2013年2月20日水曜日

今時分の日射量

結晶系の太陽電池の特性として、夏になると温度が上がると発電効率が落ちる。配線や変換効率のためさらに落ちて夏はパネルの70%位と説明されていた。
パネルの性能表示にも温度25度AM1.5の時という表示が有る。AMとはエアーマスといって空気の層の厚さのことで、赤道だとAM1.0になる。朝日や夕日の日射が低いのは空気の層が厚いためだ。パネル1m2に1KWの日射量というのは太陽高度43度くらいの時で、これは2月中旬/10月中旬の正午ころに相当する。だから、今頃の日射の強さが相当する。一日の日射量の平均が今の時期くらいにも相当する。今後は強くなっていくのでそれなりに期待出来る。
上記の計算でいえば、第2の場合ならパネル12.15KWなら12.15KWでてもいいのだが、角度20度、配線等のロスで11.2KWくらいまで発電する。これがパワコンに入り、変換されると10.6KWになる。パワコン10KWなのにどうしてということになるのだが、パワコンは出力制限を電流でしている。系統電圧以上に電圧を上げないと送電出来ない。出力が高くなると必然的に送電圧が上がってくる。電力は電圧と電流を掛けたものになるので10KWを超えてしまうのだ。第2の場合はこのまま電力メーターにいくが、第1は絶縁トランスを通っていくので、ここでロスが出ているのでパネル容量と比例しないということも考えられる。
ともかく、中国製のパネルであってもよく発電する。第0の国産パネルの方が見劣りするくらいだ。

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