2013年11月17日日曜日

影の影響

ソーラーは日陰だと影響を受けます。しかし、日陰になると全く発電しないという訳ではありません。曇であっても発電する事からも明らかです。とはいえ日陰=発電0という先入観はなかなか拭いきれる物ではありません。
照度計をお持ちの方だと分かりますが、日陰であっても、反射光や散乱光が入るためにそこそこの照度は確保出来ます。ですので、周りに障害物があっても影響は限定的です。もちろん無いに越したことはありません。
日影になる所には設置しないとすると土地コストが上昇してきます。朝夕の一時期であれば、影響は数%に収まります。
例えば、東西面にパネルを設置すると効率は南面の85%となります。朝夕に影響を受けてもそんな物です。影は太陽高度により変化しますので、日陰部分は全てではなく、一部分となりますので影響はさらに小さくなってきます。
下記画像は当社自社発電所における設置前の机上計算です。
南面には木、東面には建物があります。影の影響を考えて控えて設置します。
建物の高さは15m、木は10mになります。当然、空けて設置しますがこの前提条件で試算をすると2%影響を受けます。
一番影の影響を受ける冬期はそもそも発電量が少ないので、影の影響を受けたとしても年間で見ると限定的になります。冬期ではなくそれ以外の季節で取り返すという戦略というか度胸が必要になります。予想以上に下ブレしてもいいような財務基盤は必要になります。ご利用は計画的にという事です。


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