2013年2月17日日曜日

影の影響

新しい発電所群だが、一番前のものは一日中影の影響がないといえる。敷地の関係上、間隔が1.5m/2.0mとなったので、後ろのアレイは影になる部分が出てくる。もうこうなると発電しなくて終わりだなんて悲観したくなるが、実際はどうなのか?
2月1日から15日までのデータで検証をする。最適な条件はほぼ1日、日が当たる。他のものは前のアレイの影や、電柱の影の影響が有るものである。これでみると、最適が日当り156KW/日に対して最悪が154KW/日でその差は1%に過ぎ無い。影になると全く発電をしなくなる訳ではないのだ。
2月16日において朝から11時30分までの発電量は最適121KW、最悪118KWでほぼ同じような数値になっている。この差は、ちりが積もればで考えると年間2.5万円、20年で50万円になってくる。ただし、この差は冬期の数字であって、夏場になると太陽は高くなるので、差は縮むと予想される。しかし、それだけのために、広大な土地を犠牲にする必要が有るのかどうか?影にならないようにパネルを設置した場合と多少犠牲にした場合だと土地の収益性が違ってくる。土地もリソースなのだ。
例えば、3000m2なら250KWは標準的な配置となる。間隔を狭めると285-300KWまで何とかいけるのではないか。285KWと仮定して、仮に2%の影の影響が出るとすると総収入は11%上がることになる。影の影響といっても、冬のようなあまり期待出来ない季節に影響は顕著で、春以降条件が良くなっていく時では影響が少なくなっていく。
これまで影の影響におびえていたが、実際に計測してみるとそれほどではなかった。これからも計測を続けていきたいと思う。
画像:上は、ほぼ影の影響がない最適状態。
下は、アレイやポール、電柱の影の影響を受ける。アレイの影響は朝夕などに顕著となるが、幸いなことにこの時は日射が弱いので影響は少ない。日中になると影の影響が無くなっていく。

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