2013年1月16日水曜日

パワコンの保証

パワーコンディショナー。私はインバータという方がしっくりします。機能は、直流を交流に変換します。太陽電池は直流です。この時の周波数は0です。これを電力会社と同じ周波数50/60Hzにします。電気の周波数を変換する装置です。周波数は系統を検知して自動的にコントロールしているます。
この機能は色々な設備に応用されているので、インバータ制御という言葉は耳にしたことが有ると思います。で、これがどういうことをやっているかというと、きめ細やかな制御をするという風に説明されてよくわからないと思います。
例えば、家庭用の電気製品の仕様書を見ると50HZで**Wとか60Hzで**Wという風に表記されていると思います。ここで注目は50Hzと60Hzでは数値が違います。60Hzの方が2割高いということです。つまり、周波数が高いとそれだけ能力が高くなります。周波数が低いとそれに比例する訳です。負荷が高い時は周波数を上げ、負荷の低い時は周波数を下げてきめ細やかな制御をしているということになります。
パワコンにはメーカー保証が1年ついています。保証の最初の日というのは、発電を開始した日ではなく、パワコンが納入された日からという風になっています。これは、パワコンは受け渡しを持って所有権がユーザーに移転するからです。ですので、送電開始日が極端に遅れると保証も短くなってしまいます。
パワコンの保証は1年ですが、期待寿命は10年以上と説明されています。産業用はデザインは無骨ですが、家庭用のような柔さはないのではないかと思います。家庭用は、10年保証になっています。安心の様な気がしますが、余分な保証料が価格に入っていることになります。とはいえ、60万円以上もするパワコンが壊れたら一大事です。そこで、9年の延長保証を受けることも出来ます。安川だとPV1000 (10KW)で5万円/台、新電元で15万円/台となっています。この価格は、10年故障することはないというメーカーの自信が感じられます。私は、延長保証に入っていません。壊れたらその時に対応するというスタンスです。そのために、売電収入を飲み食いに全て使うのではなく、修繕積み立てをするという方針です。保証といっても、壊れてから修理完了するまでの、売電の機会損失は対象外になっています。
家庭用の室内用のパワコンを使って野立てで設置する場合、保護ケースが必要になります。熱がこもるので換気扇も必要ではないでしょうか?機種によっては接続箱。これらが必要になってきます。産業用の物だとこれらが要らないので設置が楽です。直射日光を避けるため、太陽電池の下に設置するのが一般的です。
第0発電所は、シャープ製で設置後8年で1度パワコンが壊れて無償で交換してもらっています。それから10年経ちましたが、まだ壊れていません。そろそろでしょうか?設置当時は1台100万円したのが、故障交換時は35万円、今だと20万円以下という風に値段が下がって来ております。

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