2013年6月4日火曜日

発電量 陰による影響

山間地にソーラー設置すると影の影響を受ける。どれくらいの影響を受けるのか質問を受けました。
ある日(快晴)の発電量のグラフです。今くらいの時期だと、日の出、日の入りまでの1時間の発電量は1日の内1%です。朝夕で2%です。各2時間になると4%ずつなので合計8%ということになります。つまり、山の影響で日の出(?)が朝8時で日の入り(?)が夕方4時という場合は50KWシステムだと約25KWh位が影響を受けるということになります。とはいえ、影になったからといって発電が0になる訳ではないです。ですのでこれよりも少し少なくなると思います。
そもそも朝夕は日照が弱いのでそれほど影響が無いということになります。ただし、冬期になると1日の日照時間が短くなるので、相対的に影響は大きくなります。
当方の発電所の特性上、正午頃は発電量がカットされます。カット量はわずかな量なので、大損したと大騒ぎするほどではないです。パワコンの稼働率からすると遊んでいる部分は少なくなります。安川のパワコンは効率95%、発電量が少ないと効率も低くなります。快晴時でない時は発電量のカットがありませんので、無駄無く電気になっています。

大規模な敷地の中央に小さなものを一つという場合ならともかく、1年を通して影の影響を受けないという土地はまず無いといってもいいのではないでしょうか?なにかしら、山や木、電柱、電線。建物の影になったりします。こういう大事なことは、設置してから気がつくこともあります。
ソーラー設置するなら市街化調整区域のような建物の建たない所や農地などに設置するのがいいと思います。農地はそもそも日当りがいい場所が多いので。
今回、農水省がソーラーシェアリング解禁の通知を出しましたが、それよりも前に農地へのソーラー設置の通知を出しております。それによれば、場所によっては農地でも地上型のものを設置することが出来るとされています。ここがミソということになります。
山林に設置する方法もありますが、森林法などを研究しないとまずいことも起こります。無許可での開発行為は現状復帰を求められることがあるからです。
浜松市においては条例で500m2以上でも届け出が必要になりました。しかし、浜松市はソーラー日本1を目指しているはずが、水を差すような規制をするというのも理解に苦しみます。

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