2015年3月10日火曜日

ソーラー法人のふるさと納税

話題になっているふるさと納税です。1万円の寄付でコメ20Kgのお礼で有名な長野県阿南町の場合、米の仕入れなどの経費が90%で、町に入った純益は10%のようです。残りは、地元の農業や産業への振興に使うとのことです。
http://www.town.anan.nagano.jp/tyosei/cat7/000708.html

法人の場合は、寄付金額全額が損金になります。上限はありません。節税は、法人税と住民税分になります。実効税率40%だと、1万円の寄付で4000円の減税になります。個人のように、2000円の負担でという制度にはなっておりません。
自治体によっては、個人のみだけお礼を出すところがあります。法人は、お礼の多少にかかわらず、所得として計上をしないといけないです。(個人は20万以上)
還元率50%として5000円のお礼をもらおうとすると、法人負担は8000円になってしまいます。個人ほどはメリットが少ないということから、あまり話題にもならないのかもしれません。ソーラーで儲けすぎたので、社会に貢献したいという企業向けでしょう。
こういった寄付は、本来は損得を抜きにして、地元を応援したいとか恩返しという善意で成り立っています。ソーラー設置も色々なインセンティブが働いています。地球の温暖化防止に貢献ということでやっている人は、殆どいないのと同じような感じかもしれません。だから動機が不純であると一律に切り捨てるのは、了見が狭いと思います。

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