2015年6月6日土曜日

仰角による発電量の差異

監視装置があり、発電量が記録できると何かと便利です。それを使わないことには勿体無いと思います。
春以降、高角度のパネルの発電量が少し落ちてきているのは感じていました。当発電所のシステムでどれくらいなのか調べてみました。
今年の1月から5月の比較です。パネルの角度10度と30度で、パネルは、多結晶300W10枚になります。パワコンは2KW相当です。ピークカットが発生しています。
1年を通してないですが、年間の予想だと、仰角30度の方が4.1%多くなる見込みです。
春分から秋分までは10度が有利で、それ以外は30度が有利ということになりそうです。ただし、冬季は発電量自体が少なくなりますので、率的には負けても量的にはそれほど負けないということになると思います。
角度可変でもないと、一度設置した角度は変えることができません。最適な角度はどうなのでしょうか?
過積載だと、ピークカット時の発電量は変わりませんが、それ以外で差がついてきます。
(画像下は2015.5.1の発電量。緑が30度、橙が10度)
仮に72KWシステムにした場合、30度だと75KW相当になるということになります。
発電量の差は低圧にすれば年間4230KWになり16万円余り(36円案件)、20年で320万円の差になります。
しかし、設置面積になると、10度に対して30度は約50%多く必要になります。発電量だけでなくいろいろなファクターも絡んできますので、ベストチョイスの答えは出ないということになりますね。

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