい事ずくめではなく、電気の品質には抑制に関しても関わってきます。
現行パワコンは力率が固定となっておりますが、新パワコンは力率が可変となっております。何らかの事情で力率を80%でお願いしますと電力から要請があると断ることが出来ないので、対応をしないといけなくなります。
通常の発電は力率100%ですが、80%となると発電も80%となってしまいますので、売電に影響が出るのは必至です。
2014年10月以前の申請分は適用外となりますので、申請済みの方は安心かというとそうではありません。今後はFRTパワコン生産していくため、非FRTパワコンは無くなります。FRT対応のパワコンは従来のパワコンと認証番号が違うので、変更に際しては電力と相談しないといけなくなります。手間と時間がかかりますし、複数台連係もからんできますので追加の費用が掛かることも予想されます。

2014年9月14日日曜日

土地に関わる縁起、ジンクス

縁起をかつぐ人、ジンクスを気にする人。そんなこと関係ないという人。人それぞれです。私が購入したソーラー用地は、縁起の悪い所だと思います。
2代前のオーナーは土木屋さんでしたが、倒産して土地が差し押さえとなってしまいました。
そこを前のオーナーが買って墓地にしようとしました。ところが、地元の猛反対で頓挫しました。地元の拒否反応は強かったためですが、このことが実は私に取っては有利に働きました。
墓地をあきらめ、老人介護施設にしようとしましたが、周辺に介護施設が多いということ。補助金がもらえないこと。出資者が見つからなかったことなどから事業の継続が難しくなり、資金繰りの関係から手放すことになりました。
この土地をソーラーにということは考える人がいたのですが、値段が折り合わない状態の所へ私が登場ということになりました。
事業者に何らかの災いをもたらす縁起の悪い土地へ、手を出してしまった私は無謀でしょうか?バラ色の老後、人生のために設置をしたのですが、やはり、倒産→離婚→鬱病→自殺となるのでしょうか?運命はいかにということですが??
事業を進めてトラブルに遭遇している時に、地元の人からはぜひともソーラー実現して欲しいという温かい言葉をかけていただきました。墓地計画によるトラウマからか、地元の声は、墓地でないソーラーなら是非にという意向でした。何もしないで放置されている土地は、何に変わるか分かりませんが、ソーラーなら長期的に変わることはないと思います。
画像は1年前のものになります。放置されて草も伸び放題です。
(今後、この看板が売り地などとならないように頑張ります。もし、そうなってしまった時は、買って下さい!)


2014年9月13日土曜日

先手必勝

今ソーラーを取り巻く環境は厳しいです。電力との協議はものすごく時間がかかります。
幹線に余裕があるかどうかの回答は2−3週間できます。
これが高圧とかみなし高圧になると、増強工事が必要かどうかの回答に3ヶ月は掛かり、負担金の決定までにさらに1−2ヶ月掛かります。金額が確定して初めてここでやるかどうかを決めます。代金を振り込むと2ヶ月位で外線工事が完了します。これは何も無いような最低限の場合の話で、幹線や設備の増強工事が必要ということになると1年2年待ちは当たり前になります。
増強工事が必要でない最低限の場合でも半年はかかります。出来るだろうと見切り発車した場合、非常に厄介な問題が出てきます。それは設備は出来ても連係出来ないので、売電できないのです。となると、1年なり2年間はひたすら返済のみをしないといけなくなります。あるいは、負担金がべらぼうな金額だった場合だと、連係にすすめなかったりしますので、ここは時間がかかっても確認出来るまでじっと待たないといけない所です。
この辺のプロセスは、知らない人も多くて困っている人もおります。Yahoo!の知恵袋に50KWX4を先行して設置したが、連係出来なくて困っているということが載っていました。近くの発電所でも同じようなことがあり、非常に困っているとも聞きました。
それなりの規模となると、計画してから1年位は掛かります。
因に、今回の案件は既存電柱が立っており、トランスの設置と配線で1ヶ所22万円、案外安い金額で済みました。それでも、回答は時間がかかり半年待ちでした。

