2013年4月28日日曜日

ソーラーシェアリングの経済性

私の事例は、日経新聞、日経エレクトロニクス、日経ビジネスで取り上げられた。日経の系列TV番組 日経CNBCでも取り上げられる予定なので決まり次第お知らせする。日経関係マスコミからはよく取り上げられている。そういうバリューが有るからだと考えている。やっと市民権を得たという感じである。ソーラーシェアリングが農水省から解禁されて、さあ取り組むぞという向きも多くなって来ていると思う。
実際にどれくらい掛かるのか?ループの商品で検討してみる。
ソーラーシェアリング=パネル60KW、契約49.9KWの場合、標準工事費込み(系統連係別、フェンスなど無し)で約2000万円。KW=33万円
普通の地上型=パネル57.6KW、契約40KWの場合、標準工事費込み(系統連係別、フェンスなど無し)で約1500万円。KW=26万円
他のソーラーシェアリングの場合(全国初、農地でソーラーと報道)。
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/politics/134795
750m2に約35KWで1260万円。KW=36万円
http://kazusatsurumaisolar.jp/?page_id=6
と設置費用で見るとソーラーシェアリングは分が悪い。土地のコストを考えると地上型との差は縮む。なにしろ土地費用0の農地に設置出来るという強みが有る。雑種地等を確保するといってもなかなか見つかるものではない。広くてよい土地は、既にメガソーラーなどがやってしまっている。
あまりに広大な土地を持っていても個人だと資金調達がネックとなり活かしきれない。ほどほどの広さでミドルソーラーをというのが現実的と思う。
ソーラー設置するとき、どのパネルを使用するのか?結晶系かCISか薄膜系か?
色々なサイトでメーカー別のパネルの発電量を公開されている。SBもKWあたりの発電量を公開している。これだとSF社有利なデータなので、実発電量で選ぼうかな?と心が動かされると思う。
下記のサイトで検証すると単位面積あたりの発電量も公開されている。
http://eto-sangyo01.dyndns.info/index2.html
ここでもKWあたりの出力となるとSF社有利ということになるが、設置面積あたりになると結晶系有利になってくる。これはパネルの特性が計測する条件とうまくマッチングしてないからだ。ガソリン車とディーゼル車のようなものと考えればいいのではないか。
土地の収益性を考えると、パネル面積を多く設置した方が有利になってくる。もちろん低変換効率のものではない。資金が許すのであれば高変換効率のものを。そうすることにより少ない設置面積で高い発電容量が得られる。農地の場合は、作物の生育のことも有り、影を抑える必要が有る。メガソーラーのように土地全面に設置ということが出来ない。設置面積を抑えて効率よく設置ということで収益性向上を目指すことになってくる。
従って、どれ位発電するかだけでなく、パネルのサイズ、重量など色々と勘案して設置することが必要になってくる。
今回20000m2にソーラーシェアリングでという話が舞い込んできた。仮に1区画1700m2=120KWで12区画設置ということになると1区画で年間収益450万円位。田舎でこれ位稼ぐとなると現実は厳しい。地域の人々が同じように稼ぎ、地元で生活することが出来るようになる。地域振興からもこの案件はぜひとも実現したいと考えている。
場合によっては、金はあるけど土地がないといった層の取り込みも出来るのではないかと思う。この案件は下では農作業や除草などの管理は、地主などが担当する。投資側は地上権(発電設備)を持つといった棲み分けがスキームになる場合も有ろうかと思う。その辺はこれから詰めていくことになる。我こそはという方は問い合わせをしていただきたい。ただし、パネル1枚からという単位ではないので誰でもという訳にはいきません。

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