2013年1月3日木曜日

ソーラーフロンティアとの比較

他の事業者が私たちよりも1ヶ月遅れで農地転用申請してソーラー設置しています。
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/conference/files/rid00854/gijiroku2410.pdf
この方は、茶畑だった所に140Wパネル348枚、規模48.72KWで設置しました。既に発電を開始しているそうです。
完成が早かったのは、茶畑で埋め立ての必要がなかったのと規模が小さかったからです。
50KW程度なら1ヶ月程度で完成します。
メーカーはソーラーフロンティアの製品になります。
http://www.solar-frontier.com/jpn/news/2012/C007975.html
特徴として、国産パネル、家庭用のパワコンということになります。
単相100Vでの低圧系統連係になります。
ソーラーフロンティアのパネルは、発電量が結晶系のパネルよりも10%多いのが長所になります。国産というのもポイントです。
短所としては、
1:発電効率が劣る→設置面積が多く要る。
2:重い→普通の結晶系の1.5倍くらい。
3:高い→44万円=KWで、償却に10年くらい掛かる。
4:パック商品なので小回りが利かない。(パネルは145W固定)
5:結晶系と比べて電圧が高いので別途接続箱が必要。
6:250-300Wが主流の結晶系と比べて半分の出力なので、配線工事など手間がかかる。
50KW設置で総額2200-2300万円くらいではないかと想像します。
静岡県の事業者向けの補助金の応募状況によると、規模20KWで、KW=40万円が平均だそうです。国の価格算定委員会だと32.5万円とされています。

一方、私たちの設備は
中国製パネル 270Wパネル180枚、規模48.6KW。(これを5設備)
パワコンは産業用10KW(安川電機)で3相200Vでの低圧系統連係になります。
償却は6年くらいと想定しています。
ソーラーは投資物件になりますので、不沈空母を作ると償却が遅れます。
目的をはっきりさせないと儲かるものも儲かりません。
設置費用以外に掛かるのは、造成費用とフェンスなどの付帯費用です。
農地が区画整理などで税金投入されていると、転用にあたって返還しなくてはいけません。
系統連係費用も自己負担になります。電柱が近くにないとか抑制対策など系統連係費用が巨額になる場合もあり、こういったことを考慮しないと、事業として成り立たなくなって社会貢献事業になってしまう恐れもあります。

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