2014年12月14日日曜日

角度30度と10度の発電出力比較

私も人の子なので、発電量が少ないと心穏やかではいられません。少しでも多くということでトライしてみた結果になります。発電量についてはグラフを見ていただきたいと思います。
1台のパワコンは5入力(ストリング)となっています。
パネル11枚/角度10度(ストリング76/78)、
パネル10枚/角度30度(ストリング77)、
パネル10枚/角度10度(ストリング79/80)という構成です。
このように、パネル枚数や角度を混在できるのはマルチストリングパワコンならでは。一括入力だと全てを同じ条件にしないといけません。
設置角度による実際の発電量はストリングごとに差が出ています。春とか夏に関しては差は出てこないと思いますが、太陽高度の低い冬にはこのように差が出てくると思います。
こういった差異は、晴れてこそとなります。反射光と直射光では違ってきます。曇りなどの時には、角度が低い方が発電量が多くなります。曇りの時は、光が雲に反射するので、光が真上から来るような感じになるからです。ただし、日射量は少なくなりますので、影響は限定的になります。
こういったグラフを見ると全てを角度30度にしたくなりますが、高角度は土地が多く必要、施工やメンテが大変になります。
ピークカットをなるべく減らすなら過積載比率は120%位にする。ピークカットを受け入れるのであれば150%位にする。晴天の日ばかりではないので、この辺を考慮する必要があります。
パネルの間隔も冬至を基準にするのか夏至を基準にするのかで変わってきます。冬至を基準にすると、年間ほとんどの季節で土地が無駄になってしまいます。冬至の頃は、発電量もかなり少なくなってきていますので、その辺は目をつぶって設置するという割り切りも必要と思います。
設置したらそれで終わりではなく、手間を掛かけてメンテすることで売電収入と充実感を得ることができるのではないでしょうか?

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