2015年6月15日月曜日

過積載率による差異 2

過積載率による発電効率を見ると、枚数が多くなると効率が下がっています。ピークカットによるものと思っていたのですが、曇りなどでピークカットが起きない日で見てみてもやはり関係がないようです。
例えば、パネル1枚で150W発電している場合。10枚なら1500Wですが、11枚にすると1650Wではなく2%くらい低い1620W程度しか発電をしていません。
パネルを多くすることで抵抗が上がってしまうことによるものなのか?
製造工程のラインなどで、1人作業と2人作業では、2人作業はオーバーラップの無駄が出るので、出来高が2倍にはなりません。これと同じようなことが起こっているのでしょうか?
パネルには最適な発電条件がありますが、過積載することで最適条件にならない効率の悪い発電をしているのでしょうか?パネルには、最適な電圧と電流があり、この時が最高の出力が出ます。しかし、過積載すると、最適なポイントでの発電ではなくなってしまいます。例えば、パワコン2KW、300Wパネル10枚接続とすると、最高でもパネル定格の70%でしか発電しないことになります。
過積載はそもそも効率よりも量を目的とした仕組みなので、効率向上を目指すのは方向が違っているともいえると思います。奥が深いというか一筋縄にいかないというか難しいと感じます。まあ、つべこべ言わずに過積載です。

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