2013年3月24日日曜日

サンテック 倒産

サンテックのパネルでソーラーやっている人結構いると思うが、サンテックが3/20に倒産したというニュースが流れた。日本でのシェア5%。サンテック関連の企業としてはヨカソルがある。ここも倒産している。
一方、サンテックの日本法人はリリースを出している。
http://www.suntech-power.co.jp/news/pdf/20130321.pdf
実質的に国有化された様なものなので安心して欲しいという内容だ。GMの様に再建が出来るか?
日経等にも出ているが、再建がうまくいかなかった場合、25年保証をうたっている保証等は受けることが出来なくなる。パネル自体は腐る物ではないのでそれほどこだわる物ではないと考えているが.....
サンテックは世界1のパネルメーカーだが、今のパネル業界の内情は非常に厳しいということになる。こういうことが出ると、やはり国産でないとという話が出てくると思うが、シャープだって今倒産の瀬戸際にいるのを忘れてもらっては困る。先に出たヨカソルは国産メーカーだ。
中国製のパネルは国産よりも安いので設置コストを抑えるのに有効だ。これから設置を始める浜松市で500KWクラスの発電所は当初シャープにしようと考えていたが、サンテックにしたことで30%費用を低減出来たとのことだ。こちらも影響を受けるのではなかろうか?
今までの設置状況だと、メガソーラーのような物件ほど外国産のパネルを使用する方向になって来ている。しかし、一部は国産のパネルを使用した物も有る。理由は、融資の条件が国産パネル使用となっているためだ。今回のサンテック倒産で融資の条件が国産パネルでないとだめという条件が出ないことを願うのみだ。
設備認定では、メンテナンス体制がしっかりしていることが条件で、故障しても3ヶ月以内に修理が可能であることが条件とされている。国としても電力を安定的に確保する観点からそれを求めている。
倒産したメーカといっても事業継続になる場合も多いので、それほど悲観することはないと思う。私自身、ソリンドラに非常に興味が有ったのだが、ここは継続出来なかった。理由は、パネル価格が高すぎたということだ。パネルが安いと設置者に取ってはメリットが大きいが、メーカーに取っては赤字の積み上げになってしまう。利益が出ないのでは事業継続は出来ない。
サンテックユーザーには申し訳ないが、ここが、事業継続出来ない場合、パネル業界は恩恵を受けるのではないか?パネルの供給が絞られることにより価格が改善するからだ。
皮肉なことにソーラーで潤っているのは、投資側だけというのが現状である。

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