2013年4月7日日曜日

メガソーラーの実発電量

個人でメガソーラーを所有している人は極僅かと思う。いつかは所有したいという人は多いと思う。メガソーラーの実際の発電量はどうなのだろうか?
東電が設置した3ヶ所のメガソーラーが稼働1年を迎えたのでデータを公表している。
http://www.rbbtoday.com/article/2013/02/28/103805.html
川崎の2ヶ所と山梨の1ヶ所合計3ヶ所。パネルはシャープと京セラとソーラーフロンティア。堂々の国産パネルである。1KWパネルの年間の発電量はそれぞれ、1.35KW/KW、1.162KW/KW、1.44KW/KWという数字になっている。
これだけ見た感想はどうだろうか?ソーラーフロンティアは凄いなあと感じてもらえただろうか?
しかし、これだけ見て判断するのはまだ早い。
山梨県と神奈川県の日射量を見てみると統計的に見ると年平均では山梨の方が10%程度多いのである。(本当かどうかはNEDOで調べてみてください。)
http://app7.infoc.nedo.go.jp/metpv/monsola.html
だから、10%差があって当然なのだが、差が有るのもあれば無いものもあるということでここでも一言では判断出来ない。各地のそのときの天気が左右しているともいえる。
http://www.rbbtoday.com/article/img/2013/02/28/103805/268786.html
こちらは月当たりの発電量のグラフである。夏場におけるシャープとソーラーフロンティアはほとんど差がない。ソーラーフロンティアの説明では高温特性が優れているので夏場における発電量の低下が少ないと説明されているはずなのだが....
逆に結晶系は温度特性からすると低温時に有利に働くはず。
http://www.solar-frontier.com/jpn/products/residential_modules/index.html
また、こんなメガソーラーのデータも有る。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1303/07/news011.html
発電するかどうかは天気次第で、晴れるかどうかは心がけという感じだ。
京セラの場合、ネームバリューはいいが、パフォーマンスに問題有りという気がする。
以上見てくると発電量は何をもって多いとか少ないとかいえないと感じる。
ただ、予想発電量よりも少ないと事業計画に支障が出て来てしまうので余裕を持った計画が必要になってくる。
4月の検針を前にどれくらいの発電になったのか興味津々。最近は天候不順なので余り期待出来ないかも知れない。KWあたりどれくらいのパフォーマンスになるのか?

東電のシャープのパネルを使ったメガソーラーの現状
http://www.d3.dion.ne.jp/~higashi9/megamondai.pdf
KW単価70万、総額50億。ちょっと発電量が多かったで喜んでいる場合ではない。メンテナンス費を節約するためではないだろうが、全くお手入れがされているような気がしない。強兵どもが夢の後になりそうな感じだ。草が伸びすぎて影になって出力が出ないということはないのだろうか?


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