2013年6月9日日曜日

電気メーターの精度

売電、買電メーターが設置されて、そこを電気が通ることで計量されていく。
太陽電池で発電された電気はパワコンを通ることで直流が交流に変換される。この時のロスは5%。
電気メーターは計量法に基づいているので精度が決まっていてプラスマイナス2%以内と決まっている。10年に一度は校正をしないといけないように決まっている。でも、パワコンの数値は計量法に基づいていないので正確さは分からない。校正もしないのではないか?
EMSでの計測方法は、パワコンの出力を見るもの、電流センサで計測するものがある。どちらも計量法とは別なので、精度はどうか分からないということだ。だから、モニタでは今月どれくらい発電したので、概算金額と検針の差異が出る場合がある。この場合は、計量器が正しいのであってパワコンに誤差があることになる。だから、その誤差を予め織り込むことが大切になる。実際には、パワコンだけが悪者ではない。配線であり、絶縁トランスもロスの原因たりうる。シャープの説明では配線で10%ロスが出るとも。
仮にロスが無いとして、100送電したのに売電メーターは98としてカウントされるのか?それとも102としてカウントされるのか?98と102では、4%違ってくる。50KWクラスだと年間10万円にもなる金額だ。これは大きい。だが、差異があっても公差内なので異常なしということになっている。それなら102になるような計器にあたりたい。私の所は実際にはどうなのか?今まで気にしたことが無かったので、よくわからない。
そこで、実際に計量された電気メーターの数字を調べてみる。当方の第2発電量、4月が5920KW、5月が8214KW。第3発電量、4月が5919KW、5月が8208KW。ということで最大でも0.07%しか違っていない。誤差の範囲内に収まっているので問題なしだ。同じ設備なので当たり前とはいえ、影になったりすることもあり全く同じ条件ではないのだが、どちらもほとんど同じように発電をしているということになる。
このように、同じ設備が複数有って比較するのであれば分かりやすいといえる。ソーラーパネルの出力の誤差+3%と表示されている。だから100だったり103であっても正常なのだ。ばらついて当たり前なのだ。むしろ、バラツキが無いという方が不安のような気がするから不思議である。

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