2016年6月2日木曜日

情報開示

世の中、性善説で動いています。でも、中にはそうでない場合もあります。人も企業も悪いことはなるべく公表したくないです。都合の悪い情報は、積極的に開示しないという姿勢は変わっていません。先送りにして、どうしようもなくなってから対応するので、リカバリー不能になってしまいます。証券などの飛ばしも同じようなことで、早いところ、処理していたらもっと展開は変わっていたのかもしれません。
最近、アキュセラという製薬会社がやっていた治験で、薬の効能がなかったという発表がありました。こういう悪情報を早く、正直に開示したのはいいことだと思います。ところが、発表前に株が売られていたのではという疑惑が出てきています。開示をもっと遅くするつもりだったのに、漏れてしまったので慌てて発表したという見方もできます。
ソーラーパネルの劣化は、シリコン系で年に0.5%くらいという情報も正直どうなのかわかりません。天候が一定でないので比較のしようがないからです。以前、三洋電気が不正表示をしていたということがありました。
CISパネルの劣化が大きいという情報もあります。登場して20年経っていないので、それを保証できるわけではないのです。そこを逆手にとって、わからないと回答するところもあります。
いろいろと、インターネット上にはそういう情報があふれています。気になって不安でならないという人は、インターネットを一切見てはいけないと思います。そうすれば、不安になることもありません。知らぬが仏ということです。

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