2014年9月12日金曜日

フェンス 高価であっても発電に寄与しない

フェンスは高価な方が見栄えもいいです。しかし、発電しないものに費用をかけたくないので、安いものでチャレンジです。
アニマルフェンス(金属製)とフェンスネット(ビニール)を採用。20年はもたないと思いますが。高価なものを採用する人は、メンテしないという傾向にあります。私のように安い手間と有り余る暇がある人は、悪くなれば修繕、交換というふうな方針です。
発電所に足を運ぶことで、色々な問題点が分かりますし、地元との人とつながりが出来てきて、その人達が発電所を監視してくれることにもなります。収入だけを上げて放置ではそうはいかないと思います。そのため、隣接する人達とのコミュニケーションは大切です。
有刺鉄線を張り、人を寄せ付けないようなものよりも、地元の人に親近感持ってもらうほうがいいと思います。ここで発電した電気は地元の人が使いますので、私にとってはお客様になります。神様ですね。
アニマルフェンスの話に戻りますが、支柱11本と金網20mのセットで1万円弱。mあたり500円以下になります。支柱の土に接する部分には防錆のため塗装をしました。
金網はふにゃふにゃしているので、きれいにやろうとすると苦労します。見た目は安っぽいです。施行はフェンスネットの方が楽です。
架台の材料が余ったので枠を作り、そこへ設置しました。アニマルフェンスのみだと、もっと安っぽい感じになります。
悪意を持った人には、高価なフェンスであっても関係ありません。有事には保険で対応するというのが、私の判断になります。


2014年9月11日木曜日

税金を取り戻す ふるさと納税

ソーラー設置すると収入が上がります。となると税金も上がります。この税金を取り戻す方法はいくつかありますが、今回はふるさと納税に付いて。
実質負担2000円で色々なものがもらえるという風に出ていますが、所得金額によって変わってきます。控除が大きいと所得は少なくなるので、ケースバイケースになります。
仮に給与600万、ソーラー900万だとすると所得としては600万くらいなので8−9万円くらいのふるさと納税が可能になります。
お礼の相場は50%くらいなので、2000円で4万円分のものがもらえるということになります。何もしなければ、戻って来ないことになります。
普段100g=100円の肉とか、100円のボンカレーしか食べないという人が、100g=1000円の肉や500円のカレーが送られてきても、高級すぎて口に合わないかもしれません。
そういう人には、Tポイントやクオカードというのもあります。こちらは還元率が低いです。それでも2000円の負担で16000円分が戻ってきます。
政府によれば来年から枠を2倍に増やすとのことですので、チャンスかも知れません。ふるさと納税は、財政基盤が弱い所ほど積極的な傾向があります。反面、私が住んでいる愛知県豊田市は、ふるさと納税は受け付けるがお礼の品が無いです。ソーラー設置地の浜松市にはふるさと納税をしました。
ふるさと納税により、地元の農産業が振興したりしますので、地方を応援していることになると思います。ソーラーで儲けて地方を応援するという社会貢献もいいのではないでしょうか?ふるさと納税のお礼の品を市場価格よりも高く調達することで、地元にも喜ばれているという記事もあります。
しかし、先日の中日新聞に、ふるさと納税を批判する社説が載っていました。お礼目当ての人ばかりで、郷土愛はどこにいったという内容でした。その社説を書いた人は、さぞや立派で色々な所に寄付をしまくりでしょうか?
人間は高邁な人ばかりではなく、欲得で行動します。ソーラー設置も欲得がなせるためで、環境だとか地球温暖化防止などのために設置する人は、ほとんどいないと思います。
いやそうではないという方は、コメントをお願いいたします。

2014年9月10日水曜日

系統連係が遅れる

電力に申込をして、工事費の額が決まり、代金を振り込み、工事をしてもらうまで半年以上かかります。設備が出来て、さて連係工事という時になって工事が出来無いということに遭遇してしまいました。
これはなにかというと、電力会社にメーターの在庫が無いということです。メーター確保出来ない事にはどうしようもないということです。運良くというか運悪くというか、おかげで2週間遅れてしまいました。
当社は9月決算なので、グリーン投資減税の適用、消費税還付等を考えると何としても9月中に連係をしたいという事情があります。連係が9/24-26なのでぎりぎりセーフです。
なんとか間に合いそうということですが、もし連係後の検査で引っかかると、来期に延びてしまいますので、もやもやしています。

