2014年4月11日金曜日

ソーラーシェアリングでの農業員会審議

ソーラーシェアリングを認めるかどうか?長野県の場合は全会一致での不許可ということになった。
各地の農業委員会でもソーラーシェアリングが審議されているのだが、浜松市の農業委員会での議事録が公開されているのでその案件(下記、P4、整理番号32)を見てみると、
限りなく黒に近いグレーということで許可していいのかどうか心が揺れているといった感じが伺われるが、本人がやるといっているので性善説を取って許可が出たような感じだ。
今後営農が出来ていない場合は取り消しになるということになります。このように、結構まじめに審議をしているなあという風に感心します。3年後に、初めての撤去案件となるのかどうか?裁判などでも、疑わしきは被告人の利益という風な状況なので、やるかどうか分からない状況では不許可にしにくいということになります。
一応許可ということになりましたが、今後農業委員会としてはどうするということがP5で述べられております。
今まで農業をして来なかった人が農業出来るかというとなかなか難しいです。家庭菜園に毛がはえたようなことをしていると出ていますが、家庭菜園は農業ではありません。農水省が出している農業分類には家庭菜園はカウントされておりません。GDPにおいても同じで家庭菜園は農業に入っておりません。単純に考えると家庭菜園を行って自家消費をする場合、本来の農業はその分が売れないということになります。すなわち、GDPから差し引くことになります。農業生産から家庭菜園分を引くことになります。だから、家庭菜園は農業ではない。農地は農業をする所なので、農業をしないのであれば発電もダメ。だから、ソーラーシェアリングは認めないというのが農業委員会のスタンスになります。
農業委員会の現場では、長野県は不許可、静岡県浜松市は許可という風に判断が分かれましたが、これが地方自治のいい所というか独立した農業委員会の独自性かもしれません。その地方によってはその判断が違ってくるということになります。不許可と許可はどちらの判断が勇気が要ったのでしょうか?
最近は、性善説を前提とした論文などが、実は改ざんされていたりして、執筆者が盗用の魔女などともいわれ大きな社会問題となっている。
正しく申請、正しく発電というのがあるべき姿になります。
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/nogyoi/conference/record/documents/gijiroku2602.pdf

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