2015年6月18日木曜日

電力会社の送配電部門分社 改正電事法が成立へ

来年から実施される電力の完全自由化に向けて法律が成立しました。来年4月からは、電気を自分の好きなところから購入できるようになります。法律では認められても、電力の小売業者が市場参入できないような環境になりつつあります。結局、大手電力会社の独占は変わらないのかもしれません。
PPSなどはFIT価格に上乗せプレミアムをつけて買取をしています。そのおかげで、50KWクラスだと65000円から100000円位の増収となりそうです。ちょっとしたこずかいです。
しかし日経新聞の記事で、ある業者が1億円もの転売差益を得ていたという問題が表面化して、その対応を検討していて固まりつつあります。方向としてはプレミアムがなくなるような感じです。すぐに廃止すると問題があるとして、5年間に限り、激変緩和措置を取るような意向のようです。
ようですとしたのは、まだ決定していないからです。電力売買の市場は、全電力の1%くらいしかなく、そこの価格を基準にするのは個人的には不適当ではないかと感じます。しかし、原油の価格もWTIという少量生産されるところの市場価格が基準になっていますので、前例のないことではないともいえると思います。ソーラー事業者の立場とは相反する関係かもしれません。
私たちのような事業者は、FITで最大限の努力をするべきという委員会の意見からも風当たりの強さを感じます。ソーラーは何をやっても逆風状態です。唯一ともいうべき上乗せプレミアムが、5年間は執行猶予状態。先送りしたことで、環境が好転することを期待して、5年後に敗者復活戦があることを願っております。
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shoene_shinene/shin_ene/kaitoriseido_wg/006_haifu.html

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