2016年2月25日木曜日

新電力がPPS事業から撤退

現在は、高圧が自由化されていて、今年の4月からは低圧が自由化されることになっています。電力の完全自由化ということで、盛り上がってきていますが、その動きに水を差すようなことが起こりました。
新電力6位の日本ロジテック協同組合(東京・中央)が3月末で電力小売事業から撤退するとのことです。理由は儲からないということです。
なお、日本ロジテック協同組合は、電気の買取も行っていて、愛知県や新潟県などへの支払いが数億円滞っているとのことです。
4月からの自由化に向けて、各社展開をしています。初年度は赤字で、3年後に単年度黒字を目指すという目標の会社もあります。すぐに黒字化は難しいので、体力がないと継続は難しいです。顧客の囲い込みという目的なら、電力で赤字になっても、他で取り戻すことは可能です。電力販売の儲けは、もともと少ないので数を確保するのと、需給見通しをしっかりと的中させないと厳しいです。でないと、高く買って安く販売するということになり、事業が破綻します。
安いからなどということで加入すると、事業撤退などに巻き込まれて面倒な思いをすることになります。手続きを放置した場合って、電気は来るのでしょうか?

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