2014年9月9日火曜日

電気を高く売りたい PPS

ソーラーは、売り上げが上がるような構造になっていません。しかし、売り上げを上げたいと思うのが人情です。
手取りの金額を増やすには、何らかの改善が必要です。その方法には節税ということもあります。今回は節税によらず増やす方法。PPSという言葉を聞いたことがあろうかと思います。
エネ庁から公開されている事業者一覧
http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/summary/operators_list/
我らがLooop社も登録あります。(事業者番号119)現在は登録のみですが、近日事業開始の予定です。
この事業者というのは、電力を電力会社よりも高く買って安く売るということをします。それでも利益が出るように知恵を絞っています。
売る方、つまり私たちのようにソーラーを所有している側は、電力会社にはFIT価格で売りますが、PPSはそれよりも0.5-1.5円程度のプレミアムを付けて購入してくれます。
100KWの設備であれば1円のプレミアムで年間12−15万円くらいの増収ということになります。メガソーラーなら100万以上(20年で2000万以上)になりますので、経営者であればぜひとも検討して欲しい所です。
PPS事業者によっては、高圧のみとか個人は対象外という風な所もありますが、探せば対応をしてくれる所もあります。+1円というのが多いですが、探せばそれ以上という所もあります。私は+1.5円という所で契約をしようか検討をしております。
デメリットとして、
PPSも色々で(登録が簡単に出来てしまうため)、経営がしっかりした所でないと売電収入が入って来ないリスクも考えないといけません。PPS先を変えることは出来ますので、再び電力会社にするということも出来ます。(契約を拒否出来ない)
電力の自由化にともないプレミアムも上下していくと思います。その時々で見直すことも大切であると思います。
電力会社との代金振込サイトが違うので、初回は収入が遅れて入って来る場合もあります。
契約がFIT終了までという所と1年契約の自動更新などという所もあります。1年契約だとその時の情勢でプレミアムが上下したり、契約解除ということも考えられます。
どこと契約するかは自由なので、みなさんの自己判断でお願いいたします。
なお、PPSには売り一辺倒ではなく購入することも出来ます。電力会社から購入するよりも安くなる場合もあります。

2014年9月8日月曜日

発電所設置までの経緯

初めは、昨年8月末に北側の土地を見つけて10月に購入、設置しようということになりました。
年も変わり、計画とは別に西側の土地を売りたがっているということで、話が持ち込まれました。西側の土地は地主が3人いて、3人が同意しないと事業として成り立たないというものでした。よく地権者の意見がまとまらずに話がご破算になったとか、進まないということを聞きます。どういうことか意味が分からなかったのですが、身をもって知ることになりました。これが、ストレスとなっていくとはこの時は想像もしていませんでした。
この発電所が出来るまで、とっかかりから1年掛かりました。この間、まだかまだかというようなことを言われ続けました。工事的には1ヶ月くらいで出来ますが、色々な手続きや調整はそれ以上に時間がかかります。
モーツァルトの父親は 良いことをしようと思うと時間がかかるものだ と言っております。株のようにマウスのボタンを押して、売買が成立するようなものではないのです。こういったことは自称投資家のような人には、理解が出来無いのかもしれません。虚業と実業では世界が違うということを強調しておきたいと思います。
画像はソーラー設置前(before)の航空写真です。白い2棟の建物の北側と西側に設置となります。(afterの画像は未更新です。)

2014年9月6日土曜日

ブログ更新再開

諸般の事情で更新していませんでしたが、これから更新をしていきたいと思います。
間隔が3ヶ月空いてしまいました。
社運をかけた自社発電所設置に全力投球をしていました。このほどほぼ完成しました。
低圧の複数台連係で、連係は9/24−26になります。
この3ヶ月の間にひょっとして倒産→離婚→鬱病→自殺 ではないかとご心配をおかけしてしまいました。
設置に向けて色々と悩むこともありメンタルが弱く更新出来ませんでした。よくネットでもソーラーブルーとかソーラー鬱という言葉を見かけますが、ここまで出来るとソーラー躁となりますます増設を進めたくもなります。
土地的には繋がっていて画像上が北側、画像下が西側。赤い車の位置と画像下の上の部分と繋がっております。L形の向きが変わったような形状です。
 ここまで来るのに苦労の連続でその辺を不定期に更新していきたいと思います。