2015年6月13日土曜日

13000円のものを500万円で買いますか?

怪しげな骨董品でありそうな話です。偽物が多いので素人の手出しは厳禁です。実はこの話は、骨董品ではなくてソーラー用地です。ある人が原野をソーラー用に買ったのですが、登記時に評価を確認してわかったそうです。高いでしょうか?
私が買った土地にしても、評価額は10万円くらいというものもあります。土地からどれくらいの収益が上がるか考えると妥当ではないかと思います。
低圧で考えると、坪1万円で大体1年分の売電収入に相当します。造成等を含め土地費用が坪2万円だと、FITは残り18年ということになってしまいます。土地費用が高いと事業性が圧迫されます。設備費5年分で、正味13年ということになります。
以前、原野商法ということで問題になりましたが、この場合は値上がり益を期待するということでした。実際にはそんなことはありえない話で、詐欺でした。
安い評価の土地を高く買った場合、含み損を抱えることになりますし、逆だと含み益を抱えることになります。
融資を受けるということで考えると、含み益が担保になります。含み損の場合は、保有のための固定資産税が安くなります。どちらがいいのかはなんともいえません。
相続税は土地の場合は路線価か倍率評価になります。ソーラーやるところは倍率評価が多いのではないかと思います。私が買った評価10万円の土地でも、倍率評価となると200万円になります。簿価(買った値段)での評価ではないので、有利になる場合もあります。
土地は減価しないということで、設備のような減価償却がありません。今後ソーラー廃業するなどの時に売却することになることが想定されますが、セカンダリー市場がどうかということが気になります。

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