2013年5月25日土曜日

発電効率向上の試み その4 コスト

リフレクタを設置するとフレーム、金具、ビス、シートなどの材料費が掛かる。50KW分で25万円ほど。作業時間は約20時間。50KW分の売電年間225万円として2%効率向上だと5万円の増収。ということは約5年強で回収ということになるが、人件費が入っていない。
こんなに費用を掛かけて、効率向上分が少ないからやるのはちょっとということになるのだろうか?シートも汚れや破れがあればその都度更新が必要になる。こういったことが出来るのは売電収入があるからだ。発電所の所長様が暇で、意欲があればというレベルになる。やるかどうかはこういった遊び心をくすぐり、喜びがあるかどうか。それなら、天気が晴れるようにお祈りをしていた方がずっといいような気もする。
確実に発電アップを考えるのであれば、パネルの増設だ。例えば、12KW=278.5万を14.4KW=315万にした場合、4セット購入で146万で約20%、9.6KWのアップとなる。KW=15.2万円だ。効率2%アップのリフレクタだとKW=25万円となるのでパネル増設の方が有利である。アップ率5%以上だと同等ということになる。欠点は土地が必要であるのとこの場合なら初めから設置する必要があることだ。
地面の草対策として防草シートを検討されているのであれば、アルミシートか白い防草シートを敷くことで反射光を取り込むことが出来るかも知れない。これだと1石2鳥になる。これなら、パフォーマンスが低くても乗れるのではないだろうか?
反射光、散乱光関連としてエネルギーファームという会社から発電効率を上げる反射シートが発表されている。
http://www.energy-f.com/sun.html
資料
http://prw.kyodonews.jp/prwfile/release/M101418/201210227764/_prw_OA1fl_XOoh4CO8.pdf
これらからすると、朝夕の方が効果があるというものだ。正午頃だと寄与分が無いようだ。正午頃が一番反射が多いと思っていたので、ちょっとこれにはショックだ。
そもそも朝夕は日照が弱いのでそれほど発電には寄与しないと考えていた。太陽の角度が浅い場合の方が光を有効に取り込むことが出来る。
今くらいの時期だと、日の出、日の入りまでの1時間の発電量は1日の内1%。朝夕で2%。各2時間になると4%ずつなので合計8%。つまり、山の影響で日の出(?)が朝8時で日の入り(?)が夕方4時という場合は50KWシステムだと約25KWh位の発電量が影響を受ける。正午頃の発電量だと30分強程度の発電量である。
また、電柱などの影が掛かる場合、散乱光は回り込むので影をぼやけた感じにして影響を少なくすることが出来る。
これまで晴天続きでしたが、月末に掛けて天気の悪い日が続きそうです。もう梅雨入りを暗示するような天候だ。こういった時こそリフレクタが効果を発揮するのではないかと期待したくなります。暫くは発電量を注視していきたいと思います。
角度を変えるとか材質を変えることでパフォーマンスが変わるかも知れないので、こちらも並行して進めたいと思います。

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