2015年9月28日月曜日

パネル会社による調達リスク

ソーラーも色々な問題が出ていて、事業をする上でのリスクが噴出しています。
大手パネルメーカーのインリーが不振です。倒産となると、パネルの調達や保証が受けられなくなります。
台湾の会社がこのほどパネル製造から撤退しました。この会社はCIGSという化合物のパネルを製造していました。ソーラーフロンティアのCISと同じようなもので、CISよりも発電効率が良いと言うことでした。この種類のパネルメーカーとして本田も関わっていましたが、すでに撤退をしています。
半年ほど前に、このパネルを使うことで市場参入した会社もあおりを受けて、早速ラインナップから外しています。
シリコンだと、メーカーは違っても同じような規格のパネルを調達するのは容易なのですが、特殊とかマイナーなパネルだと調達ができなくなってしまいます。
パネル会社にあまりにもこだわりとか思い入れが強いと、このようなことことになってしまいます。パネルの調達リスクに関しては、マルチストリングパワコンを採用するというのも対策になると思います。
なお、CISパネルの製造は事実上ソーラーフロンティア1社でしかなく、シェアは10%。シェアはジリ貧になっていくのではないかと思います。現在、黒字であっても市場縮小、コスト競争に巻き込まれると、利益が生み出せなくなり赤字になる可能性を含んでいるのではないかと感じます。

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